初心者がVRMMOをやります(仮)
二者択一(?)
イッセンは今回のLVあげに関して、カナリアに二択を迫った。
通常フィールドで素材集めをしながらゆっくりLVを上げる方法と、まったく素材の出ない特殊フィールドを展開させ、パワーレベリング方式でLVを上げる方法。
カナリアが選んだのは前者だった。
「……素材欲しいもん」
あれだけあってまだ欲しいんだ。リリアーヌが感心したように呟いていた。
「いくらあっても足りないの」
「足りないと思うなら、自分で取りに行きなよ」
イッセンの突っ込みにカナリアが言葉に詰まっていた。
「……だって」
素材取りに行く暇があるなら、新しいアイディア考えていたほうが楽しいんだもん。
その呟きを拾ってしまったイッセンとリリアーヌは何とも言えない顔をしてた。
ちなみに、本日は騎乗モンスターを使い地上を移動する。
カナリアは駱駝だが、イッセンとリリアーヌは道産子型の馬だった。
「……なんで?」
「道産子型って走った時に重心がずれないんだ。最悪弓でモンスター狙うにしても狙いやすい」
「へぇぇ」
「で、美玖はどうして駱駝? 高かったでしょ」
「うん。でもどこでも一定のスピードで走るし。素材取りに行くのに砂漠に行くときもあるし」
どこまでも基準は素材なカナリアである。
「あとはジャッジさんと車やバイクで移動したりもするよ」
「車!? 車にバイクもあるの?」
イッセンが驚いていた。
「どこのゲームにもある……」
「わけないでしょ。だったらみんなで仲良く車移動でもよかったか」
「いっくん、それだと美玖ちゃんのLVあげが難しい」
「それもそっか。まぁ、ゆっくりと移動するから色々狩れるしね」
何となく含みのある言い方にカナリアは少しばかり嫌な予感がした。
そして、その予感は当たることになる。
「いっくんの意地悪ーーー!!」
「頑張って倒そうねー! それが終わったら採取していいから」
「りりちゃんまで酷い!!」
カナリアの後ろでのほほんとイッセンとリリアーヌがお茶をしていた。
「自分たちの欲しいものはないから」ということで二人は戦闘に入ってこない。「ほしいものがあるなら、自分で頑張れ」と言わんばかりに放置である。
「ふぇぇぇ」
通常フィールドで素材集めをしながらゆっくりLVを上げる方法と、まったく素材の出ない特殊フィールドを展開させ、パワーレベリング方式でLVを上げる方法。
カナリアが選んだのは前者だった。
「……素材欲しいもん」
あれだけあってまだ欲しいんだ。リリアーヌが感心したように呟いていた。
「いくらあっても足りないの」
「足りないと思うなら、自分で取りに行きなよ」
イッセンの突っ込みにカナリアが言葉に詰まっていた。
「……だって」
素材取りに行く暇があるなら、新しいアイディア考えていたほうが楽しいんだもん。
その呟きを拾ってしまったイッセンとリリアーヌは何とも言えない顔をしてた。
ちなみに、本日は騎乗モンスターを使い地上を移動する。
カナリアは駱駝だが、イッセンとリリアーヌは道産子型の馬だった。
「……なんで?」
「道産子型って走った時に重心がずれないんだ。最悪弓でモンスター狙うにしても狙いやすい」
「へぇぇ」
「で、美玖はどうして駱駝? 高かったでしょ」
「うん。でもどこでも一定のスピードで走るし。素材取りに行くのに砂漠に行くときもあるし」
どこまでも基準は素材なカナリアである。
「あとはジャッジさんと車やバイクで移動したりもするよ」
「車!? 車にバイクもあるの?」
イッセンが驚いていた。
「どこのゲームにもある……」
「わけないでしょ。だったらみんなで仲良く車移動でもよかったか」
「いっくん、それだと美玖ちゃんのLVあげが難しい」
「それもそっか。まぁ、ゆっくりと移動するから色々狩れるしね」
何となく含みのある言い方にカナリアは少しばかり嫌な予感がした。
そして、その予感は当たることになる。
「いっくんの意地悪ーーー!!」
「頑張って倒そうねー! それが終わったら採取していいから」
「りりちゃんまで酷い!!」
カナリアの後ろでのほほんとイッセンとリリアーヌがお茶をしていた。
「自分たちの欲しいものはないから」ということで二人は戦闘に入ってこない。「ほしいものがあるなら、自分で頑張れ」と言わんばかりに放置である。
「ふぇぇぇ」
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