初心者がVRMMOをやります(仮)
変更後クエスト 4
砦内で態勢を整え終えたメンバーから順にクエストへ再度参加していく。
特殊錬金を使える二人と薬師は再度調合をするために残る。
その間、ジャッジとタカは大砲でボスらしきモンスターを駆逐していく。
「攻防」クエストは、ダンジョンボスとは違う、特殊ボスを退却させるか、規定時間防衛すればクエスト成功となる。
そして、このクエストのためだけに設けられたレイドのガイドラインが、「マキシムレイド」とも言われているくらいなのだ。
それをこの人数でやるというのが間違いだったのだが。
「……マキシムよりも豪華だねぇ」
前線に出た、誰かがぼそりと呟いていた。
上空にいる翼竜たちはプレイヤーを傷つけることなく、モンスターを倒していく。
倒しきれない部分を、プレイヤーが倒しているのが現状だ。
「メルだって頑張れるんだもん!」
必死になってメルが応戦しようとしているのを、優しくユーリが止めていた。
「メルちゃんは頑張りました。あとひといきですから、私を手伝ってくれませんか?」
「何をするといいのだ?」
「ふふふ。私の愛しい旦那様の言うことを聞いて、動いて欲しいのです」
「ユーリの旦那様というと、ディッチか! 分かった! ついでにジャスティスを悩殺できる方法も聞いてくる!」
そう言って元気に後衛へと向かっていく。
「……ユーリ先輩」
「何でしょう?」
「メルに『悩殺』なんて言葉教えました?」
「あ、あたしが教えた」
「レット、あんたか!!」
さらりと爆弾発言をかましたスカーレットの背中を思いっきりジャスティスは蹴り上げ、モンスターの群れの中に放り込んだ。
「次は色仕掛けとか教えてやるっ!!」
「これは十八禁ゲームじゃねぇ!」
「あらあら、相変わらず仲がいいですわねぇ」
そんなことをユーリがのほほんと言うが、翼竜の群れに押し倒されかけたことのあるジャスティスとしては、そんな言葉で済まされない。
頼むから、NPCやクエスト以外でモンスターに押し倒されるのも「禁止」にして欲しいと、ジャスティスは思ってしまう。
勿論、そんな贅沢な悩みはジャスティス以外持ち合わせていないことなど、綺麗さっぱりと忘れているのだった。
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