初心者がVRMMOをやります(仮)
レイド戦の準備
レイドが初めて、とカナリアが言った瞬間、周囲からは総突っ込みが入った。最低でも二度ほどやっているだろうと。
「やりましたっけ?」
「一応ユニと会ったのもレイドだぞ。別名『兎レイド』。もう一度はトールたちがわざと起こした緊急クエストから、レイドになったやつ」
「!! そういえばそうでした」
行き先が行き先のため、それぞれが飛行モンスターを騎獣にして、行くことになる。
カナリアは、ジャッジの操るグリフォンに乗る予定だ。グリフォンも喜んでいるそぶりを見せているので大丈夫だろう。
「巫女、我に乗らないなんて酷い」
ユニが恨めしそうに言う。
「でも、ユニちゃんとアルちゃんには大切な用事をお願いしたでしょ?」
「そうだが……」
しょんぼりとするユニの姿が可愛いと思ってしまう、カナリアだ。
ちなみに、ユニとアルテミスがする仕事は、アイテムの運搬である。ギルド戦がどれ位かかるか分からない時には、一人運搬要員を用意しておく場合もあるのだという。今回はパーティの意志をあっという間に知って動く、ユニという存在があるためその要員はいない。
「ジャッジさんっ!」
いつもと同じにしか見えない服装だが、レイド戦用、パーティ戦用と分かれているということを最近になって知った。
「遅くなりましたっ」
その言葉にジャッジが笑い、軽くカナリアの頭を撫でてくる。
そしてグリフォンに鞍をつけるため離れたところで、カナリアは鞄から食べ物を出す。
「グリちゃん、今日はよろしくね」
そう言うとグリフォンは喜んで食べ、一声啼いていた。
ギルド本拠地に着くと、どうやら最後がカナリアとジャッジだったようであっという間に作戦会議に入った。
「とりあえずパーティは二つに分ける。メインとなる人物には俺とカナリア君。で、俺のほうにユーリ、カナリア君のほうにジャッジとジャス。ここまでは決定。そのあとだが……」
「俺もジャッジの方がいいだろうな。魔法剣を使う時もあるかもしれないと考えると」
「ん。だとカナリア君のほうに、ジャッジ、ジャス、ディス。これで四人だな。残り二人……」
「あたし……」
「俺と親父で。ジャッジとジャスがいるって辺りで、火力メインになるだろうし」
スカーレットが立候補しようとしたのを見事無視して、ユウが言う。
「了解。だと、カナリア君のほうはジャッジ、ジャス、ディス、タカさんにユウ……か」
少しばかり複雑そうな顔をディッチがしていた。
「今回の依頼はレイド戦ありきのものだ。名前は『オークゴブリン軍団の殲滅』何回かやっているだろうが、十中八九レイド戦になる」
その言葉に、カナリア以外が頷く。
見るからにカナリア以外は何度か受けているようだ。
「とりあえずオークゴブ、ボスが五体いるからな。油断しないように」
鞄にたくさんの食料を詰め込んで、カナリアはレイドへと向かった。
「やりましたっけ?」
「一応ユニと会ったのもレイドだぞ。別名『兎レイド』。もう一度はトールたちがわざと起こした緊急クエストから、レイドになったやつ」
「!! そういえばそうでした」
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カナリアは、ジャッジの操るグリフォンに乗る予定だ。グリフォンも喜んでいるそぶりを見せているので大丈夫だろう。
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ちなみに、ユニとアルテミスがする仕事は、アイテムの運搬である。ギルド戦がどれ位かかるか分からない時には、一人運搬要員を用意しておく場合もあるのだという。今回はパーティの意志をあっという間に知って動く、ユニという存在があるためその要員はいない。
「ジャッジさんっ!」
いつもと同じにしか見えない服装だが、レイド戦用、パーティ戦用と分かれているということを最近になって知った。
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そしてグリフォンに鞍をつけるため離れたところで、カナリアは鞄から食べ物を出す。
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そう言うとグリフォンは喜んで食べ、一声啼いていた。
ギルド本拠地に着くと、どうやら最後がカナリアとジャッジだったようであっという間に作戦会議に入った。
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「俺もジャッジの方がいいだろうな。魔法剣を使う時もあるかもしれないと考えると」
「ん。だとカナリア君のほうに、ジャッジ、ジャス、ディス。これで四人だな。残り二人……」
「あたし……」
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スカーレットが立候補しようとしたのを見事無視して、ユウが言う。
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