初心者がVRMMOをやります(仮)
サポート??
オークゴブリンの皮が加工した状態でカナリアの手元に来たので、久方ぶりに作業に取り掛かった。
それにしても、薄くて丈夫である。カナリアが加工するよりも段違いである。そしてその皮をジャスティスに少しばかり譲ったところ、レザープレートを作っていた。
「今までよりも防御力が上がってるな。……討伐クエストに力を入れるか」
「……ふぇ?」
「こいつはあまり流通しないからな。流通させるにはオークゴブリンを大量に討伐するしかないだろうが」
すっかり忘れていたが、その通りだ。小人たちでないとこの加工は出来ないのだ。そして、小人たちの最優先は鞄。余ったものが少しだけ流通しているのだ。
今回の場合、前回のクエスト報酬として届けられたものだ。
加工された肉はかなり出回るようになり、NPCの間でも食されるようになっているらしい。
そのレシピのほとんどをセバスチャンが開発しているというのが現状ではあるのだが。
ちなみにセバスチャンが開発したレシピは小人たちにも好評で、加工された肉を納品に来たはずの小人たちがその料理を報酬として貰っていくこともあるくらいである。
「で、カナリアは何を作ってんだ?」
「えっと、レザークラフト? と呼ばれるものらしいです。小人さんに扱い方教えてもらったので」
「俺にも教えてくれ!!」
凄い勢いで頼まれた。
イッセンとリリアーヌに頼まれたアクセサリー類を作り終わり、思わずいつもの癖で机に突っ伏した。
「根つめすぎだぞ」
そんなカナリアの頭をジャッジが優しく撫でてきた。
この行為は昔から変わらない。それがカナリアには嬉しく思える。
「イッセンとリリアーヌからの伝言。桃源郷クエストの時、倉庫にいて欲しいんだと。時々アドバイスが欲しいらしい」
「いっくんとりりちゃんに出来るアドバイスなんてないと思いますけど」
「まぁ、いてやれ。ついでにセバス製の飯を常時ストックしてやれ」
「ママン様からも大量のお薬をいただいております。これ位あれば何とかなるのではないでしょうか」
クリアできなかったり、一度でもリタイアすると二度と挑戦できないクエストらしく、念には念を入れるということだった。
「分かりました。とりやすいようにしておきます」
ついでにアクセサリーも並べておくか、そんなことをカナリアは思った。
そんな準備をしながら、こういうサポートも悪くないとカナリアは思った。
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