吸血鬼転生者は異世界で好きなように過ごすようです

折紙ヨウ

初めての友達

「ふぁ〜」
「随分と眠たそうだねルーシー」
「昨日はルーラッハの手伝いをしてたから疲れたよ~。シャロいーやーしーてー」
「はいはい、よしよし」

ルーシーは以外と子供っぽいと言うか甘えん坊な所があって可愛い。

「にゃァ」
「どうしたの?こよみも撫でて欲しいの?」
「にぁ!」
「よしよし。」

……っとこんなことしている場合ではなかった
王様に会う準備しないと
まぁクロエを起こして着替えるだけなんだけど

「クロエ、起きなさい。」
「んー……おふぁようごしゃいましゅおねぇしゃま。」
「おはようクロエ。」
「クロエおはよう!」
「にぁー!」
「こよみもルーシーもおはようございます。」
「じゃあお父様達と王様に会いに行きましょう。」
「「おー「ニャー」」」

と言うことでお父様とクロエと私とコヨミとルーシーで王城に来ました!
デッカイです!

「ルーラッハ・リクレア並びにシャルロッテ・リ・クレア、クロエ・リ・クレア、只今参上致したました。」
「そんな堅苦しいことはするなよ、気持ち悪い。」
「子供の前でぐらいカッコつけさせろ。」
「まぁな。」

王様とお父様はどんな関係なんだろう?
なんか仲良さげだったしと思ったら親戚だった!
クレア伯爵家は王族の次くらいに権力があるらしい。
後王妃様美人すぎる!めっちゃ綺麗じゃん!


謁見も終わって王様とお父様と王妃は積もる話もあるということで王城を自由に見て回っていいって言われたのでクロエ達と王城探検です!

「疲れた……」

色んなものが置いてあって飽きはしないんですけど、広いしこよみが肩に乗ってるので重いんですよ。

忘れがちですがステータスが高くても私は5歳何ですよ。つまりクロエと同い年の娘何ですよ。
クロエなんか寝たのでメイドさんに運んで貰いましたし。

「お疲れでしたら、お茶でもいかがですか?」
「すみません、貰います。」
「私も疲れたから、シャロの中に入っとくね。」
「分かったよ。」

ルーシーは精霊なので暇な時や寝てる時は基本的に私の魔法で作った空間で過ごしている、こよみもたまにそこに入っている時あるけど

メイドさんに案内されたのは庭園と言う所でたくさんの花に囲まれている所でした。
手入れが丁寧にされていてつい見とれてしまいました。
紅茶とお菓子を準備して頂いたので有難く貰いました。
美味しいです。
青空の下で優雅に紅茶を飲むというのも気持ちがいいものですね。

「あなたがシャルロッテ?」

お客さんの様です。のんびりとしている所だったのですがまぁいいでしょう。
青髪で金色の目の同い年くらいの女の子でした

動きやすそうで高そうな服装で……誰なんでしょう?

「私がシャルロッテ・リ・クレアですが、あなたは?」
「私はティナ・アウラ・アルテミス
この国の第三王女です」

姫様でした。

「これはどうも、姫様。私に何か様ですか?」
「お父様が私と同い年の子が来てるって聞いてたから、お友達になって欲しくて」
「もちろんです。むしろこちらからお願いしたいくらいですよ。」
「よかった!普通に話してもらえると嬉しい!」
「分かったよ、これからよろしくね」
「うん!」

お友達ゲットです!やりましたー仲良くして行きたいですね。

「私のことはティナって呼んで!」
「オーケー
私のことはシャルかシャロって呼んでね」
「分かったシャル!
所でおーけーって何?」
「分かったとかそういう感じの意味だよ」

オーケーはこの世界にはなかったのですか以外ですほかの言葉はあるのに

「凄い!シャル物知りなのね!」
「そう?ありがとう」
「でね。私に魔法を教えて欲しいの」
「なぜ私に?」
「お父様から聞いたの」
「なるほど、分かった何属性が使えるの?出来ればステータスを見せてほしいんだけど」
「うん分かった」


======================

名前:ティナ・アウラ・アルテミス
種族:人族
性別:女
Lv.1
HP165
MP1560

STR45
DEF140
INT12
AGL250
DEX98

魔法スキル
精霊魔法Lv.2
召喚魔法Lv.1
水属性魔法Lv.4
回復魔法Lv.5
聖属性魔法Lv.2

固有スキル
自動回復Lv.2
魔力操作Lv.1
無詠唱

加護
女神の加護
聖霊王の加護

称号
アルテミス王国第三王女(姫)
聖女

======================

回復と水が強いな
「聖属性魔法を教えればいいの?」
「違うの…水属性魔法が使えないの」

どういうことだ?才能はある聖属性は使える回復も使えるのに水だけ使えない何故だ?

「ちょっとやってみてくれる?」
「うん…ウォーター」

……何も起こらない何故?水にトラウマがある?

「水にトラウマがあるの?」
「……うん」
「そうか…」

どうにもならんな。克服させないと行けないな
どんな感じが怖いのか試すか。

「ウォーター」

私は手のひらくらいの水を見せて怖いかどうか確かめてみた。

「これは怖い?」
「ぅぅん」

徐々に大きくして行きだいたい50cm頃になった頃

「じゃあこれは?」
「…こ、わ、い」
「そうか…」

私は水を消しかのじょの頭を撫でた。
「怖かったね。ありがとう」
「ぅん……もう大丈夫」
「よし、小さいのは出来る?」
「うん!頑張る!」


ティナはがんばって30cmぐらいは水を出せるようになったけど後は様子見かな

「ティナ私はそろそろ帰らないと行けないから明日は無理ですがまだ5日はいるから何度か教えに来ますね。」
「うん!それでね、明日ね王都を観光するんでしょう?
それなら私も行ってもいい?」
「私は別にいいですが王様や王妃様には言ったんですか?」
「うん!いいって言ってたから。」
「わかりましたここまで迎えに行きますね。」
「と言うことなのでお父様、明日はクロエたちとティナだけで行ってきますので。」
「なぬ…仕方ないの。」
「ありがとうございます。お父様
という訳ですので明日はよろしくね」
「うん!」

まさかティナと観光することになるとは、楽しみなのでいいですけど、クー達には話さないと行けないですね。守ってもらわないと行けないですから。



「という事なのでクーとユキはティナを守ってくださいね」
「「わかりました!」」

明日は楽しみですね!頑張りましょー!




______________________

「準備は出来たか?」
「「もちろん」」
「作戦実行は3日後の夕方王城に忍び込み第三王女様を攫う」
「作戦に支障はありやせんぜ!」
「よし!シュミレーションしとくぞ!
これを成功させれば大金が手に入るんだ!
てめぇら失敗すんなよ!」
「「「「「「「「「「「「おう!!!」」」」」」」」」」」」

彼らは知らない今彼女を攫う事は世界一不幸になることを……

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