俺の高校生活に平和な日常を
第11章 #53「最強のコンビ」
---「なるほど。そんなことがあったんですか」
俺達の話が終わる頃には日が完全に落ており、ギルド内にいる冒険者は俺達6人ぐらいしか残っていなかった。ギルドの職員さんも掃除を終わらせると、サキさんに一言言って帰ったため、ギルドの職員はサキさん1人しか残っていなかった。
そんなサキさんは俺達の話を真剣な眼差しで聞いていた。話を聞き終えると、深刻そうな表情を浮かべながらそう呟いた。
「けど、カズヒコさん達が無事帰って来てくれて良かったです」
と思ったら今度はホッと安堵した表情に変わった。本当に心配してくれているようでなんかちょっとうれしかった。
「とりあえず話は終わりやろ? もう暗いしワイらは宿探さんといけんからお暇させてもらうで?」
「あっ、はい! ありがとうございました!!」
話が終わると、イブリートさんとナターシャさんは席を立った。どうやら宿をまだ決めていないらしい。早くしないと最悪野宿しないといけなくなってしまうから引き止めるわけにはいかんな。
「それじゃあおやすみなさい」
「おやすみなさい!」
俺達はギルドの外に出てイブリートさん達を見送ることにした。
ナターシャさんとおやすみの挨拶を交わしたあと、俺達は2人の後ろ姿をただただ見届けていた。
---「それにしても、まさかあのお2人がこの街に来ていたなんて」
「えっ? サキさん、イブリートさん達のこと知ってたんですか?」
遠く離れていくイブリートさん達の姿を見届けたあと、ギルド内に戻りサキさんと今日の件について改めて話し合っていた。
そのとき、サキさんからボソリと意外な発言が飛び出した。その意外な発言を聞いて思わずサキさんに問いかける俺。
「はい。むしろ知っている人の方が多いと思いますよ。なにせ数少ないレベル100の冒険者さんですから」
「レ、レベル100?!」
すると、サキさんからさらに驚愕の事実が告げられ、俺はたまらず驚愕してしまった。あの2人がけっこうな有名人だというのも驚きだが、まさか超高プレイヤーだとは思わなかった。それだけの高レベルならあのベオウルフマンを一刀両断したのも納得できる気がする。
「この世界にレベルの上限というものは存在しないのですが、現在レベル100以上で現役で冒険者を続けている方はあの方達しか居ませんね。私が知る限りではあの2人は世界最強のコンビだと思います」
「へー」
サキさんはイブリートさんとナターシャさんのことを高く評価していた。それを聞いていると、俺達スゲー人に助けてもらったんだな。そう考えると、あれこそ不幸中の幸いだったのかもしれないな。
俺達の話が終わる頃には日が完全に落ており、ギルド内にいる冒険者は俺達6人ぐらいしか残っていなかった。ギルドの職員さんも掃除を終わらせると、サキさんに一言言って帰ったため、ギルドの職員はサキさん1人しか残っていなかった。
そんなサキさんは俺達の話を真剣な眼差しで聞いていた。話を聞き終えると、深刻そうな表情を浮かべながらそう呟いた。
「けど、カズヒコさん達が無事帰って来てくれて良かったです」
と思ったら今度はホッと安堵した表情に変わった。本当に心配してくれているようでなんかちょっとうれしかった。
「とりあえず話は終わりやろ? もう暗いしワイらは宿探さんといけんからお暇させてもらうで?」
「あっ、はい! ありがとうございました!!」
話が終わると、イブリートさんとナターシャさんは席を立った。どうやら宿をまだ決めていないらしい。早くしないと最悪野宿しないといけなくなってしまうから引き止めるわけにはいかんな。
「それじゃあおやすみなさい」
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ナターシャさんとおやすみの挨拶を交わしたあと、俺達は2人の後ろ姿をただただ見届けていた。
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「えっ? サキさん、イブリートさん達のこと知ってたんですか?」
遠く離れていくイブリートさん達の姿を見届けたあと、ギルド内に戻りサキさんと今日の件について改めて話し合っていた。
そのとき、サキさんからボソリと意外な発言が飛び出した。その意外な発言を聞いて思わずサキさんに問いかける俺。
「はい。むしろ知っている人の方が多いと思いますよ。なにせ数少ないレベル100の冒険者さんですから」
「レ、レベル100?!」
すると、サキさんからさらに驚愕の事実が告げられ、俺はたまらず驚愕してしまった。あの2人がけっこうな有名人だというのも驚きだが、まさか超高プレイヤーだとは思わなかった。それだけの高レベルならあのベオウルフマンを一刀両断したのも納得できる気がする。
「この世界にレベルの上限というものは存在しないのですが、現在レベル100以上で現役で冒険者を続けている方はあの方達しか居ませんね。私が知る限りではあの2人は世界最強のコンビだと思います」
「へー」
サキさんはイブリートさんとナターシャさんのことを高く評価していた。それを聞いていると、俺達スゲー人に助けてもらったんだな。そう考えると、あれこそ不幸中の幸いだったのかもしれないな。
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