俺の高校生活に平和な日常を
第11章 #38「初討伐クエスト」
異世界生活4日目
---「どうやらここら辺にいるみたいですね」
翌日、俺達は初めての討伐クエストに向かっていた。
クエストの内容は村の近くに生息するウルフの群れの討伐だ。最近、村の近くを縄張りにされて村人達が困っているらしい。まあ肉食のモンスターが近くにいたら普通に恐いよな。
といっても、モンスターの中では弱い方なので初心者冒険者でも十分倒せる。いちおう昨日もウルフを狩ってレベル上げをしていたしきっと大丈夫だろう。
とりあえず俺達は最初に依頼主がいる村に行き、依頼主から話を聞いたあと、目的の場所に向かった。
「まずは少し離れた場所から様子を見ましょう」
「ああ、そうだな。何体いるかわかんないしな」
目的の付近まで来ると、みのりから1つ提案を出してきた。ウルフは鼻が効くから不用意に近づくと気づかれてしまい、森とかみたいな草木が生い茂っている場所だと奇襲を受けやすいらしい。ちなみに昨日受けた採取クエストは草原だったからあんまり関係なかったが。
俺達はみのりの提案を承諾し少し離れた場所にある小屋に移動し様子を伺うことにした。
---「和彦君、どうですか? ウルフの数わかります?」
「んー、ちょっと待ってくれ。えーっと…」
小屋に移動した俺は昨日買った双眼鏡で様子を伺っていた。今後必要になるかもと色々と買っておいたのだ。おかげでけっこうな出費になってしまったが、戦闘のできない俺には戦闘外で役に立つしかない。
「…3、4、5体ぐらいかなー。レベルは3だな」
見た感じウルフの数は5体ぐらいのようだ。といっても見える範囲でだからもっといる可能性もあるが。
ちなみにモンスターを目視すると、モンスターの名前とレベルが表示されるようになっている。どうやら今回のウルフ達は俺達よりレベルが低いようだ。
「昨日と同じくらいのレベルなら問題ないでしょ? なら、とっとと片付けるわよ!?」
俺が確認し終えると、有紗は早く倒しに行こうと俺達を促してきた。まあレベルが低いなら有紗の敵ではなさそうだな。
---「よし、いくわよ!?」
目的の場所にたどり着くと有紗が再び促してきたから俺達はなにも言わずに首を縦に振った。
「ガァァァァァ!?」
「はあぁっ!!」
無論、ウルフ達は俺達の存在を嗅覚で察知しており、俺達の方に走ってきた。
だが、それは想定済みだ。
ウルフの1匹が有紗に向かって襲いかかってきたが、有紗は即座に銃で反撃した。
「キャウゥン」
さすがに有紗の早撃ちには敵わず、ウルフの1匹は悲しそうな呻き声をあげ、息絶えた。マジで反応速度ハンパねーな。
「さあ、どんどんかかってきなさい!!」
---「どうやらここら辺にいるみたいですね」
翌日、俺達は初めての討伐クエストに向かっていた。
クエストの内容は村の近くに生息するウルフの群れの討伐だ。最近、村の近くを縄張りにされて村人達が困っているらしい。まあ肉食のモンスターが近くにいたら普通に恐いよな。
といっても、モンスターの中では弱い方なので初心者冒険者でも十分倒せる。いちおう昨日もウルフを狩ってレベル上げをしていたしきっと大丈夫だろう。
とりあえず俺達は最初に依頼主がいる村に行き、依頼主から話を聞いたあと、目的の場所に向かった。
「まずは少し離れた場所から様子を見ましょう」
「ああ、そうだな。何体いるかわかんないしな」
目的の付近まで来ると、みのりから1つ提案を出してきた。ウルフは鼻が効くから不用意に近づくと気づかれてしまい、森とかみたいな草木が生い茂っている場所だと奇襲を受けやすいらしい。ちなみに昨日受けた採取クエストは草原だったからあんまり関係なかったが。
俺達はみのりの提案を承諾し少し離れた場所にある小屋に移動し様子を伺うことにした。
---「和彦君、どうですか? ウルフの数わかります?」
「んー、ちょっと待ってくれ。えーっと…」
小屋に移動した俺は昨日買った双眼鏡で様子を伺っていた。今後必要になるかもと色々と買っておいたのだ。おかげでけっこうな出費になってしまったが、戦闘のできない俺には戦闘外で役に立つしかない。
「…3、4、5体ぐらいかなー。レベルは3だな」
見た感じウルフの数は5体ぐらいのようだ。といっても見える範囲でだからもっといる可能性もあるが。
ちなみにモンスターを目視すると、モンスターの名前とレベルが表示されるようになっている。どうやら今回のウルフ達は俺達よりレベルが低いようだ。
「昨日と同じくらいのレベルなら問題ないでしょ? なら、とっとと片付けるわよ!?」
俺が確認し終えると、有紗は早く倒しに行こうと俺達を促してきた。まあレベルが低いなら有紗の敵ではなさそうだな。
---「よし、いくわよ!?」
目的の場所にたどり着くと有紗が再び促してきたから俺達はなにも言わずに首を縦に振った。
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だが、それは想定済みだ。
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「キャウゥン」
さすがに有紗の早撃ちには敵わず、ウルフの1匹は悲しそうな呻き声をあげ、息絶えた。マジで反応速度ハンパねーな。
「さあ、どんどんかかってきなさい!!」
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