俺の高校生活に平和な日常を
第9章 #2「ティータイム」
---「ごめんなさい。カッコ悪いところ見せてしまって」
「い、いや、気にしないで。むしろ長時間あの姿勢で待たせてた俺達が悪いし」
綴さんは紅茶を出しながら申し訳なさそうに謝罪してきた。俺達にも非があるといえば多少はあるのだろうが、まさかずっと玄関で正座してたとは思わなかったからな。
「そ、それにしても綴さんにコスプレ趣味があったとは思わなかったよ。他にもやってたりするの?」
「い、いえ、別にコスプレの趣味があるというわけでは…」
とりあえず俺はなにか話さなければと思い、綴さんに問いかけてみた。さっきから気にはなっていたが、綴さんって意外な趣味持ってたんだな。本人は否定しているから本当のところはわからないが。
っていうか、よく見ると綴さんの着ているメイド服、ミニスカメイドのやつでスカート丈がけっこう際どい。本人は知っていて買ったのだろうか?
「それより紅茶のお味はどうですか? ちょっと奮発して少し高めのやつ、買ってみたんですけど」
「えっ? あ、ああ、うん、美味しいよ!? なんかこう、高級な感じがして…」
そんなことを考えていると、今度は綴さんの方から問いかけられた。無論、紅茶のことなんて知識皆無な俺。しかしちょっとだけ見栄を張って通ぶったような発言をする俺。なんだよ高級な感じって。自分で言っておいてなんだが、恥ずかしくなってきた。
「これ、ダージリンね。しかもこれはセカンドフラッシュね。なかなかいい趣味してるわ、アンタ」
そんな中、隣に座っていた有紗は足をクロスさせながら優雅に紅茶を飲んでいた。なんだろう、有紗の紅茶を飲む姿がお嬢さまっぽく見える。思えば有紗ってお嬢さまなんだよな。すっかり忘れてた。っていうか、セカンドフラッシュってなに?
「夏目さん、紅茶に詳しいんですね。私は色々調べて選んだんでそこまで詳しくないんですけど。あっ、よかったらお菓子もどうぞ」
綴さんはそう言って俺達にカステラを進めてきた。紅茶といったらクッキーとかのイメージがあったのだが、調べたということはこの組み合わせがよかったのだろうか?
「ん、よくわかってるじゃない。ダージリンのセカンドフラッシュならバターケーキかカステラよね」
しかし有紗はうんうんと頷きながらカステラを食べ始めた。どうやら正しい組み合わせだったようなのだが、だからセカンドフラッシュってなに?
---そんな疑問を持ちながらも他愛もない話をしながら俺達はティータイムを楽しむのだった。
「い、いや、気にしないで。むしろ長時間あの姿勢で待たせてた俺達が悪いし」
綴さんは紅茶を出しながら申し訳なさそうに謝罪してきた。俺達にも非があるといえば多少はあるのだろうが、まさかずっと玄関で正座してたとは思わなかったからな。
「そ、それにしても綴さんにコスプレ趣味があったとは思わなかったよ。他にもやってたりするの?」
「い、いえ、別にコスプレの趣味があるというわけでは…」
とりあえず俺はなにか話さなければと思い、綴さんに問いかけてみた。さっきから気にはなっていたが、綴さんって意外な趣味持ってたんだな。本人は否定しているから本当のところはわからないが。
っていうか、よく見ると綴さんの着ているメイド服、ミニスカメイドのやつでスカート丈がけっこう際どい。本人は知っていて買ったのだろうか?
「それより紅茶のお味はどうですか? ちょっと奮発して少し高めのやつ、買ってみたんですけど」
「えっ? あ、ああ、うん、美味しいよ!? なんかこう、高級な感じがして…」
そんなことを考えていると、今度は綴さんの方から問いかけられた。無論、紅茶のことなんて知識皆無な俺。しかしちょっとだけ見栄を張って通ぶったような発言をする俺。なんだよ高級な感じって。自分で言っておいてなんだが、恥ずかしくなってきた。
「これ、ダージリンね。しかもこれはセカンドフラッシュね。なかなかいい趣味してるわ、アンタ」
そんな中、隣に座っていた有紗は足をクロスさせながら優雅に紅茶を飲んでいた。なんだろう、有紗の紅茶を飲む姿がお嬢さまっぽく見える。思えば有紗ってお嬢さまなんだよな。すっかり忘れてた。っていうか、セカンドフラッシュってなに?
「夏目さん、紅茶に詳しいんですね。私は色々調べて選んだんでそこまで詳しくないんですけど。あっ、よかったらお菓子もどうぞ」
綴さんはそう言って俺達にカステラを進めてきた。紅茶といったらクッキーとかのイメージがあったのだが、調べたということはこの組み合わせがよかったのだろうか?
「ん、よくわかってるじゃない。ダージリンのセカンドフラッシュならバターケーキかカステラよね」
しかし有紗はうんうんと頷きながらカステラを食べ始めた。どうやら正しい組み合わせだったようなのだが、だからセカンドフラッシュってなに?
---そんな疑問を持ちながらも他愛もない話をしながら俺達はティータイムを楽しむのだった。
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