俺の高校生活に平和な日常を
第8章 #1「2学期」
2016/9/1
---「夏休みもあっという間に終わっちゃいましたねー」
「…そう、だな」
ようやく夏休みが終わりいよいよ2学期が始まった。まあ終わらない夏休みを過ごしていたことをみのり達は知らないだろうが。
「夏休みは色々ありましたけど、2学期は何事もなく過ごせればいいですね」
「ああ。たしかにな」
夏休み以前にも色々あった気がするが、たしかに2学期は何事もない普通の日常を過ごしたいものだ。
「そういえば聞いた? なんか転入生来るらしいよ?」
「えっ? マジ?」
「ああ。俺、聞いたぜ。しかも2人入ってくるらしいな」
「ええ? 2人も?!」
「2人共、可愛い子だったらいいなー」
俺達がそんな会話を繰り広げている最中、他のグループの話が俺達の耳に入ってきた。
「ああ。そういえば私もそんな話、聞いた気がします」
「へー。俺は初めて聞いた」
するとみのりもその話を俺に向かってし始めてきた。夏休みの間にそんな話が広まっていたのか。もともと俺はそういうクラスの話題は遅れて耳に入ってくるから、いつも通りのことではあるが。
「それにしても転入生が2人って珍しいな」
「そうですね。ひょっとするとご兄弟かもしれませんね」
「ああ。なるほど」
俺はみのりの言葉に納得した。そっか。兄弟とか双子とかなら2人同時に転入してくるのも納得だ。
「はーい! みんな、おはよー! 久しぶりー! 充実した夏休みは過ごせたかしら?」
そんな転入生の話にクラスが盛り上がっていると、白石先生が教室に入ってきた。そういえば白石先生久しぶりに見たな。クラスの掃除当番以来だから、少なくとも半月以上は会ってないな。
「ほらみんな、大事なお話あるから早く席に座ってー」
白石先生は軽く挨拶を済ませると生徒達に席に座るように促した。白石先生が1人慌ただしくしているようなところから察するに、どうやら転入生が入ってくるという話は本当らしい。
---白石先生に促されてからわずか5分くらいで全員自分の席へと戻って行った。
「はい。色々とお話ししたいことがたくさんあると思いますが、まず始めに今日からこのクラスに転入生が2人入ってくるので、紹介したいと思います!」
白石先生の一言で静かになっていた教室が一気にざわつき始めた。こういう雰囲気も久しぶりに見たな。
「じゃあ入って来てください!」
そして白石先生が教室の入り口に向かって入ってくるよう促すとさらに教室がざわついた。そしてみんなの視線は教室の入り口に向けられていた。
「失礼します」
すると白石先生に促され教室の外で待機していた転入生の2人が俺達の教室に入って来た。
---「夏休みもあっという間に終わっちゃいましたねー」
「…そう、だな」
ようやく夏休みが終わりいよいよ2学期が始まった。まあ終わらない夏休みを過ごしていたことをみのり達は知らないだろうが。
「夏休みは色々ありましたけど、2学期は何事もなく過ごせればいいですね」
「ああ。たしかにな」
夏休み以前にも色々あった気がするが、たしかに2学期は何事もない普通の日常を過ごしたいものだ。
「そういえば聞いた? なんか転入生来るらしいよ?」
「えっ? マジ?」
「ああ。俺、聞いたぜ。しかも2人入ってくるらしいな」
「ええ? 2人も?!」
「2人共、可愛い子だったらいいなー」
俺達がそんな会話を繰り広げている最中、他のグループの話が俺達の耳に入ってきた。
「ああ。そういえば私もそんな話、聞いた気がします」
「へー。俺は初めて聞いた」
するとみのりもその話を俺に向かってし始めてきた。夏休みの間にそんな話が広まっていたのか。もともと俺はそういうクラスの話題は遅れて耳に入ってくるから、いつも通りのことではあるが。
「それにしても転入生が2人って珍しいな」
「そうですね。ひょっとするとご兄弟かもしれませんね」
「ああ。なるほど」
俺はみのりの言葉に納得した。そっか。兄弟とか双子とかなら2人同時に転入してくるのも納得だ。
「はーい! みんな、おはよー! 久しぶりー! 充実した夏休みは過ごせたかしら?」
そんな転入生の話にクラスが盛り上がっていると、白石先生が教室に入ってきた。そういえば白石先生久しぶりに見たな。クラスの掃除当番以来だから、少なくとも半月以上は会ってないな。
「ほらみんな、大事なお話あるから早く席に座ってー」
白石先生は軽く挨拶を済ませると生徒達に席に座るように促した。白石先生が1人慌ただしくしているようなところから察するに、どうやら転入生が入ってくるという話は本当らしい。
---白石先生に促されてからわずか5分くらいで全員自分の席へと戻って行った。
「はい。色々とお話ししたいことがたくさんあると思いますが、まず始めに今日からこのクラスに転入生が2人入ってくるので、紹介したいと思います!」
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「じゃあ入って来てください!」
そして白石先生が教室の入り口に向かって入ってくるよう促すとさらに教室がざわついた。そしてみんなの視線は教室の入り口に向けられていた。
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