俺の高校生活に平和な日常を
第4章番外編 #15「放て、最上位魔法!」
 「!?」
 その時、私自身に奇妙な違和感を感じた。自分の手を見てみると神々しく光る粒子が私の身体に纏わり付いていた。
 それも不思議な感じで触ろうとしても感触がない。しかしその粒子が纏わり付いた時、頭の中に何かが湧き上がってくる。あの時と同じ感覚だ。
 新しい魔法が私の頭の中に入ってくる感覚。しかも今までこんな魔法見た事がない。ひょっとしてこの魔法、私のオリジナル?
 「なんだよその光、まだなにかやろうってか?」
 先程からミシェーラの表情は険しく私の姿を見て警戒しているようだ。
 「これで終わりにするわよ」
 私はそう言って手を前に突き出す。そして頭の中に流れ込んできた術式を詠唱し始める。
 「何する気か知らねーけど、させる…ッ!?」
 ミシェーラは阻止しようと飛びかかろうとしてきた。しかしミシェーラは麻痺を起こしたかのように身動き一つ出来なくてなっていた。
 どうやら私の魔法は詠唱する前から発動しているようだ。だがここからが本番だわ。
 「汝、神の裁きに従い罰を受け入れよ」
 「クソッ!なんでだ?!なんで動かない?!こんなもん、この剣でぶち壊して…」
 私の詠唱も終わりに近づく中、ミシェーラは最後の抵抗を試みようと魔法喰を持った手に力を入れている。どうやらまだあの子は気づいていないようね。その剣の弱点を。
 「無駄よ。その剣、正確には『上位魔法以下の魔法を打ち消す』という効果なの。つまり上位魔法以上の魔法は打ち消せないのよ」
 私は本で読んだことを思い出していた。あの剣は全ての魔法を打ち消すわけではない。基本的に魔法は3つの位に分けられる。下から下位・中位・上位魔法の3つになる。これだけを聞けば確かに魔法喰は最強の魔剣かもしれない。
 しかし魔法の位にはもう1つ存在する。それが最上位魔法である。最上位魔法は魔女でも数人しか使えないと言われておりとても希少な魔法なのだ。
 しかも最上位魔法は1人1人異なっている。つまりその人だけのオリジナル魔法なのだ。ここまで言えばなんとなく察するでしょう?
 「そんなバカな!じゃあ何か?アンタが今使おうとしてる魔法は最上位魔法とでも言いたいのか?」
 ミシェーラはそう言いながら必死に抵抗しているが状況は変わらずだ。普通の拘束魔法なら魔法喰を持ったミシェーラには通用しないはずだが見ての通りミシェーラは動けずにいる。ということはこの魔法は最上位魔法に匹敵する魔法であることを裏付けている。
 「ふざけんな!!魔女どころか私にすら勝てないお前如きに最上位魔法なんか使えるわけないだろ?!」
 もはやミシェーラは口だけしか動かせない。怒声を放つぐらいしか抵抗手段がない。だがその怒声も若干震えている気がする。口ではああ言ってるが本当は信じたくないと自分に言い聞かせているだけなのだろう。
 だからこそ見せてあげるわ。私だけの(オリジナル)魔法を!
 「来たれ、アフラの審判!」
 その時、私自身に奇妙な違和感を感じた。自分の手を見てみると神々しく光る粒子が私の身体に纏わり付いていた。
 それも不思議な感じで触ろうとしても感触がない。しかしその粒子が纏わり付いた時、頭の中に何かが湧き上がってくる。あの時と同じ感覚だ。
 新しい魔法が私の頭の中に入ってくる感覚。しかも今までこんな魔法見た事がない。ひょっとしてこの魔法、私のオリジナル?
 「なんだよその光、まだなにかやろうってか?」
 先程からミシェーラの表情は険しく私の姿を見て警戒しているようだ。
 「これで終わりにするわよ」
 私はそう言って手を前に突き出す。そして頭の中に流れ込んできた術式を詠唱し始める。
 「何する気か知らねーけど、させる…ッ!?」
 ミシェーラは阻止しようと飛びかかろうとしてきた。しかしミシェーラは麻痺を起こしたかのように身動き一つ出来なくてなっていた。
 どうやら私の魔法は詠唱する前から発動しているようだ。だがここからが本番だわ。
 「汝、神の裁きに従い罰を受け入れよ」
 「クソッ!なんでだ?!なんで動かない?!こんなもん、この剣でぶち壊して…」
 私の詠唱も終わりに近づく中、ミシェーラは最後の抵抗を試みようと魔法喰を持った手に力を入れている。どうやらまだあの子は気づいていないようね。その剣の弱点を。
 「無駄よ。その剣、正確には『上位魔法以下の魔法を打ち消す』という効果なの。つまり上位魔法以上の魔法は打ち消せないのよ」
 私は本で読んだことを思い出していた。あの剣は全ての魔法を打ち消すわけではない。基本的に魔法は3つの位に分けられる。下から下位・中位・上位魔法の3つになる。これだけを聞けば確かに魔法喰は最強の魔剣かもしれない。
 しかし魔法の位にはもう1つ存在する。それが最上位魔法である。最上位魔法は魔女でも数人しか使えないと言われておりとても希少な魔法なのだ。
 しかも最上位魔法は1人1人異なっている。つまりその人だけのオリジナル魔法なのだ。ここまで言えばなんとなく察するでしょう?
 「そんなバカな!じゃあ何か?アンタが今使おうとしてる魔法は最上位魔法とでも言いたいのか?」
 ミシェーラはそう言いながら必死に抵抗しているが状況は変わらずだ。普通の拘束魔法なら魔法喰を持ったミシェーラには通用しないはずだが見ての通りミシェーラは動けずにいる。ということはこの魔法は最上位魔法に匹敵する魔法であることを裏付けている。
 「ふざけんな!!魔女どころか私にすら勝てないお前如きに最上位魔法なんか使えるわけないだろ?!」
 もはやミシェーラは口だけしか動かせない。怒声を放つぐらいしか抵抗手段がない。だがその怒声も若干震えている気がする。口ではああ言ってるが本当は信じたくないと自分に言い聞かせているだけなのだろう。
 だからこそ見せてあげるわ。私だけの(オリジナル)魔法を!
 「来たれ、アフラの審判!」
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