俺の高校生活に平和な日常を
第4章 #12「イーリスちゃんが俺から離れない」
 ---ケーキを食べ終わるとみんなの腹はいっぱいになり暫く動けそうになかった。
 「うっぷ。やっべ、食い過ぎてもう動きたくね〜」
 「ふふ♡私も入りそうにありませんね」
 1人二個食べてもまだ半分くらい残っているケーキだが最早、誰も手をつけなくなった。イーリスちゃんに至ってはお腹がいっぱいになったのか小さく寝息を立てて既におネムになっていた。彼女の寝顔は幼稚園児のように愛らしく我が家の食卓に癒しをもたらしてくれた。
 「起こすのも可哀想だし今日は私の部屋で寝かせよっかな?」
 「ああ、じゃあ俺が部屋まで連れて行くよ」
 そう言って俺はイーリスちゃんを梓達の部屋に運ぶべく重い身体を起こしイーリスちゃんの元に向かった。
 「えっ!?無理しなくていいよ!」
 「いいよ。これぐらいなら大丈夫だって」
 「なら次は私をお姫様抱っこしてくれると助かりますね♡」
 「それはまた今度ということで…」
 俺は適当に誤魔化しながらイーリスちゃんをお姫様抱っこさせて梓達の部屋へと向かって行った。
 ---部屋に到着すると俺は梓のベットにイーリスを寝かせた。
 「んにゅう…」
 イーリスちゃんの寝顔を見ているとまるで自分に娘が出来たような気分を味わった。それぐらい幼く見えたのだ。本当に梓と同じ中学三年生なのだろうか?(それを言い出すと梓も少し幼く見えるが…)
 「んん〜」
 「アレ?」
 俺がイーリスちゃんをベットにゆっくり寝かそうと降ろしていた時だった。イーリスちゃんが俺の身体を自分のところに引き寄せるように抱きついてきた。
 「ちょっ、ちょっとイーリスちゃん?」
 まるで抱き枕のように抱きついてくるイーリスちゃん。普段は抱き枕を抱いて寝ているのだろうか?足までしっかりホールドしてきている。最早ベットにつかず俺の身体に抱きついて寝てしまっている。この状況を見られるとまた問題になりかねないから早くこの状況を打破したいところだが思いの外力が強い。最近の女の子はこんなにも力強いのかそれとも俺が弱いだけなのか?
 「ママ…」
 「!?」
 イーリスちゃんは寝言を言うと一気に力が抜けベットに落ちていった。俺は慌ててイーリスちゃんの身体を受け止め今度こそゆっくりと降ろして寝かした。
 「ママ…ごめんなさい」
 「イーリスちゃん…」
 よく見るとイーリスちゃんの目には涙が浮かんでいた。俺はイーリスちゃんの寝言にかなり引っかかっていた。イーリスちゃんは魔女の子供である魔女っ子のはずだ。つまり彼女の母親は魔女ということになってしまう。一体彼女に何があったのだろうか?最後の『ごめんなさい』と言うのも引っかかった。何に対しての謝罪なのだろうか?
 「…おやすみなさい」
 俺は引っかかっりながらもイーリスちゃんの頭を優しく撫で俺は部屋を後にした。
 「うっぷ。やっべ、食い過ぎてもう動きたくね〜」
 「ふふ♡私も入りそうにありませんね」
 1人二個食べてもまだ半分くらい残っているケーキだが最早、誰も手をつけなくなった。イーリスちゃんに至ってはお腹がいっぱいになったのか小さく寝息を立てて既におネムになっていた。彼女の寝顔は幼稚園児のように愛らしく我が家の食卓に癒しをもたらしてくれた。
 「起こすのも可哀想だし今日は私の部屋で寝かせよっかな?」
 「ああ、じゃあ俺が部屋まで連れて行くよ」
 そう言って俺はイーリスちゃんを梓達の部屋に運ぶべく重い身体を起こしイーリスちゃんの元に向かった。
 「えっ!?無理しなくていいよ!」
 「いいよ。これぐらいなら大丈夫だって」
 「なら次は私をお姫様抱っこしてくれると助かりますね♡」
 「それはまた今度ということで…」
 俺は適当に誤魔化しながらイーリスちゃんをお姫様抱っこさせて梓達の部屋へと向かって行った。
 ---部屋に到着すると俺は梓のベットにイーリスを寝かせた。
 「んにゅう…」
 イーリスちゃんの寝顔を見ているとまるで自分に娘が出来たような気分を味わった。それぐらい幼く見えたのだ。本当に梓と同じ中学三年生なのだろうか?(それを言い出すと梓も少し幼く見えるが…)
 「んん〜」
 「アレ?」
 俺がイーリスちゃんをベットにゆっくり寝かそうと降ろしていた時だった。イーリスちゃんが俺の身体を自分のところに引き寄せるように抱きついてきた。
 「ちょっ、ちょっとイーリスちゃん?」
 まるで抱き枕のように抱きついてくるイーリスちゃん。普段は抱き枕を抱いて寝ているのだろうか?足までしっかりホールドしてきている。最早ベットにつかず俺の身体に抱きついて寝てしまっている。この状況を見られるとまた問題になりかねないから早くこの状況を打破したいところだが思いの外力が強い。最近の女の子はこんなにも力強いのかそれとも俺が弱いだけなのか?
 「ママ…」
 「!?」
 イーリスちゃんは寝言を言うと一気に力が抜けベットに落ちていった。俺は慌ててイーリスちゃんの身体を受け止め今度こそゆっくりと降ろして寝かした。
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 よく見るとイーリスちゃんの目には涙が浮かんでいた。俺はイーリスちゃんの寝言にかなり引っかかっていた。イーリスちゃんは魔女の子供である魔女っ子のはずだ。つまり彼女の母親は魔女ということになってしまう。一体彼女に何があったのだろうか?最後の『ごめんなさい』と言うのも引っかかった。何に対しての謝罪なのだろうか?
 「…おやすみなさい」
 俺は引っかかっりながらもイーリスちゃんの頭を優しく撫で俺は部屋を後にした。
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