俺の高校生活に平和な日常を
第2章 #12「俺の妄想が止まらない!」
 ---和彦全裸事件(自分の中で勝手に名付けた)から1週間が過ぎた。流石にお互い忘れたいが為、その話は一切出さなかった。
 一応少しずつ会話はしてくれる様になったが前よりは距離を置かれている様な気がした。いっとくけど、悲しい訳じゃないんだせ…
 いつも通り丸岡と一緒に学校に行くと校門前では朝から部活勧誘の生徒がチラホラいた。
 「っはようございます!野球部でーす!よろしくお願いしまーす!」
 「おはようございます!一緒にバスケやりませんかー!」
 部活勧誘の生徒の殆どは体育会系の部活が朝練終わりにやっている様だ。
 「あ、どうも…」
 俺は仕方なく勧誘の紙を受け取ったが運動オンチの俺にはあまり興味が無かった。
 「和彦、お前ってさ、何か部活とか入んの?」
 丸岡はふと俺に聞いてきた。
 「いや、今んとこは興味ねえかなー?」
 「ふ〜ん…」
 自分から聞いといて何だその態度は!っと思ったが敢えて口にはしなかった。
 小学校の頃は地元の野球クラブに入っていたが中学からはずっと帰宅部だった。中学で部活に入らなかった理由はただ単純に遊びたかっただけだ!後、途中から野球に飽きてきたからである。
 勧誘の紙を鞄に入れ教室に入ると、
 「あ、佐藤君!おはようございます!」
 ドアの前に須川さんが微笑ましい笑顔で立っていた。
 「お、おはよー、須川さん」
 目の前に美少女が現れ驚いてしまった俺は少し声が高くなってしまった。すると須川さんはニコッと笑い俺の横を通り教室を出て行った。彼女が通った後には微かに薔薇の香りがした。
 (ヤベー、ドキッとしたー!)
 須川さんのあの笑顔にはどういう意味があったのか分からなかったが、俺の心臓はバクバクしていた。
 (ひょっとして俺に好意があったり…)
 俺のお得意の妄想が始まりそうだったが、それを頭の中で振り払い席に着いた。
 (いくらなんでも自意識過剰過ぎだろ俺!)
 一度恥ずかしい思いをしている為、スグに忘れる事にした。
 ---須川さんはたった1週間で学校のマドンナになっていた。入学して3日程でファンクラブが出来、その数は100人以上はいた。
 それに噂では既に20人以上に告白されたらしい。一体1日に何人告白されたんだろう?
 (やっぱスゲエよな、須川さんは!須川さんってどういう人が好みなんだろう?流石に俺みたいなクズとは釣り合わないだろうなー!でももし付き合えたら…)
 あ、ヤバイ!結局妄想が始まっていた。
 一応少しずつ会話はしてくれる様になったが前よりは距離を置かれている様な気がした。いっとくけど、悲しい訳じゃないんだせ…
 いつも通り丸岡と一緒に学校に行くと校門前では朝から部活勧誘の生徒がチラホラいた。
 「っはようございます!野球部でーす!よろしくお願いしまーす!」
 「おはようございます!一緒にバスケやりませんかー!」
 部活勧誘の生徒の殆どは体育会系の部活が朝練終わりにやっている様だ。
 「あ、どうも…」
 俺は仕方なく勧誘の紙を受け取ったが運動オンチの俺にはあまり興味が無かった。
 「和彦、お前ってさ、何か部活とか入んの?」
 丸岡はふと俺に聞いてきた。
 「いや、今んとこは興味ねえかなー?」
 「ふ〜ん…」
 自分から聞いといて何だその態度は!っと思ったが敢えて口にはしなかった。
 小学校の頃は地元の野球クラブに入っていたが中学からはずっと帰宅部だった。中学で部活に入らなかった理由はただ単純に遊びたかっただけだ!後、途中から野球に飽きてきたからである。
 勧誘の紙を鞄に入れ教室に入ると、
 「あ、佐藤君!おはようございます!」
 ドアの前に須川さんが微笑ましい笑顔で立っていた。
 「お、おはよー、須川さん」
 目の前に美少女が現れ驚いてしまった俺は少し声が高くなってしまった。すると須川さんはニコッと笑い俺の横を通り教室を出て行った。彼女が通った後には微かに薔薇の香りがした。
 (ヤベー、ドキッとしたー!)
 須川さんのあの笑顔にはどういう意味があったのか分からなかったが、俺の心臓はバクバクしていた。
 (ひょっとして俺に好意があったり…)
 俺のお得意の妄想が始まりそうだったが、それを頭の中で振り払い席に着いた。
 (いくらなんでも自意識過剰過ぎだろ俺!)
 一度恥ずかしい思いをしている為、スグに忘れる事にした。
 ---須川さんはたった1週間で学校のマドンナになっていた。入学して3日程でファンクラブが出来、その数は100人以上はいた。
 それに噂では既に20人以上に告白されたらしい。一体1日に何人告白されたんだろう?
 (やっぱスゲエよな、須川さんは!須川さんってどういう人が好みなんだろう?流石に俺みたいなクズとは釣り合わないだろうなー!でももし付き合えたら…)
 あ、ヤバイ!結局妄想が始まっていた。
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