今日は病院に行ったよ。

ノベルバユーザー173744

今日は病院に行ったよ。

最近たびたび意識がなくなるので、心配になった私は早起きして朝の5時に目が覚めた。

モソモソと起きて、ボヘーッとしていると、一緒に寝ていた大きなテディベアの月花ちゃんがドーンと上に乗った。
身長40センチ越え、しっかりとした作りのベアちゃんは重い‼

ついでに言えば、ウサギの着ぐるみロンパースと、子供用のぬいぐるみリュックを背負っている。
親バカではあるが、本当に可愛い‼

夏が終わって嬉しいのは、テディベアを思いっきり抱っこ出来ることである。
夏は汗かきの私には、涙が出るほどテディベアに触れられず、泣けてくる。
ようやくテディベアと戯れる季節である。
今日はそそくさと朝食を食べて、テディベアたちに『行ってきます』をして出ていく。

今日は日差しが強い。
残暑の日差しは、御免だな……と思いながら早足でウォーキングを始める。

のんびり歩くのは、有酸素運動にはならないらしい。
早歩きで歩き、そして途中でストレッチをして、最後に帰ってからお風呂にはいるのが良いのだが、長風呂が出来なくなって、残念である。

病院について待合室に一番だったので、座ってナンプレ雑誌を取り出して解いて待っていたのだが、次第に増えてくる患者さんに、又、最近連続して起こる意識がなくなる……そのものになった。

一瞬のことである。

覚えているのは、
恐怖感、ソワソワとすること、そして全身から汗が吹き出し、ボタボタ滴っているのが気持ち悪い……。
と言うぐるぐると直前の頭のなかで考えたことと、乱れた呼吸。



「大丈夫ですか?」

の病院のスタッフさんの声に意識が戻った私は、視界が次第に平常に戻るのを確認し、

「は、はい。すみません」
「もうすぐ呼ばれますが、今、誰もいない点滴室で休まれますか?」
「い、いえ、もうすぐなので、大丈夫です」

さほど経たず、呼ばれ診察を受けたのだが、やはりパニック障害の一種と言われた。

「出している頓服が安定剤なので、家を出る前とか、時間をずらして飲んでください。余り無理はされないように。それに、電車なども、人が少ない時間帯に乗れるように少しずつ練習しましょう」

とのことだった。
しかし、急に、ストーンと意識がなくなる事が気にかかり、丁度薬がなくなっていたのもあり、主治医の内科に前回の薬の調整後の事とこのことを相談に行った。

主治医の病院は、新築して新しく広い待合室に、薬は二軒隣の薬局で準備してもらえるので、ゆったりとしている。
地域の主治医なので、おじいちゃんおばあちゃんが手押し車を押して来ていた。

今度は思ったよりも気が楽だ……。

そう思っていると呼ばれ、そして血圧を図ったあと、診察を受ける。
前回変わった薬について答え、そして、最近たびたび起こるその件について説明すると、

「刹那さん……それ、パニック障害の症状で、不安で緊張して心拍数が上がるんだよ。汗とかは暑さのせいもあるけど、酷いならその関連で、でね?余りにも緊張が酷いと、体自体が血圧が上がりすぎないように、急激に緩やかになるように、血圧を下げてしまうんだよ。で、気絶すると言うより、意識がなくなるの。ここでは薬は出さないけれど、安定剤を上手に使って、無理をせずに過ごしなさい。それに、自分のことを大事にしないと、駄目だよ?あぁ、今は心拍数も安定してるね」
「そ、そうなんですか……最近頻繁に起きるので……」
「昔から君は、無理して『やります‼』だったから……体が、と言うよりも心が疲れましたって言ってるんだよ。自分の体のことは、解らないと思うけれど、まずは緊張しすぎるから、リラックスと無理は禁物だよ」
「はい、注意します。ありがとうございます」
「はい、また、季節の変化もあるから、何かおかしいなぁと思ったらすぐに来なさいね」

と、長年の主治医は、念を押して笑ってくれた。

少し、ホッとした。

頭痛が最近あるのと、昔、鉄欠乏性貧血を長期治療していたので、又貧血か?と思っていたこともある。
それに、私の父方の伯母がくも膜下出血で亡くなったのは私と同じ年だった。
生きていたら75歳……孫も大きくなっている。

去年は先をみるのが怖く、『夢破れて』いた。
今年こそ私は夢を見たい、叶えたい。

……だから、本当は悪い病気だったらどうしようと思っていた。
まぁ、心の病気ではあったが、先生の説明で少しは納得できたし、ホッとした。

だが、ただ、私の病の完治への道のりは、今までの人生同様、山あり谷あり、奈落あり……そして、そのなかでも、一時の安らぎを見つけていきたいと思う。



で、来月末のハロウィンの為に、100Yenショップでトラとヒョウになりきるコスプレの道具のなかで、中に針金が入っている尻尾を購入した。
ちなみに私がコスプレをするわけではない。
テディベアの着ぐるみロンパースに着けちゃおうと言う魂胆である。
止める部分がクリップになっていて、かなり凝ってるなぁ……と感心したのだった。

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