ペットより強くないけど何か文句ある?
2.食事
「キュウ?」
「……かわいい」
……ハッ、俺をここまで放心状態にさせるなんて、なんて恐ろしい子!
それはさておき、こいつの名前はどうしようか。卵の時からいろんな名前を考えてはいたけど、まさかドラゴンだとは思ってなかったからなぁ。
「キュゥゥ」
  …………ハッ、また見とれてしまった。ほんとかわいいな。んで、名前は……飯食ってから決めるか。
「キュキュ!」
俺が立ち上がりリビングに向けて歩き始めると、てくてくとついてきた。……かわいい。大きさなんて気にならないほどかわいい。そういや何食べさせればいいのかな?肉か?
「お前が食べれる物があるといいな」
「キュ!」
リビングにつくと、既に食事が用意されていた。パンと卵焼きとサラダだ。
椅子に座ると、真似をしているつもりなのかドラゴンが隣に座った。かわいすぎるなおい。てか名前ほんとにどうしよう。
「おはようアレク」
台所に続く扉から、俺の母さんが出てきた。「おはよう」と一言だけ短く返し、ドラゴンを膝の上に抱えて本題に入る。
「さっき生まれたんだけど名前どうしたらいいかな?」
「キュウ」
「あら、ようやく生まれたのね。トカゲかしら?かわいいわねぇ」
「それがトカゲじゃないんだよ。ほら、ここ見て。小さいけど羽があるんだ。多分ドラゴンじゃないかな?」
「ほんとだわ。この羽の形はドラゴンの幼体に共通する形ね」
ちなみに母さんは魔物学者だったりする。
「で、どんな名前にしたらいいと思う?」
「そうねぇ、どら子とかどうかしら」
どら子て、それは流石に無い。
「そんなんじゃなくて、もっとかっこいいやつ無いの?」
「どら子もいいと思うんだけどねぇ。だったら父さんに聞いたらどう?」
「わかった!今どこにいるの?」
「父さんなら狩りに出掛けてるわよ。先に食べてから行きなさい」
「わかった」
素早くパンに卵焼きと野菜を乗せ、一気に食べきる。
「キュウゥ」
ふとドラゴンを見ると、物欲しそうに俺を見ていた。これ絶対何か食べたがってるよな。何が食べられるんだろうなぁ。うーん。あ、そうだ。
「母さん、こいつが食べられる物ない?」
こういうことは専門家に聞くのが一番だ。
「食べられる物ねぇ。そうそう、丁度良い物があったわ」
母さんはそう言うと、台所に駆け込んでいった。数分後、籠一杯に盛られた卵を持って、母さんが戻ってきた。
「ど、どうしたの、その卵」
はっきり言って多すぎる。毎日食っても一ヶ月は持つ。
「友達からたくさん貰ったのよ。正直処分に困ってたんだけど、ドラゴンがいるならもう安心ね」
そう言って、母さんは卵の入った籠を床に置いた。これこのまま食わせればいいのか?
「キュ!」
どう与えたらいいか迷っていると、ドラゴンが籠に歩み寄り、それに盛られている卵をバリバリと食べ始めた。……それでいいのか?
「……かわいい」
……ハッ、俺をここまで放心状態にさせるなんて、なんて恐ろしい子!
それはさておき、こいつの名前はどうしようか。卵の時からいろんな名前を考えてはいたけど、まさかドラゴンだとは思ってなかったからなぁ。
「キュゥゥ」
  …………ハッ、また見とれてしまった。ほんとかわいいな。んで、名前は……飯食ってから決めるか。
「キュキュ!」
俺が立ち上がりリビングに向けて歩き始めると、てくてくとついてきた。……かわいい。大きさなんて気にならないほどかわいい。そういや何食べさせればいいのかな?肉か?
「お前が食べれる物があるといいな」
「キュ!」
リビングにつくと、既に食事が用意されていた。パンと卵焼きとサラダだ。
椅子に座ると、真似をしているつもりなのかドラゴンが隣に座った。かわいすぎるなおい。てか名前ほんとにどうしよう。
「おはようアレク」
台所に続く扉から、俺の母さんが出てきた。「おはよう」と一言だけ短く返し、ドラゴンを膝の上に抱えて本題に入る。
「さっき生まれたんだけど名前どうしたらいいかな?」
「キュウ」
「あら、ようやく生まれたのね。トカゲかしら?かわいいわねぇ」
「それがトカゲじゃないんだよ。ほら、ここ見て。小さいけど羽があるんだ。多分ドラゴンじゃないかな?」
「ほんとだわ。この羽の形はドラゴンの幼体に共通する形ね」
ちなみに母さんは魔物学者だったりする。
「で、どんな名前にしたらいいと思う?」
「そうねぇ、どら子とかどうかしら」
どら子て、それは流石に無い。
「そんなんじゃなくて、もっとかっこいいやつ無いの?」
「どら子もいいと思うんだけどねぇ。だったら父さんに聞いたらどう?」
「わかった!今どこにいるの?」
「父さんなら狩りに出掛けてるわよ。先に食べてから行きなさい」
「わかった」
素早くパンに卵焼きと野菜を乗せ、一気に食べきる。
「キュウゥ」
ふとドラゴンを見ると、物欲しそうに俺を見ていた。これ絶対何か食べたがってるよな。何が食べられるんだろうなぁ。うーん。あ、そうだ。
「母さん、こいつが食べられる物ない?」
こういうことは専門家に聞くのが一番だ。
「食べられる物ねぇ。そうそう、丁度良い物があったわ」
母さんはそう言うと、台所に駆け込んでいった。数分後、籠一杯に盛られた卵を持って、母さんが戻ってきた。
「ど、どうしたの、その卵」
はっきり言って多すぎる。毎日食っても一ヶ月は持つ。
「友達からたくさん貰ったのよ。正直処分に困ってたんだけど、ドラゴンがいるならもう安心ね」
そう言って、母さんは卵の入った籠を床に置いた。これこのまま食わせればいいのか?
「キュ!」
どう与えたらいいか迷っていると、ドラゴンが籠に歩み寄り、それに盛られている卵をバリバリと食べ始めた。……それでいいのか?
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