私の一生の夢

ノベルバユーザー173744

私の一生の夢

小さい頃は童話作家だった。
でも、絵も下手で、文章が論文になってしまって面白くないと言われた。
読んでいる本もこむづかしい本が多く、可愛いげがないとよく怒鳴られた。

本屋さんに行ったときに、私が読みたいと言った本を、

「子供が読む本やないわ‼」

と取り上げられ、渡されたのが『マッチ売りの少女』だったときには、一ページも読まず、机の裏と壁の間に隠した。

私はその時にシェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』が読みたかったのだ。
『マクベス』や『真夏の夜の夢』は読んでいたが、その本はみたことがなかったからだ。
台本風の、その本は後日図書館で借りられて満足したが、台本風の作品を読むことによって、想像する力を得られたと思う。

図書館と本屋は私の夢の世界を生み出してくれた場所である。

夢が歴史研究家になりたいと思ったことや、絵本作家は諦めても、書くことはやめられなかった。

投稿を始めたのは、今調べてみると2013年10月23日。

最初は、出版されている数人の先生の本を読んでみたいと言うのと、好奇心だった。
でも、自分で書いてみるのはどうだろうと思い始めたのだ。

本当は書こうと思っていたのは、オリジナルのファンタジー……でも、その話はまだまだ練り上がっていなかった。

すると、ふと、私の中に居ない筈の『孔明さん』が、喋り始めた。
それを、書きたいと思い、書いていくことになった。

『孔明さん』は『私』。
『私』が悩むと小説の中で『孔明さん』が苦悩する……。
『私』が、書くのは、『私』……。

書き終わってから一年半近くなっても、今でも私の中には『孔明さん』がいる。
私は『刹那玻璃』であり、『諸葛孔明』なのだ。

一生かかっても、彼を書ききりたい。
それが、今の夢である。

それに、心に溜め込んだお話を書き綴りたい。
一生物書きになりたいと思う。

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コメント

  • ノベルバユーザー603725

    好き嫌いはあるかと思われますのですがこれからの連載も楽しみです。
    ありがとうございました。

    0
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