異世界行ったら魔王になってたんだけど(以下略)
65 . トリプルトラブルメーカー
「っと…自己紹介が遅れたなぁ。私はさっきも言った通り、海の守り姫アレア・ヴィルターニャや。本物の『人魚姫』ってやつやな。いつもはここの窓から見える奥の城に住んどるんや。まぁここは選挙制やで実家はここやし姫ではないんやけどなー!とりあえず城行こかー。そっちの方が話早いねん」
あの歌声と同じ声とは思えない関西弁のマシンガントークとも言える一方的会話を済ませると、その前にちょっと服着るわ、と言うとアレアは奥に消えた。
「…で、あれが16幹部露出狂アレアです。私の幼馴染です」
「へぇ、真面目なアイがなんであんな露出狂と幼馴染なのか気になるけどまぁいいか」
全部聞こえてるんやけど、と奥から声が聞こえたが気にしないでおこう。
「てか私が3日ほど寝てる間三人はなにしてたのよ」
用意された椅子にちょこんと座る三人組はどよんとした雰囲気を放ち始めた。
「…本当になにしてたのよ」
恐る恐ると言うようにマイが口を開く。
「アイナ様の生体反応がないので…サメにでも食われたかと思って…そこらへんにいるサメの腹を掻っ捌いていました…」
なにしてんの。
「そしたらですね…、その、ある一匹のサメを掻っ捌いたらですね…。その…寄生虫がうじゃぁあーっと…」
聞きたくなかった。
「それが見つかってですね〜…大量虐殺とやらの罪で2日ほど地下牢に…」
本当になにしてんの。
「それでやっとの事で脱ご…釈放されたのです…」
おい今なんて言おうとした。
「しかしながらその地下牢がダンジョンになってまして…例により水系のアンデットや、水死体のようなぶよぶよのアンデットが寄ってきて…」
聞きたくなかった。
「死ぬかと思いました〜…」
流石トラブルメーカーの三姉妹と言ったところだった。
「んじゃ、そろそろ行こう…や…」
先程とほぼ同じ服を着たアレアはカタカタと俯いて震える三姉妹とベッドで三角座りして耳を塞いでいる私を凝視の目で見た。
あの歌声と同じ声とは思えない関西弁のマシンガントークとも言える一方的会話を済ませると、その前にちょっと服着るわ、と言うとアレアは奥に消えた。
「…で、あれが16幹部露出狂アレアです。私の幼馴染です」
「へぇ、真面目なアイがなんであんな露出狂と幼馴染なのか気になるけどまぁいいか」
全部聞こえてるんやけど、と奥から声が聞こえたが気にしないでおこう。
「てか私が3日ほど寝てる間三人はなにしてたのよ」
用意された椅子にちょこんと座る三人組はどよんとした雰囲気を放ち始めた。
「…本当になにしてたのよ」
恐る恐ると言うようにマイが口を開く。
「アイナ様の生体反応がないので…サメにでも食われたかと思って…そこらへんにいるサメの腹を掻っ捌いていました…」
なにしてんの。
「そしたらですね…、その、ある一匹のサメを掻っ捌いたらですね…。その…寄生虫がうじゃぁあーっと…」
聞きたくなかった。
「それが見つかってですね〜…大量虐殺とやらの罪で2日ほど地下牢に…」
本当になにしてんの。
「それでやっとの事で脱ご…釈放されたのです…」
おい今なんて言おうとした。
「しかしながらその地下牢がダンジョンになってまして…例により水系のアンデットや、水死体のようなぶよぶよのアンデットが寄ってきて…」
聞きたくなかった。
「死ぬかと思いました〜…」
流石トラブルメーカーの三姉妹と言ったところだった。
「んじゃ、そろそろ行こう…や…」
先程とほぼ同じ服を着たアレアはカタカタと俯いて震える三姉妹とベッドで三角座りして耳を塞いでいる私を凝視の目で見た。
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