異世界行ったら魔王になってたんだけど(以下略)
23 . 無職?not ニート
「アイナ様、お願いなんで開けてください!!」
「アイナ様大丈夫ですよ、魔力値があんなに高いことなんてありませんから…!」
扉越しにそんなアイの声が聞こえる。私は今鍵を掛け部屋に閉じこもっていた。扉を背にして体育座りをしているとドンドンッと扉が叩かれる。
「うっさいわぼけ!!メンヘラか!!」
思い切り扉に向けて意味の分からないことを叫ぶ。 どういうことですか!?と背後からアイの声が飛ぶ。
「なんですか、アイナ様は引きこもりの素質でもあるんですか!?まさか変え月の前は無職の引きこもりだったんですか!?」
「なんで知ってるんだよ!!!」
「当たってるんかい!!!」
「無職じゃねぇわニートだわ!!!」
「それを無職って言うねん!!!」
「この世界ではそういうのね」
「やかましいわ!!!」
「…いい加減にしてくださいよ」
散々取り乱したアイはコホンという咳払いと共に元の口調へと戻っていた。実に弄りがいのある人材だ。
「なんでアイって素は関西弁なの?可愛いかよ」
「なっ、なんですかそれ!」
可愛いかよ。
「別に知り合いの言葉が映っただけですッ!その…かんさい?なんとかは知りませんが!!」
可愛いかよ。
「大切なので3回言いました」
「何をですか!?私はライン殿じゃないのでわからないです!!」
「チッ…」
「今舌打ちしましたよね!?」
「聞こえてないから大丈夫」
「扉越しでももろ聞こえてましたけど!?」
「お前の耳がいいだけなんだよつるぺた!貧乳!壁!」
「もういいです!アイナ様なんて知りませんよ!!」
そう言って声が遠ざかっていった。アイ逃亡。かと思ったら戻ってきた。
情緒不安定かよ。
その瞬間ドゴッという音と共に扉が外れた。
「え」
「アイナ様、講義の続きをしましょうか?」
今まで見たことのない笑顔を讃えて、アイは外された扉を抱えていた。
「…ハィ」
消え入る様な声の私はにっこりと笑うが目が笑ってないアイに連れ去られた。
「アイナ様大丈夫ですよ、魔力値があんなに高いことなんてありませんから…!」
扉越しにそんなアイの声が聞こえる。私は今鍵を掛け部屋に閉じこもっていた。扉を背にして体育座りをしているとドンドンッと扉が叩かれる。
「うっさいわぼけ!!メンヘラか!!」
思い切り扉に向けて意味の分からないことを叫ぶ。 どういうことですか!?と背後からアイの声が飛ぶ。
「なんですか、アイナ様は引きこもりの素質でもあるんですか!?まさか変え月の前は無職の引きこもりだったんですか!?」
「なんで知ってるんだよ!!!」
「当たってるんかい!!!」
「無職じゃねぇわニートだわ!!!」
「それを無職って言うねん!!!」
「この世界ではそういうのね」
「やかましいわ!!!」
「…いい加減にしてくださいよ」
散々取り乱したアイはコホンという咳払いと共に元の口調へと戻っていた。実に弄りがいのある人材だ。
「なんでアイって素は関西弁なの?可愛いかよ」
「なっ、なんですかそれ!」
可愛いかよ。
「別に知り合いの言葉が映っただけですッ!その…かんさい?なんとかは知りませんが!!」
可愛いかよ。
「大切なので3回言いました」
「何をですか!?私はライン殿じゃないのでわからないです!!」
「チッ…」
「今舌打ちしましたよね!?」
「聞こえてないから大丈夫」
「扉越しでももろ聞こえてましたけど!?」
「お前の耳がいいだけなんだよつるぺた!貧乳!壁!」
「もういいです!アイナ様なんて知りませんよ!!」
そう言って声が遠ざかっていった。アイ逃亡。かと思ったら戻ってきた。
情緒不安定かよ。
その瞬間ドゴッという音と共に扉が外れた。
「え」
「アイナ様、講義の続きをしましょうか?」
今まで見たことのない笑顔を讃えて、アイは外された扉を抱えていた。
「…ハィ」
消え入る様な声の私はにっこりと笑うが目が笑ってないアイに連れ去られた。
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