東方魔人黙示録〜番外編〜
幽香とリグルの日常
今日は所変わって地上の妖怪の山。
その中腹にある花畑で少女。風見幽香が幸せそうに花に水やりをしていた。
その隣で一緒に水やりをしているボーイッシュな少女。リグル・ナイトバグがいた。
「元気に育ってね〜」
「幽香さんってお花の世話をしている時が一番幸せそうです」
「そうかしら?」
「うん!だからお花達も綺麗に咲くんです!」
「嬉しいこと言ってくれるわね〜」
優しくリグルの頭を撫でると彼女は少しくすぐったそうにするが嬉しそうに笑っている。
「僕は幽香さんのお花好きですよ!」
「アルマとどっちが好き?」
「え!?そ、それは〜...」
顔を赤くし目を逸らしたリグルに幽香はクスクスと笑った。それが悔しかったのかリグルは頬を膨らませる。
「からかわないでください!」
「ふふふ...ごめんなさい」
「じゃあ!幽香さんはお花とアルマだったらどっちが好きですか?」
ニヤッと勝ち誇るリグルに幽香は同じく勝ち誇ったように言った。
「アルマよ」
「即答!?」
「当然でしょ?今更恥ずかしがる必要はないわ」
ふふん!とドヤ顔をする幽香だったが後ろから自分を呼ぶ声の主のせいで余裕がなくなった。
「お〜い!幽香〜」
「ア、アルマじゃない。ど、どうしたの?」
「ん〜...暇つぶし?」
「そ、そう...」
少し頬を赤く染める幽香にリグルはニヤニヤと笑っていた。
それに気づいた彼女は顔を真っ赤にして弾幕を投げつけたのだった。
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