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目の前に天使が現れたので日記を付けてみた

りょう

七日目③ 僕と天使と幼馴染

 桐葉が間も無く休憩に入るということで、僕達は彼女を少し待つことにした。

「幼馴染ですか。てっきり裕太様は一人ぼっちかと」

「確かに家に引きこもってばかりだけど、これでもちゃんと友達はいるからね」

「果たして向こうはそう思っているのか……」

「それは言わない約束だよ?」

 ちなみにユリエルの水着は、桐葉が選んだものを本当にそのまま買った。彼女が満足しているならいいけど、そんなに僕のセンスってなかったかな……。

「お待たせ裕ちゃん」

 待つこと十分。桐葉が僕達の元へやって来る。近くに軽いカフェスペースがあるとの事で、僕達はそこでお茶をする事にした。

「それにしても驚いたよ。まさか裕ちゃんがこんな所に買い物に来ているなんて」

「家から近いんだよここ。そういう桐葉こそ、どうして服屋なんかで?」

「服の勉強に。ほら、私衣服を作ったりするのが昔から好きだったでしょ? だから専門学校にも通っているし、あの店で勉強させてもらっているの」

「へえ。頑張っているんだ」

 実は桐葉がと再会するのは中学校卒業以来。幼馴染とは言えど、通う学校が変わればそれだけ会う機会も減る。だからこうして彼女に再会できた事を僕は少しだけ嬉しかった。

「それでさっきも言ったけど、その子は裕ちゃんの彼女なの?」

「違います。私は決して裕太様とはそんな関係ではありません」

「何でそこでユリエルが否定するんだよ」

「ふーん、じゃあ今がチャンスなのかな」

「チャンス?」

「ねえ裕ちゃん、折角再会できたんだから私達付き合わない?」

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