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目の前に天使が現れたので日記を付けてみた

りょう

六日目④ ユリエル様とそのメイド 後編

「ユリエル様、お茶の方をお持ちしました」

「うむ、よろしいです」

 ユリエルから与えられた罰ゲームによって、ユリエルのメイドになった僕。忘れてはいけないが、僕はれっきとした男だ。こんな女装をしてだれが得するというのだろうか。

「裕太、次は肩を揉んでください」

「かしこまりました」

 しかもこれはメイドというよりは、ただのパシリとかそういう存在に近い。何で僕は天使に使えなければならないのだろうか。

「あのユリエル様、一つ聞いていいですか?」

「何でしょうか」

「これメイド姿になってまでする事なのでしょうか?」

「同じような事を私も先日やらされましたけど?」

 笑顔で答えるユリエル。どうやら先日の事を相当根に持っているらしく、その笑顔はまさに恐怖だった。

「こ、これをいつまで僕は続ければ」

「私の髪が戻るまでです」

「それは本当に勘弁してください」

 結局僕のメイド服生活はその日の終わりまで続きましたとさ。

(天使って怒らせると怖いんだな……)

 僕はそれをつくづく痛感させられるのだった。

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