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目の前に天使が現れたので日記を付けてみた

りょう

六日目③ ユリエル様とそのメイド 前編

「もういい加減機嫌直してよ。僕も悪かったって」

「ふん……です」

 トイレからは出てきたものの、未だに不機嫌のままのユリエル。カツラが届くまでこの空気になるのは困るんだけど、どうすれば機嫌を直してくれるだろうか……。

「ゆ、ユリエル」

「……」

「ユリエルさん」

「……」

「ユリエル様?」

「それでいいです」

「もしかして名前の呼び方の問題ですか?」

「本当に反省しているなら、呼び捨てになんてしません」

「本当悪いと思っているので、そろそろ機嫌直してください、ユリエル様」

「そこまてま言うなら、考えはしますが」

 チョロいなこの天使。言い方一つで機嫌が直るなんて何て便利な世の中。ユリエルは先程までそっぽを向いていたのだが、今度はこちらをしっかり見てきた。

「えっと、何でしょうかユリエル様」

「裕太様も髪を切りましょう」

「はい?」

「それでおあいこです」

「え、いや、それは」

「何か文句でも?」

「ごめんなさい」

 とはいえ、流石に髪を切られるのは困るので、代わりにユリエルの言う事を何でも一つだけ聞くことにした。

「さて、何をしましょうか」

「せめて簡単なので」

「では私にしたように、メイド服を着てください」

 女装経験ゼロの僕が、メイド服をを着ることになりました。

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