目の前に天使が現れたので日記を付けてみた
六日目① 髪は女の命
「私髪を切ろうと思うんです」
ユリエルは朝起きるなりそんな事を僕に宣言してきた。恐らく先日言っていた変装の件を、本格的に考え始めたようだ。
「切るってどのくらい?」
「バッサリショートカットにしようかと」
「結構伸ばしてたみたいだけど、それていいの? ほら、女性の髪は命って言うくらいだし」
「少しだけ抵抗を感じますが、先日の件の反省を含めて切りたいんです。ですから、裕太様」
ユリエルは僕に何かを手渡す。手渡されたものはハサミだった。
「まさかと思うけど、僕に髪を切れと言っているの?」
「もちろんです。安易には外に出れませんから」
「それはそうだけど。僕人の髪を切る経験なんて初めてなんだけど」
「大丈夫です。私は裕太様を信用していますから」
「こんなので信用してされてもな」
でも床屋に行くにも騒ぎになる可能性だってあるし、それが一番妥当な考えだとは思った。
「分かったよ。ただ、うまく保証はないけど、大丈夫なの?」
「お任せしますr
「そこまで言うなら」
僕は多少の不安を覚えながらも、ユリエルの髪を切った。
「まさかこんな髪にされるなんて、私裕太様には失望しました。私の髪の毛返してください」
その結果ユリエルの髪型は前髪パッツンのおかっぱ頭になりましたとさ。
「というかさ、髪の毛ならヅラでもいいんじゃないかな」
「あ……」
ユリエルは朝起きるなりそんな事を僕に宣言してきた。恐らく先日言っていた変装の件を、本格的に考え始めたようだ。
「切るってどのくらい?」
「バッサリショートカットにしようかと」
「結構伸ばしてたみたいだけど、それていいの? ほら、女性の髪は命って言うくらいだし」
「少しだけ抵抗を感じますが、先日の件の反省を含めて切りたいんです。ですから、裕太様」
ユリエルは僕に何かを手渡す。手渡されたものはハサミだった。
「まさかと思うけど、僕に髪を切れと言っているの?」
「もちろんです。安易には外に出れませんから」
「それはそうだけど。僕人の髪を切る経験なんて初めてなんだけど」
「大丈夫です。私は裕太様を信用していますから」
「こんなので信用してされてもな」
でも床屋に行くにも騒ぎになる可能性だってあるし、それが一番妥当な考えだとは思った。
「分かったよ。ただ、うまく保証はないけど、大丈夫なの?」
「お任せしますr
「そこまで言うなら」
僕は多少の不安を覚えながらも、ユリエルの髪を切った。
「まさかこんな髪にされるなんて、私裕太様には失望しました。私の髪の毛返してください」
その結果ユリエルの髪型は前髪パッツンのおかっぱ頭になりましたとさ。
「というかさ、髪の毛ならヅラでもいいんじゃないかな」
「あ……」
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