話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

目の前に天使が現れたので日記を付けてみた

りょう

四日目① 天使のお留守番 前編

 天使がやって来て四日目。先日の事がよほど堪えたのか、ユリエルはいつもより早く起きていた。

「合格とまでは言いにくいけど、努力した事は認めるよ」

「じゃあ」

「今日はこの猫耳だけで我慢するよ」

「どうしてそんなものが家にあるんですか!?」

 もはや定例となった朝のやり取りを終え、今日は外出の準備をする。

「どこかへお出かけですか?」

「ちょっとね。猫耳付けたままならついていて来ていいけど」

「ひ、一人で留守番しています」

 大学の方に用事があった僕は、ユリエルを残して外へ出る。本当はものすごく不安なのだけど、あれを連れて大学になんか行ったら、近所どころか世間から痛い目で見られかねないのでここは我慢。

(どうか僕の家が無事でありますように)

 僕は天に願った。

 それが叶わぬ願いだとは知らずに。

「えっとユリエルさん、これはどう説明してくれるの?」

「ご、ごめんなさーい」

 大学から帰宅した僕を待ち受けていたのは、まさに地獄絵面。この世のものとは思えない光景がそこにはあった。

「とりあえず最初から説明してほしいんだけど」

「します、しますから怒らないでください」

「目の前に天使が現れたので日記を付けてみた」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「コメディー」の人気作品

コメント

コメントを書く