目の前に天使が現れたので日記を付けてみた
一日目③ その天使の名は 前編
とりあえず裸になるのは阻止したものの、僕の中の疑いの心は未だに消えていない。このご時世に天使ですなんて言われても誰が納得してくれよう。
「とりあえず裸になる以外で、証明できる方法ってないの?」
「うーん、羽根以外ですと難しいですね。やはり実際に見てもらったほうが」
「それはもういいから! とりあえず君は誰なの?」
「あ、申し遅れました。私はこういうものです」
そう言いながら天使は僕に名刺らしきものを渡してくる。そこに書かれていたのは、
「天界幸福委員会委員長 ユリエル? 何かそれらしい名前だな」
「らしいではなくて、天使なんですってば。私はユリエルと申しまして、あなた様に幸せを届けるためにやって参りました」
「幸せ?」
確かに幸福委員会とは書いてあるけど、
「別に僕不幸じゃないんだけど」
「夏休みというものを退屈していたじゃないですか」
「退屈イコール不幸って事にはならないと思うけど」
ますます怪しくなってきたなこの天使。
「とりあえず裸になる以外で、証明できる方法ってないの?」
「うーん、羽根以外ですと難しいですね。やはり実際に見てもらったほうが」
「それはもういいから! とりあえず君は誰なの?」
「あ、申し遅れました。私はこういうものです」
そう言いながら天使は僕に名刺らしきものを渡してくる。そこに書かれていたのは、
「天界幸福委員会委員長 ユリエル? 何かそれらしい名前だな」
「らしいではなくて、天使なんですってば。私はユリエルと申しまして、あなた様に幸せを届けるためにやって参りました」
「幸せ?」
確かに幸福委員会とは書いてあるけど、
「別に僕不幸じゃないんだけど」
「夏休みというものを退屈していたじゃないですか」
「退屈イコール不幸って事にはならないと思うけど」
ますます怪しくなってきたなこの天使。
「コメディー」の人気作品
書籍化作品
-
-
3
-
-
238
-
-
124
-
-
35
-
-
127
-
-
1359
-
-
0
-
-
49989
-
-
768
コメント