行くも餓えるもこれ一重

神取直樹

翅奪う

 上を見て、自分が、確実にその一歩上の世界から落ちて来たのだと確信した。保護者面の三人に埋められている遠く触れられない空には、床が透明になって、透けて見える、先程までの日常があった。銃夜たちと入っていたトイレも、床以外が全て空間として見えていて、共に下から見上げる視界に、遠近法で、人が多く通る廊下が入っていた。そのうちの数人は女子生徒で、防御も何もないスカートの中身が見えてしまって、一夜は、天井から目をそらす。
「お、白パン見っけ」
 間の抜けた、銃夜の声が、高らかに。彼は天井を見上げて、にやついていた。さも、今の状況が当たり前であったかのように、振舞う。焦りというものが、銃夜と、その隣の異夜には見当たらない。
「お前たちが仕組んだのか?」
 一夜が、大きく息を吸ってから、そう、喉を震わせる。抱きかかえるゲンの、腕から降りて、睨むに近い眼差しを向けた。
「仕組んでたら自分でかかってねえよ。そもそも神を怒らせるなんて所業、お前のおとっさんと娘のアイツくらいしかしねえだろうよ。俺が知ってる中じゃな」
 まあ、正論ではある。崇め畏れる存在を態々、怒らせにかかる人間は現在、宮家の中、その関係者の中ではその辺しか思いつかない。とはいえ、今日出会ったこの二人も、何だかんだで怖いもの知らずの臭いがしているが、見たところ、音を聞いたところ、二人がそこまでの力を持った人物ではないだろうと思える。
「鋸身屋と羽賀屋、じゃなあ……」
 二人の出身を考えてもそうである。大宮家を名乗れる分家三つのうち、真夜が当主として立った金糸屋以外は、鏡写の双子が生まれただとか、とんでもない逸材が生まれただとかは聞かない。それはつまり、鋸身屋と羽賀屋の当主二人は、誰も目を向けないような凡才だということだ。それでも、大宮家のトップ四人のうちの二人であるから、本当の平々凡々というわけではないだろう。
「でも、ここが何処かは知っている。それにこうなることは感知はしていた」
 異夜が喉を鳴らす。呆れているような雰囲気で、無気力にそう言った。
「うちの君影の守護者がな、千里眼で予知して、登校を引き止めててな。安全を考えれば登校はしなかったが、今回は無理をすることに決めた。大宮家が四人も集まらにゃ、今日はきっと、誰にも救えんからな」
 捨て置いた言葉は、一種、嫌味にも聞こえて、自分を嘗められているようにも思われて、一夜は舌打ちをする。それに、ビクリと肩を震わせたのは、隣で胸を押さえていた真夜である。
「一夜君一人でも倒せないの? その神っていうのは」
 真夜が焦ったような、恐れるような表情で言う。彼女はおそらく、今まで、異界にはあまり行ったことがないのだろう。それこそ、儀式的なものと、先の、事件くらいだろう。戦う異界に来たことがないのだ。命を捨てていく場所に足を踏み入れたことがない。
「……種類にもよる。神話を持ってるような、理性があるタイプであれば和解出来る。そうじゃなけりゃ力でねじ伏せるか、殺すしかない」
 一夜が言った。しかし、茶化すように、銃夜が笑う。
「その殺すっていうのが、お前だけで出来るのかって話だろう。ハッキリ言おう。無理だ。隔絶されてしまった時点で、触れることが出来ないんだからな」
 銃夜が、空を指さした。全員がその先を見る。そこには何気ない日常が一つ。それと、何かから逃げる、安芸が一人。
「……安芸せんせー?」
 一夜が上を睨みつける。その先には、先程、共にこちらに落ちてきたはずである彼がいた。落ちたなら、同じ空間にいるはずなのだ。彼は共に、こちらで、上を見て呆けていなければならない。それなのに、彼は、何かから逃亡し、走り、その周囲には、黒い靄のようなものを携えて、目線の振れ幅から、何処か隠れる場所か、助けを探しているようだった。
「二重」
 一夜が嫌に焦った顔でそう言う。銃夜が高らかに、一夜が浮かべた感情と表情を助長させるように謳う。
「神は今、前菜を食ってる最中みたいだぜ。メインディッシュの俺達の前に」
 目線を滑らす。安芸が逃げているその随分後ろの方。その途中に、安芸と同じ行動をしているヒヨやら、フセやら、見知った面々が幾人かいたが、それも気にならない程に、ヤバイもの、が、確かにいた。
――――蛾の大群。それも、本来なら飛べないはずの、蚕蛾の成虫。その大群は大体、ランドセルくらいの大きさで、そこまで逃げる必要も無いように見える。しかし、それが動いてする行為こそが、酷く、悪魔的で、神聖なのだ。
 何も見えていない様子の、おそらくは一般人であろう人々を虱潰しに襲う。襲うと言っても、大群は大群のまま、人間の頭を包み込む。一人ずつ、丁寧に、バリバリと音を立てて貪っていく。蛾の何処にそんな咀嚼する口があるのかはわからないが、頭だけ食べた後には、それ以上を食わずに、頭の無い体を捨てていく。それを一人ずつ、一人ずつ、確実に、抵抗しない一般人から行使する。何故一般人が抵抗しないのだろうと、一夜は思考を巡らせてみる。幻術やら脳麻痺やらが浮かんだが、それは、どれであろうともどうでも良い。そこに確かにある真実としては、一般人たちは、隣で誰かが食われても、蛾が自分に近づいても、何もなかったかのように、日常を食いつぶしている。それが真に日常ではなく、異界であることに気が付いているのは、そういうものが見える者たちだけのようだ。三輪に笠井、葛木に光廣、ヒヨにフセ、与市にその主人と思われる男。勿論、知らない顔も幾つかいるが、見えているだろう全員が、その蛾が異常であることに気が付いて、逃げ回り、安全地帯の確保に動いていた。
「ヒヨ! フセ!」
 一夜が叫ぶ。叫んで、皆から離れ、二人を追いかけるが二人が揃って階段を降りようとして、また、上の階段から戻って来て、二人が違う階に行くことを諦めたところで、歩みが止まって、ただ見上げるだけに戻る。
「龍ノ介ちゃんも、みっちゃんも……?」
 真夜が唸った。
「うちのはまだ来てないみたいだな」
 銃夜がおそろしく冷静にそう言う。異夜も、俺もだ、と零して、そっぽを向く。
「……解決策があるはずだ」
 一夜が、深呼吸してからそう言った。
「ある。だがない」
 そんな一夜を制したのは、意外にも、ゲンであった。
「今の時点で、現状、出来ることがない。あと暫くは待たないといけない」
 眉間に皺を寄せて、ゲンは、一夜の頭を撫でた。その一夜の表情も優れない。
「よく知ってるな、先輩」
 銃夜がそう言っても、ゲンは無視を決め込んで、口を開く。
「まずは状況を整理しよう。話はまずそれから。することを考えるのもそれからだ」
 ゲンの言葉を耳に震わせながら、遠く、一人でぼんやりと皆を眺めていた羚は、上を見上げて、蛾を睨みつけ、ゲンの言葉を、振動を、再度捉えるために、一夜に駆け寄った。



「手短に、最短に、効率的に話そう。まず、今回の神についてだ」
 ゲンが全員を円状に座らせて、その目線を自分に集まらせる。そこまで緊張する人数でもなければ、全員、彼の見知った顔であるため、ゲンの口は不思議なほど軽やかに動く。その声は淡々としていて、感情を何処かに捨てて来たような印象を受けた。
「蚕蛾の神。八百万の神々の一種ではあるが、神話の存在しない、民俗宗教から生まれた神だ。所謂オシラサマ、そのもの、またはその派生。咲宮家や日宮家がよく生贄の儀式に応用する。生贄さえ与えれば、子供関係の願いや、農耕に関する願いを叶える。裏を返せば、その生贄を怠ったとき、当然、とんでもない報いが来る」
 それは、どこの神でも同じだが、と、ゲンは一息ついて、天井を見上げる。一般人が次々に食われていく。見知った者たちはまだ誰もやられてはいない。それを、共に見上げていた一夜は確認した。しかし、もう一つのことに気づく。
「奴が張る異界は、常に二重。贄を熟成または確保しておく奥屋、贄を食うための外屋。異界の核は奴自身の時と、奴が選んだ贄の誰かの時がある」
 ゲンが話す言葉を情報として聞きつつ、一夜は、その目に迫って来る、徐々に大きくなっていく、上層部の影を感じる。
「今回は主である蚕神が在室中だから、奴自身だろう。一度、アイツを壊せばここの異界は消え失せる」
 それが今回の解決策であると決定づけたゲンは、未だ上を見続ける一夜の肩を叩いた。
「そんで、アイツを壊せる時は、俺達が上に連れていかれた時」
 上層部が迫ってきていることをゲンはわかっている。それが、まだ出来ないことの理由だとも言った。それでも、一夜は、聞こえる咀嚼音から、判断を揺らがせている。
「上に連れていかれるのに関して、おそらく時間設定がされてるはずだ。その時間いっぱいまで、奴は俺達を殺せるまで力を付けようと、一般人を食いまくる。奴は異界に入ってすぐは力が薄いからな」
 それを待て、と、言っているのだ。この男は。友人たちが食われるかもしれないのを黙ってみていろと、吐き捨てているに等しい。
「……ヒヨ達はどうなる」
 一夜が呟いた。
「弱けりゃ食われて死ぬ。強けりゃ返り討ちに出来る。どっちかなんて俺にはわからん。けどな、今、逃げることしか考えられていないのは、おそらくは幻術のような、麻薬のようなものを漂わせてるんだろう。抵抗しないっていう暗示だな。つまり、返り討ちは出来るかわからん。これからもっと一般人が落ちてきて、それを食って満腹になってくれれば、それで知ってる奴らだけは助かるんだが」
 もう、首を上に曲げるのも辛くなって、ゲンは、その場に寝そべる。
「待つしかない。今はな」
 無気力に、ゲンが言う。それに合わせるように、銃夜も異夜も、同じように寝そべった。
「死に様見届けてやんのも友人の義務だぜ、一夜」
 銃夜が更に無気力に、欠伸をしながら、そう放つ。それがどうにも悔しくて、一夜はそれをぶつけるように、真夜に目線を縋った。真夜も一夜を見つめていて、打開策を聴こうとしている。一夜なら何とかなるのではないかと、そう、一夜自身に縋っていた。
「まあ、まあ、そろそろ、だけどな」
 もう一度、銃夜は欠伸をして、天井を見つめる。その顔は気味悪く笑っていた。だが、その表情は何処か確信付いたような顔で、勝利を知っているような顔である。
「銃夜、お前、何かしたな」
 一夜が言った。
「いや、するのさ」
 銃夜が、これからな、と、付け足して、立ち上がる。共に、異夜も立ち上がり、上も見ずに、一言放り投げた。
「さて、開戦だ」
 上層部に、二人、人間が増える。その二人は、躊躇なく、床を蹴った。もう既に目測三メートル程度の近さになっていた天井からは、その二人の表情が、顔が、よくわかった。
「見ろ! 主人がゴミのようだ!」
 背の高い方の、成人と思われる、かの樒のようなギザ歯を携えた男は、銃夜の上で何度も飛び跳ねてそう笑う。もう一人、おそらくは一夜達を同年代であろう、亥の島中学の男子制服を着こんだ少年が、その成人男性を呆れながら見て、溜息を吐いた。
「んなこと言ってないで、さっさと仕事してくれお前ら」
 銃夜も溜息吐いて、二人を見上げる。どうやら二人は銃夜の守護者か、従者であるらしい。二人は、はいはいと返事を揃え、意味もなく逃げ回る者達を更に追いかけて行った。一夜はその様子を見るしかなかったが、どうにもその二人の内、少年に、見覚えがある。
「……晴嵐君?」
 真夜が唸った。少年、中学生にしてはまだ早そうなピアスを開けた、その彼を見て、その名を謳う。
「知り合いか?」
 銃夜が言うが、真夜は首を横に振る。
「知り合いって言うか……貴方の守護者だし同学年だし見たことはあるし……知ってるだろうこと聞かれても困る……」
 銃夜への本気の嫌悪を示して、真夜はもう一度、晴嵐に目を向けた。
 そんなことをしているうちに、ただ逃げ回るだけのヒヨとフセに追いついた晴嵐は、二人を背から、驚かせるように、肩を抱く。それに驚いたヒヨとフセは目を丸くして、晴嵐を見やる。
「誰だ!」
 ヒヨが一番に叫んだ。フセは黙って、晴嵐の手の甲に爪を立てる。相当に興奮しているらしく、どうにも、落ち着きなく、無理矢理に晴嵐を引きはがそうと必死だ。やはり、いつもの冷静な二人ではない。
「安倍晴嵐。大宮銃夜の守護者で、大宮支族の安倍家出身。お前らを助けに来た」
 少しだけ落ち着いた様子の二人から手を離し、すぐ近くにあった部屋に誘導した。蛾の大群は未だあまり廊下の端から動いておらず、ただただ逃げない一般人を捕食し続けている。逃げ回る者たちはその蛾からは遠ざかって動き続けているため、傍の部屋に入れば一応の隔離は可能そうであった。
「もう一組連れてくる。これ握っててくれ。段々と気分が落ち着くと思うから。暫く我慢してくれ」
 二人に札のようなものを握らせ、呼吸を整えようと共に深呼吸を促す。そんな一瞬の静けさを掻き消すように、部屋の扉がガラリと開いた。
「見ろ晴嵐! 四人捕まえたぞ!」
 心底嬉しそうに、成人男性の方が、気絶している少年一人と三輪、気分の悪そうな与市、おずおずと着いてきた笠井の四名を部屋に放り投げ、ガッツポーズを決める。また晴嵐と銃夜は同時に溜息を吐いて、晴嵐は札を四枚ポケットから出し、その四名にも握らせた。
「次、優先順位は能力者でいいだろ?」
 晴嵐が男と共に銃夜を見下ろした。
「下に誰かいるのか」
 ヒヨが言う。それを聞いて、男がクスリと笑った。
「いるさ。大宮家というバケモノ達がな。あぁ、お前が欲しかった答えは『一夜がいる』だろうが、それも答えとして答えられるぞ」
 きらりと、ヒヨの目が輝いた。ヒヨは床を叩いて、見えていない一夜を呼ぶ。
「一夜! そこにいるなら! 怪我してないか! 無事か! 変な奴と一緒じゃないか!」
 ここにいる。怪我はしていない。無事である。変な奴とは一緒である。
 一夜には聞こえているが、ヒヨにはきっと返事は聞こえない。
「無事だし、うちの主人とは一緒だけど、守護者がフルで二人ともいるんだから、大丈夫だろ。安心しろ、今はとりあえずそこにいてくれ。次の奴ら連れてくるから」
 晴嵐と男がまた、部屋の外に出て、扉を閉め、次の者たちを探し、連れてくる。それによって、一夜達が見知っている人物は大体、揃ったように見えた。それらの人々も、どうにか落ち着いてきたようで、呼吸は整っている。全員が顔を見合わせ、冷静に、扉の隙間から外を確認するまでになる。二人が能力者だろう人々を全員隔離した頃には、あちら側では既に、オシラサマの単語も出るようになり、こちら側と似たような考察を始めていた。
「これで能力者は全員?」
 晴嵐が言う。ゲンが答えた。
「いや、おそらく次々と際限なく落ちてくるだろう。とりあえず、戦力になりそうな奴らは部屋に圧しいれておいてくれ」
 そんな、ゲンの指示に、羚が首を傾げる。
「そんなことせずに、君らで戦って殺せば良いんじゃないのかい。ナイフとか持ってる人もいるんだろう?」
 一夜が一つ、気づいて、ふと、羚とゲンを見た。
「ゲン、羚。ナイフ持ち込めてるか?」
 二人はハッとして自分のポケットやら隠し場所やらを弄るが、そこに自分の武器であるナイフやらなにやらは全て消失している。
「詰みだ。上にいる奴らじゃほとんど戦闘が出来ない」
 異夜がしかめっ面でそう言った。人選がミスを犯している。素の能力として分断を持っている者が、一夜の知る限りでは、葛木くらいしかわからない。ナイフ等の露骨な武器類は、誰も持っていないようで、あちら側の者たちも、自分たちが携帯している刃物の類は全て消えていることに気が付いた様だった。
「蚕は刃物が苦手だからな。紙類は持ち込めたが」
 ゲンが唸る。
「お前の守護者たちは戦えないのか」
 一夜が銃夜に言うが、気味悪い笑いで、銃夜は返す。
「無理。支族だもん。神相手に死ぬ気で挑んだら本気で死ぬ」
 あぁ、これは詰んでいる。確かに、手も足も出ない。一夜は少し汗ばんだ頭を抱える。
「とりあえず、落ちてくる能力者は全員隔離するぞ。主人らがこっち来るまでな」
 代わり映えしない、ただただ首から下の体を作っていく蛾の大群を眺めて、次が落ちてくるのを男と晴嵐は待つ。そうして落ち着いてきただろうか、と思った頃に、人が、フッと、一瞬で四人、増える。その中の一人に、驚き、焦り、その他のうち二人に、多少の期待を持つ。最後の一人が、白髪に青目をした女子高生が高らかに、尋ねた。
「ここは何処?」
 首を傾げる少女は、下を見て、誰? と、また一つ尋ねて、晴嵐たちを見直す。その少女を囲むように、驚いた表情をして吐き気に押しつぶされそうになっている、郁と、同じ色をした小学生くらいの少女が蛾を見て怯えていた。
 そんな三人の他に一人、確実に一般人であるとわかる男が佇んでいる。黒縁眼鏡に染めっ毛のない短髪。
「待て! 食わせるな! そいつだけは!」
 ゲンが叫んだ。もう手を触れられる距離になった天井を叩いて、訴えた。何かに気が付いた蛾たちが、向けって来る。どの一般人も避けて、そのただ一人、先程こちらに来たばかりの男に。
「中嶋! 避けろ!」
 ゲンが叫び続けた。その声は聞こえていない。一夜がその現状に驚いて周囲を見渡すが、銃夜と異夜は二人とも揃って、口を開けていて、真夜は何もわからずオロオロとし、羚はただ、目をそらした。中嶋は男と晴嵐の方を見て、平然と、日常に佇む。
「裸女先生、どうかしたんですか。そんなにこっちを見て」
 男、裸女と呼ばれた彼は、中嶋の腕を掴み、部屋に放り込もうとしたが、そのギリギリ、寸前まで、蛾が来ていた。もう、間に合わないと、間に合っても、自分かその隣にいる晴嵐が食われるかもしれないと、目を瞑る。
 一夜と、その周囲と、上層部の廊下に出ていた者たちの耳に、グシャリと音がして、血液が飛び跳ねた。

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