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チャット始めたら、危ない女が現れた。

片山樹

番外編『クランクアップ3』


「はぁー。めんどくせぇー。しかしやらなくてはならないんだよな。はぁー、だりぃー。俺は忙しいっていうのにわざわざ……」

「クラスに一人ぐらいこんな奴いるわ。皆でやろうと決めたのにも関わらずダルいとかきついとかネガティブな事を言う奴。特に文化祭の時とか。普通、こんな男は女子に嫌われ、男にも嫌われるってのがオチなのに……何故お前は女の子に好かれてんだよ! えっ? 何それ? なんて、エロゲって感じだぜ」

「おいおい。一応サッカー部っていう設定にしてんのに爽やか設定失くなってんじゃねぇーかよ。一応感想欄で茶色の髪でピアスとかしてそうとかなんとか大分、昔に言われてんのにエロゲとかやってたら爽やか設定からキモオタ設定になるぞ」

「キモオタ設定って言うのはどうかと思うぞ。最近のオタクは清潔感がある奴といるしな」

「やれやれ。そういうのはニワカって言うんだよ。
 ファッションオタクってやつ? オタクということを上手く利用して可愛い女の子を落とそうとしてるんだ。
 大体そういう奴は有名所のアニメとかゲームをして、面白いですとか言ってんだよ。ただのニワカなんだよ」

「だけどそれは偏見じゃねぇーの? 中には本当のオタクでイケメンもいるじゃんかよ」

「あぁーいるけど。極々少数の選ばれた戦士だけな」

「へぇーそうかよ。それで何の話してたっけ?」

「何の話もしてなかった。ただ最近のオタクについての話と……って違う! 今回はそんなオタクうんぬんの話をしたいからじゃない! 今回はだなぁー。
 チャットシリーズの最終回を記念にして、まだ終わったわけじゃないんだけどね。まぁー記念の番外編なんだよ! とりあえず開始するぞ! ほらほら、席に座れ」

「よっこらせっと。あらよっと、これは台本かぁー。
 こんなのは要らねぇーな。ぽいっと」

「おいおい。ポイ捨てはだめだぜ。拾えよ。環境問題で訴えられる可能性があるからな。子供の育成上の問題も発生するから」

「育成上じゃなくて教育上にしてな。育成にしたら子供がどこかのモンスターにみたいになるから」

「あ、すまんすまん。教育上の問題が発生するからポイ捨てはダメだぞ」

「ちなみにポイ捨てでは無く、しっかりゴミ箱に入れたから安心しろ。それと台本なんてものは要らないさ。俺達が今回はこの放送自体をハイジャックだな」

「っていう設定なのかな?」

「設定言うなよ。色々と分からなくなるだろ。ひとまず、台本をゴミ箱に捨てたのは本当。で、これからどうするよ? 台本無しにこの番外編を進めるのか?」

「あぁーそのつもりだぜ。夕」

「そうだな。健一。もう今回はお前に任せるよ」

「おうおう。任せろ任せろ。で、どうする?」

「頼りになってないじゃねぇーか! お前ゴミ箱から台本取ってきやがれ!」

「いや、行かねぇー。俺は絶対に行かねぇー。まぁ、いい。夕、お前はヒロインの中で誰が好きなんだよ?」

「えっ? それって作品上の話とリンクさせる感じ? それとも作家目線有り有り?」

「お前の好きにしろ。でも、ヒロイン誰を選ぶかってのは最終回でしたいから。作家目線有り有りで頼むわ」

「なるほどなるほど。お前後悔しても知らないぜ?」

「へいへい。分かってますよ。まぁ〜やっぱり俺は岬ちゃん押しだな!」

「そうだったなー。お前は岬押しだったよな。岬のどこが良かったんだ?」

「頑張り屋さんなところ?」

「頑張り屋さんねぇ〜。頑張り屋さんというよりもただのどえむ感があるけどな。皆から信頼されまくってるからそれに答えようとして自分の身を滅ぼすみたいな。
 そういうタイプの人間はいつか歯止めが効かなくなってキツくなる時があるんだよ」

「お前人生経験豊富だな」

「まぁーな。伊達に高校生やってんじゃねぇーからな。
 頑張り屋さんのタイプは人一倍頑張るから疲れるんだよ。それに単独行動が多くなるし。要するに負担がかかるってことね。そういうことになったら色々と大変なんだよな」

「まぁーそれはあるな。だけどそんな頑張り屋さんの岬ちゃんの側にいたいっていうか。役に立ちたいというか。まぁーそんな感じ」

「そんなかっこいいこと言ってもどうせお前のことだから下心アリアリなんだろ? どうせ」

「どうせを二回も言うな! あと、俺をそんな偏見な目で見るな! まぁー確かに少しばかりは下心があるかもな。彼女によく見られたいという願望でね」

「そんなもんだよな。実際女性が化粧するのも男性によく見られたいとかが一番だろ」

「そうなのか? よく分からんが美しくいたいと思ってるかもしれないだろ?」

「でも美しくなりたい理由はなんだ? もてたいからではないのかな?」

「うわぁー。確かにそうだ。これは困ったな。女性が化粧するのって言われてみれば、男性に良く見られたいからなのか。それなら俺達はまだ良いよな。好きでサッカーやってるし。お前も昔は天文学部とかやってたんだろ?」

「おい! いつどこで俺が天文学部にいたこと知ってんだよ!」

「へへっ、ちょっとな。色々と聞いちゃったぜ。お前にもそんな過去があったなんてなぁ〜。へへっ」

「おいおい。気持ち悪い笑い声出すな」

「ところで何だか、こんな野郎二人組のトークとか誰得なの?」

「そりゃあ、勿論腐から始まる女子が大好きな人向けに決まってんだろ!」

「何……その? 腐から始まるものって」

「そりゃあ、勿論。薔薇だな、グヘヘ」

「おい、気を正気にしろ! 健一! お前は岬の事が好きなんだろ! どうして俺なんかを……」

「好きさ。大好きさ。だけど……俺は、俺は、お前を一目見た時から俺はお前に」

「鼻くそ付いてんぞって言いたかったわけ」

「ふざけんな! 一瞬ドキマギしちゃった俺の乙女心返せ! それとティッシュよこせ!」

「ほらよ」

「何? このティッシュ? 黄色いのがべったり付いてるんだけど。もしかしてこれ、使用済み?」

「ふふっ、勿論さ。鮮度良いぞ」

「触っちまったじゃねぇーか! 汚いぞ! 汚すぎる!」

「あぁ、それクリームパンのクリームだから安心して良いぞ」

「危うくモザイクかけようかと思ったじゃねぇーか」

「視覚には見えないんだから安心しろ。頭大丈夫か?」

「てめぇーの顔にだよ」

「年齢は16歳です。初めてです」

「おい。てめぇー目を離したらすぐにまた変な事を言いやがる」

「ただの自己紹介です」

「ちょっと最初の入り方はえっちぃビデオみたいだったよね? そうだったよね?」

「なに勘違いしてんだ? 主人公だろ。しっかりしろ」

「はいはい、わかってるよ。主人公だからこそしっかりしますよ」

「よっ、誠二世」

「誠、二世言うなっ!」

「現にお前ってハーレム形成してグヘヘの関係じゃん? それでも二世を否定すんの? 流石に虫が良すぎるだろ」

「はいはい、わーったよ。要するに一人選べってことだろ。勿論俺は―――(ヒロイン)を選ぶよ」

「うわぁー。マジかよ。お前、やっぱり下衆だな」

「悪いけど俺は下衆じゃない。大下衆だ。感想欄でボロクソに叩かれるのを期待してるぜ」

「はははっ、これこそが俺の真骨頂だ」

「というかそろそろチャットシリーズ健一編とか出ねぇーかな」

「どうしてだよ?」

「チャットシリーズ健一編では勿論俺が主人公でお前みたいな最低クズ主人公をボコボコに打ちのめしてら改心したヒロイン達といちゃいちゃするんだよ。もしくはNTRでも可」

「お前もトコトンクソだな。主人公の友達枠として正常にしてろ!」

「わりぃー。俺は残念ながら主人公が残した甘い蜜を奪うタイプだから」

「お前トコトン最低だな」

「勿論これは心優しい俺が主人公であり、友達である夕の評判を上げる為のものです」

「あのね、残念だけどね。俺等二人共が糞認定されてるから安心していいよ」

「ま、マジかよ……」

「当たり前だろ。だってコメント欄にキャラが全員クズだと書かれたんだぜ。全員クズだってよ。それならクズを突き通してやろう思ったわけよ」

「へぇーあのさ、心弱いんだな」

「流石にツーンと来るぜ。一発目にブリザード食らわされるレベルにツーンだな」

「はぁー。正直書くネタ無いんだよな。ってことで終わりだ、終わり。色々とネタ挟みたいけど男二人の会話は流行んねぇーから」

「そだな。終わりにしよう。じゃあ、これで終了。あ、ちょっと待ってくれ。スペシャルサンクスからの感想が来た」

――スペシャルサンクスの皆様からの声。

「チャットシリーズ完結おめでとうございます」
 byイエローパンチ。

「チャットシリーズ面白かったです!」
 byイエローパンチ。

「チャットシリーズ最強です!」
 byイエローパンチ。

「今後の作品も期待しています!」
 byイエローパンチ。

 「おい。夕、イエローパンチさんって誰だよ!」

 「良くぞ聞いてくれたな、ワトソン君。イエローパンチさんとは俺が小学生の時初めて聞いたラジオ番組のリスナーさんの一人だ。このイエローパンチさんはな、リスナーと言っても毎回毎回ラジオにお便りを書き登場する程の凄い人なんだ!」

「要するに出たがりだったんだね!」

「違うぅーーー! 多分だがこのイエローパンチさんってのは運営側が差し向けたリスナーと見せかけた本当のリスナーなのさ。だからいつもDJの人も今回もイエローパンチさんからのお便りを貰いました(苦笑い)だったからな。
 ちなみにイエローパンチさんには一定数のファンがいるらしいぜ」

「うわぁー。どうでもいい情報だね」

「だから皆様もイエローパンチという名前のお便りさんを発見したら、俺の思っているイエローパンチさんかもしれないから注意深く聞いてくれよ」

「どんな人だったか覚えてる?」

「確か、イエローパンチさんは二児のお父さんだったはずだ。俺が聞いてた時期は夏休みだったから娘二人の自由研究を考えるのも大変ですとか言ってた気がするぜ」

「子供達は大人に任せるんだね」

「まぁ、そりゃ仕方ないぜ。子供ってそんなもんだろ?
いつもは大人ぶってる癖にいざというときは子供パワー全開で大人がやれよ雰囲気出してくるからな。だから質が悪いんだよ。これだから小学生は」

「小学生限定は良くない〜!」

「そうだな、インターネット使ってる餓鬼、それもなろうを読んでいる餓鬼はマジで頭捻くれてると思うぜ。それも俺の作品を読んでる餓鬼は絶対頭がおかしいね。こんな読んでも何の意味も無い小説読んでる時点で終わってるね。
 分かる奴等は大抵途中で切ってるから。そいつらは頭良いよ」

「それって煽り?」

「いやなろうを使ってる小学生って絶対おかしいだろ。心に魔物住んでるレベルの闇を抱え込んでるに違いないぜ。確かに今頃はスマホの普及とかがあって、なろう利用者増えたけどよ。小学生でなろうデビューは……」

「そうか? 意外といると思うけどな。小学生なろう民。名前の欄に本名打ち込んで住所まで書いちゃう系」

「確かにそういうの多そう。というかインターネットの怖さとか分かってないんだよ。絶対に。軽はずみに色々ツイートとかしてる連中いるじゃん? 大人とかでもさ。だから子供は尚更無理だって」

「確かにそれは有り得るよな。でもクラスに一人ぐらいはやたらネットに詳しい奴いなかった?」

「あぁーそういうのは大抵が5ch(旧2ch)見てる奴等だな。それか本当に機械弄りとか好きなタイプという設定」

「Welcomeから始まる一連の厨二病名台詞を言ってる連中ってことか」

「そうそう。そんなタイプ。ちなみにそいつらは浅い知識しか持ってない奴等が多い。というか今頃の小学生ってパソコンとか使ってんのか?」

「それはあるよね。昔はパソコン、それもデスクトップ型だったのにいつの間にかにノートパソコン、そしてタブレット型になってしまったし。覚えてる人いるか分からないけどデスクトップ型のWindowsって起動時間がかなり掛かったし、突然音が鳴るからドキッとするよな」

「うんうん。それとまだ06年ぐらいのネットはまだ安定してなかった記憶がある。フリーズしまくってた(家のパソコンスペック的な所もあると思うが)。それと大正義YouTubeが最強だったけど当時は殆どアニメの垂れ流しだった気が……。それとフラッシュゲーム面白かった」

「正直それは分かるよ。フラッシュゲーム世代が一番楽しかったよな……って、違う! 今回は謝礼も込めたラストオブラスト的な言葉で締め括ろうと思ってんだぞ!」

「あぁーはい。この作品、終わります」

「ぇぇー軽っ! 軽スポかよ! お前!」

「小学生でも持てるから楽だよねぇ〜」

「というか小学生しか持てへんわ! 大人が持ってたら、少し性癖疑うよ。軽スポ」

「とまぁーこんな感じで終わりは良いよね? どうせ、次話で最後なんでしょ?」

「うん。じゃあ、では最終話でお会いしましょう!」


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