スーパーファミコンをレビューしてみた。思い出も含めて。

小夜子

第39話「ファイナルファイト2」



ファイナルファイトが人気を博した事で2が登場。
前回はアーケードが初出だが、今回は家庭版のみがリリースされた。
誰もが「おお!」と手を出したものの、「はぁ」な結果に終わった。
筆者は名古屋に住んでいる従兄弟に頼んで「遊んでいないゲームを送って」と母親経由で頼んだ。すると、後日送られてきたのが「ファイナルファイト2」だった。




物語はマッドギア残党がマキの父と姉レナを誘拐したという。
この二人は前作のガイと関係があり、父・源柳斉はガイの師匠。
レナは婚約者にあたるそうだ。本当ならガイが助けに行くべきだが、彼は修行の旅に出ているらしく不在。マキから父と母がマッドギアに誘拐された一報を聞いたハガーは憤慨し、手がかりがある香港で落ち合うことに。同居人のカルロスと共に香港へ。
そこから世界各国へと戦いの舞台を繰り広げることになる。
プレイヤーキャラはハガー、カルロス宮本、マキの三人。
二人同時プレイも可能だ。




さて、前作同様横スクロールアクションゲームなのは言うまでもない。
それ自体は別にいいが、何が「はぁ」なのかと言うとあまりにも爽快感が無い事だ。
前作は敵が異常なまでに攻撃力が高かった。だが、今作では攻撃力があまりにも低すぎる。敵も味方も低いし、敵側はライフが高いキャラもいるので、プレイしていると非常に萎えてくるのだ。ちなみに全6ステージで最後は何故か日本である。




ただ、二人プレイができたり、パンチはめが健在だったりするのは嬉しい。他にも難易度設定が可能になった。難しいものにするほど最後のEDが変化する。筆者も一番最強の難易度でラスボスを倒して感動のエンディングを見た覚えがある。また、男性諸氏は当時としては珍しい戦う少女(元ヤンだが)マキさんに胸を踊らせる人もいる。攻撃の声が男まさりなのに、ダメージを受けたり、やられた声がやたら色っぽいというギャップにハマった人は多いだろう。そんな男性票もあってか、最近のストⅡ系ゲームでもマキさんは健在。




攻撃力のバランスさえ改善できていれば、もう少し評価は上がったかもしれない。
背景の書き込みやBGMなどは素晴らしいのだが。ちなみに1面で春麗さんがいたり、2面でガイルさんがいるのでチェック。




Wikipedia情報によると、2014年8月27日からWii Uのバーチャルコンソールで、2016年11月21日からNewニンテンドー3DSで配信が開始されているので知らない方はプレイしてみるのも一興。

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