スーパーファミコンをレビューしてみた。思い出も含めて。

小夜子

第30話「天外魔境ZERO」

当時あまりにも有名だった作品、天外魔境。サクラ大戦で有名な広井王子のデビュー作とも言える作品だ。今作ではストーリー・キャラを一新させた新しい物語で始まる。といっても、王道の作品なのは変わらない。




ストーリー


永遠の火によって新たにジパングの王として弟が選ばれたが、兄王はそれに反発。封印されていたニニギによってそそのかされ、弟王を殺害する。遂には地獄門の封印を解き、ニニギ、そして地獄の軍団を復活させてしまう。軍団はジパング各地を守っていた神獣をあっという間に封印し、ジパングを支配した。100日後、火影村の少年・ヒガンは永遠の火の意思によって火の勇者として選ばれ、ニニギを倒すために旅立つ。




という感じ。基本的にジパング各地を周り、お店で武器防具を買い揃え、神獣を封印した地獄の軍団達を倒していこう。王道故ににわかりやすいストーリーなので難解な部分はない。大概、こういうゲームはストーリーに凝っていてそれ以外はあまり面白くなかったりするが、そうじゃないのがゼロのいいところ。




まず、PLGS(Personal Live Game System)というゲーム内の時間が現実時間とリンクしているという画期的なシステムの採用だ。これにより神社でのお祭り、特定の時間にしか営業していない店、更にはサンタさんなど季節イベントが多数存在する。またプレイヤーの誕生日に火影村に帰宅すると、友人たちが誕生日を祝ってくれるぞ。




※ただし、日付の設定上限も2014年12月31日まで。誕生日の設定条件が1999年12月31日までとなっているので、ここ最近生まれの人は影響を受けること必至。




この作品ではストーリーこそ一本道だが、ミニゲームも数多く存在する。女の子とお話して上手く接すると同棲も可能な出会い茶屋などもある。また、魔法のような効果を持つ巻物探しも楽しい。一度クリアすれば「ふたたび」という項目が現れ、強くてニューゲームとして遊ぶことが出来る。




ちなみに本作のラスボス・ニニギを楽に倒す方法はマもの「極楽鳥」を連発することだ。一度で500ダメージくらいは与えれるので連発すればニニギなど恐るるに足らず。




育て方は1回目にこころのエサ、2回目にからだのエサ、3回目になぞのエサ、4回目にあたまのエサを与え、サナギを40時間~49時間59分の間に孵す。


※60時間以上経つと卵は腐ってしまうので注意。




どうでもいいことですがキャラはみずきさんが好きです。男っぽいけど純粋でカッコイイですぞ。また非売品だが「天外魔境ZERO 少年ジャンプの章」という物もあり、集英社ビルなどがゲームに出てきたりするらしい。やってみたい…。

          

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