スーパーファミコンをレビューしてみた。思い出も含めて。

小夜子

第24話「シムシティジュニア」



シムシティというと都市を発展させ、ライフラインを整えたり、警察署やら病院やらを建築したり…などと非常に難しい都市設計ゲームとして有名だ。この作品ではそれを非常に簡単にしたもので、コミカルな絵も子供向きかと。




主人公は何もない土地に道路を整備し、草木や池を植えたり、家やお店を建てよう。家は二世帯住宅の家、レンガ造りの家、お化け屋敷など多種多様。お店は金物屋、ラーメン屋、ハンバーガ屋なども。他にも図書館、学校、警察、病院などを建てよう。何をどれだけ建てるかノルマはなく、好きなように建てて構わない。ゴチャゴチャした街を作るのもの良いし、自然豊かな街を造るのもいい。この事からドールハウス遊びだと捉えている人もいるようだ。




またこのゲームでは住人たちがわかり、皆、各々どこかへ向かっている様子がうかがえる。虫眼鏡アイコンで見ると更に具体的になるぞ。主人公設定ができるのもウリだ。名前や考え方、趣味、ペットなどを選べ、最初に建てた家に住むことに。自分の分身が好きな家に住む…なんとも親近感が沸くではないか。おまけに家にXボタンを押すと家の中に入ることもできるのだ。プール場やカルチャーセンターでXボタンを押すとミニゲームで遊べたりもする。他にもテレビアイコンでテレビを見ることもできるぞ。これがなかなか考えられていて面白い。でも難しくない。




ただ、建物を建てるには資源が必要。その資源を盗む奴がよく出てくるので注意。資源が足りないと建物は建てられず、資源が不足することによって家や建物が壊れた状態になる。資源アイコンを押すと画面が切り替わり、クレジットの回数分だけ資源を回復する事ができる。使い切ったら、貯まるのを待つか、裏技で増やす方法しか対応策がない。




他にも、それぞれの課題をクリアするシナリオモードなどもある。また、資源を盗む奴が出てこないペイントモードもある。注意して欲しいのはオリジナルモード、ペイントモードもセーブデータが共通なのでどちらかを作って記録を保存するとそのまま上書きされてしまう。




資源を盗んだり、火事や間伐などが起きるオリジナルモード。災害関係が起きないペイントモード。どちらかを考えた上で遊んでみて欲しい。子供にも大人にもオススメできる良作。

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