スーパーファミコンをレビューしてみた。思い出も含めて。

小夜子

第2話「ガンハザード」




スクウェア(現・スクエアエニックス)から発売されたフロントミッションシリーズの第二弾。ただし、ストーリーやゲーム性はフロントミッションとは大幅に違う。そもそも前作がシュミレーションゲームだったのに対し、こちらは横スクロールアクションゲームだ。名前は同じだが別物の作品と考えた方がいいかもしれない。




主人公はヴァンツァーと呼ばれる二足歩行のロボットを操縦して戦う。弾数無制限のメインウェポンと弾数が限られたサブウェポンを使って戦っていこう。武器の数が非常に多く、人によって様々なプレイスタイルを楽しむことができる。また普通のRPGと同じでレベルが存在し、数字が上がると使用できる武器が増えていく。




フロントミッションと比べるとかなり気色が違うが、個人的にはこっちのほうがプレイしやすくて楽しい。武器や装備もややこしくないし。物語が進むと仲間が増え、フレンドヴァンツアーとして付き添ってくれる。2Pで協力プレイもできるので友達と一緒に遊ぶこともできるぞ。




基本的には敵と戦い、経験値とお金を貯めてショップでヴァンツアー用の武器、パイロット用の武器やスーツを買ってストーリーを進めていく。後半になるほど難しくなり、ヴァンツァーを降りてパイロット状態で戦う場面が増えるなど、緊張感が増してくるぞ。




STORY


主人公はNORAD軍のアルベルト軍曹でクーデーターから大統領を護衛することになった。エルトダール港。大統領は護衛艦で一時国外に離れる為、アルベルトはその警備をする。だが、すクーデーターを起こした発起人アーク大佐が急襲。何とかその場は退けたものの、同僚のレロスが死去。アークは蛇のようにしつこく、行く先々で襲われ、アルベルトはアーク大佐の企みで大統領誘拐犯にされてしまう。最終的に二人は捕まってしまったが、牢屋で出会ったのはアルベルトを狙い、一度戦った傭兵のブレンダという女性。二人は協力して脱出し、ニューヨークでカーネルライト協会へ。ここでは腕自慢の戦士や国を失った戦士たちが戦士として稼ぐ場所…つまり兵士を売り物にしている協会だ。ブレンダはアルベルトの能力を高く買い、ここで腕を上げることを勧める。アルベルトは不本意ながらも傭兵として登録し、アークを倒すためにブレンダと共に各国の戦場へ赴くことになる。





ストーリーが戦争だのテロだのと重くのしかかる本作はキャラのバックボーンも深い。中には残虐な敵もいて、戦争って嫌だなという感じはある。ハッキリ言ってリアリティのある話に仕上がっているが、個人的にそこのシナリオはとても面白く、骨組みがしっかりしていると感じた。また、上記でも書いた通り、プレイスタイルが数多いので自由度が高いのも魅力だ。その為、何度でもプレイしてしまう。サブウェポンはヴァンツァーが上の機体になれば同時につけれる数が増え、複数の武器を使うこともできるぞ。




尚、最強のヴァンツァーであるドラグーンはレベル37くらいでエスポルテのショップに行くと購入できるようになる。センチネル墜落後、アニタを連れてマチュピチュのある場所にいる兵士と話すとオーストラリアに行くことができ、そこのショップでナパームなどの強力な武器を買うことが可能になるぞ。




他にもサカタを仲間にしてボルクタのマリョーキン山に行くとカゲミツを仲間にできるぞ。




ちなみに本編を攻略する順番(カーネルライト協会に入ってから最初はサンクトリヒからスタートだが、アルハリから攻略したり)や連れていく仲間によって台詞が変わったりする。そういった細かい部分を楽しむのも良いだろう。






ラスボス攻略としては、個人的にはメインはレザーガン5を装備。サブにハードナックル5、リペアフィールド5、バズーカ5、アッパーバルガン5、スパーク5などをつけておくとラスボス戦で非常に有利だ。レベル60以上あれば充分に倒せるぞ。レベル上げはアトラス内でやろう。




現在、任天堂Wiiのバーチャルコンソールでも配信中。

          

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