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ばななをもいだら完熟王

紙尾鮪

13「肌色タイツと逆桃頭」

 「えぇ……僕もうやらないですよ」
 というか着替えが欲しいです。
 このままでは、か弱い僕の可愛い体が風邪を引いてしまうのですよ。

 「えっちょっそれはぁ……」
 え? 強制力ないの? これ。

「ほら! 飴あげるから!」
 えぇそんな子供染みた誘いに、あだるてぃな僕が引っかかる訳が。

 「し、仕方ないですねぇ」
 飴の甘さには勝てないんです。
 ちゅぱちゅぱする僕も最高ですね。

 「ありがとねぇ、それじゃあ! 第一子合い!」
 なんか漢字が違った気がするんですけど、まぁいっかどうせ僕が勝つし。

 「何するんですか? もう僕帰りたいんですけど」
 というかこの飴あっまいですね。
 あ、あめぇですね。

 「早いな、しかし、途中抜けは許さない。カモンナイトッ」
 そんな凄まれましても、僕は飴に夢中なのですよ。
 うわぁ騎士さん達がなんか持ってきてる気持ち悪いですね。

 「第一子合い、競技名は……マーラーウミノオイルゾリ!」
 マーラー? 何です? そのローラーみたいなの?

 「この試合のルールは至極簡単、スッゴい辛いこの麻婆豆腐を食べて、ウミノオイルゾリを行う、以上だ」
 ウミノオイルゾリって、技名みたいなものなんですかね、ていうかここにも麻婆豆腐あったんですか、僕は甘いもの好きなんで飴食べてますけど。

 「それじゃあ、この麻婆豆腐を食べてもらう」
 いやだから、僕辛いもの嫌なんです! 飴食べてあげますから!

 「さあ、温かいうちに」
 っく、いつの間に騎士達がっ。
 僕のぷにぷにの腕を拘束して、麻婆豆腐を……ッ。

 「おおっと、その前にこの被り物をしてもらおうか」
 こ、これは、桃?

 「っく……ダサいっ」
 僕には桃尻があるんで、こんなダサい被り物いらないと思うんですけど。
 しかも逆に被るってダサさこの上ないですね。

 「まぁこれをしてもらわねば意味がないんだぞよ」
 ぞよ?

 「はっ……不味いこれはまずい」
 どうしたんですか、ぞうさん。

 「もう遅い! さあ! 麻婆豆腐を食べるがいい!!」
 っく、万事休すです。

…………

 次回、海老と亀と像さん、お楽しみに!

 とか出来たらいいんですけど、何気に終わらないのが嫌な所です。

 あぁ、僕の口のなかにどろどろで熱いものが……
 辛っ!

 「あ、あれは!」
 「そう、あれこそ!」

 「肌色タイツと桃の被り物を使い、ウミノオイルゾリをさせる事によって出来る兜合わ……合わせ技!!」

 「まさかあれを見ることになるとは……」

 「あれこそが」
 「まさかあれが」

 「「オ=ニンニンの起床!!!」」
 からひぃ……

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