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ばななをもいだら完熟王

紙尾鮪

09「旅立ちは朝立に」

 「エレファント・スキー……じゃと……かの資産家、どんな方法で資産を増やしているかは知らんが、なんか凄い資産家じゃあ!」
 なんか凄い資産家という事しか分からないですよ。うん。

 「エレファント・スキーですって?!あの、国内の半分以上の資産を保有しているけど、何をしているかは知らないあのエレファント・スキーですって?!」
 乳袋を持ってしても無理ですか。

 「そう、私、エレファント・スキーはその名をおいて宣言する!このショタを私の妃にすると‼」
 お?馬鹿かな?

 「へ、へぇえええええええ?!」
 僕まだ未成年ですよ?!
 別に、まぁ僕は性別の垣根を越えた存在なので、結婚は問題ないとは思いますけど。

 「なんじゃとぉお?!」
 いや、おじいちゃん、決まった訳じゃないですよ?

 「拒む理由がなかろう!私の妃になるのだ!誇るがよい!富も財も与えよう。さぁ、馬車に乗ろう、見せるのだ!その姿!誇るべきなのだ!その麗しき姿を!」
 誉めちぎられるのは別に嫌ではないですけど、やはり結婚というのがネックですね。
 ほら? 追われる程に人間って可愛くなるって言うじゃないですか?

 「あ、あれですね。やはり会ってから時間も経ってないですし、やはりそう言うのはちゃんと段階を踏んでからですね……」
 あぁ、純情な僕も可愛い、あぁ出来れば自分で自分を嫁にしたいです……

 「うむ!それも良し、では旅に出よう!少し早いが新婚旅行としようではないか!」
 このなんか凄い人、話を聞く耳があるのかな?

 「ちょ、ちょいと待たれよ!エレファント・スキーどの!」
 おじいちゃん、そんな僕の取り合いをするのは致し方ないですけどね、手放すが吉と言うものですよ。

 「ワシを、ワシを共に着いていかせてくだされ!ただの老人とは言え、辺境とは言えど、一介の村の村長!どうにか役に立って見せましょう!」
 わぁRPGっぽい。

 「わ、私も!」
 うわぁ乳袋。

 「うむ、我が妃の旅立だ!豪勢でなければ意味がないだろう!」
 まぁ、こういう所がこの人の良いところだよね、しかし、仲間がおじいちゃんと、乳袋と、ショタコン……ううむ微妙ですね。


 「さぁ旅立ちの朝だ!」
 割りと夜中ですけどね、今。

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