学校一のオタクは死神でした。

ノベルバユーザー203842

第10話 アラクネ再び ~後編 決戦~

*第10話 アラクネ再び  ~後編  決戦~*


「さてと、気付くことは無いか会長さん」

「…何が?」

「いや流石に気づけよ…」

「だから何がって!」

「ん。すっかり元気になったようで」

「う、うるさいな!」

「まぁ、そのことは置いといて、気づかない?」

「何がって言ってるでしょうが⁉︎」


「さっきからアラクネが攻撃してこないってこと」


「アレ?そういえばそうね…?」

「実のこと言うと…さっきから俺たちメチャメチャ攻撃されてるんだよね…」

「どういうこと?」

「前見てみ…」

「前って…うわぁ‼︎‼︎」

前を見るとものすごく怒ったアラクネが槍でバリアを突きまくっていた…

さっきからものすごい攻撃されてたんだけど…会長さんのポケットの中に入れておいた魔力でできた石、" 護身石 "がずっとバリアを張ってガードしてくれていたみたいだけどそろそろ限界がきたみたいだ…
護身石にヒビが入ってきている

デスサイズを再び構え、次にアラクネが槍でバリアを突いた瞬間、デスサイズの峰で思いっきりバリアごと破壊し、槍を押し返した

「なっ⁉︎」

会長さんが驚いているようなので種明かしをする

「その石は、外側からの魔力攻撃はある程度は持っている人を護る
だが、逆に守っている人からはからは簡単に破ることができるんだよ」

「へ〜…」

「とりあえず、コレをもう一つ渡しとくな。」

「う、うん…ありがとう…」

「このまま一緒にいてもいいが、絶対にその石を離すな。もしもの時は守ってくれる」

「うん…」

会長さんは素直に頷いた

「会長さん」
「…?」
「絶対に幸せにしてやるからな」

それを聞くと会長さんは、満面の笑みを浮かべ強く頷いた

そして、アラクネと向き合う
見ると、さっき凸が飛び出した歯車は、凸に鎖が繋がれており、その鎖と鎖をつなぐように鎖が枝分かれしており、上から見るとまさにソレは蜘蛛の巣であった

「しっかりつかまっていろよ会長さん!」

「うん!」

そして翼を広げ、アラクネの方へ飛んだ

アラクネは槍を構え直し、俺は、鎌を後ろに引き、同時にぶつかり合った
あたりに槍と鎌がぶつかり合う音が響く

そして、俺は新たな動きに出る
背中から黒い炎を上げ、形を変え、黒色の腕を作った
その腕を素早く伸ばし、アラクネの目を覆うように頭をつかむ

「ギュァ"‼︎」と声を上げながら振り払おうとするが、その前に魔法をかける


「head hacking‼︎」


そう叫び、魔力で作った腕に魔力をアラクネの頭脳へ送り込む

それと同時に、俺の頭にも魔力が送り込まれてくる


「hacking完了‼︎」


そう言った瞬間、アラクネは腕を振り払い、背中の脚で突き刺すように攻撃してきた
それを避け一度距離をとり、鎖の上に着地する。そして…
頭の中でこう叫ぶ


『アラクネ‼︎聞こえるか‼︎』


『は、はい‼︎死神様‼︎』

『良かった!繋がった‼︎』

そう、アラクネの頭にハッキングし、もともとのアラクネへ接続し、会話を出来きる状態を作ったのだ

そして、再びアラクネが襲いかかってくる

『アラクネ‼︎お前その暴走‼︎自分で止められないのか‼︎』

『すいません‼︎
何度やっても体が言うことを聞かないんです‼︎』

『チィッ‼︎
今から少し手荒だが、一度お前を魔力に分解して" セフィラ化 "させようと思ってるんだが、操られている元の部分をセフィラの外に押し出すことはできるか?』

『可能だと思います‼︎
操られているのはあくまで体と魔力の使用ですから‼︎』

『よし‼︎ほんじゃあ今から分解に取り掛かるから準備しておけよ‼︎』

『はい‼︎』

「ドりゃあ"ー‼︎」

そう叫びとともに、アラクネを弾き、後ろに下がろうと後ろに飛んだ

が、飛んだ瞬間、足が何かに掴まれた

見ると、鎖から何本ものの腕が伸び足を掴んでいた

「なっ⁉︎」

そして、何本ものの腕は、俺の腕を掴んできたまで掴んできた
くそっ‼︎進化してやがる‼︎

「キャッ‼︎」と会長さんが声を上げた
見ると、会長さんの太ももから足先あたりにも腕が絡みついていた

「会長さん‼︎今からその腕焼きはらうからしっかりつかまっとけ‼︎」

「え"焼きはらう⁉︎
それ私もただじゃすまないような気がするんですが⁉︎」

「いくぞ‼︎‼︎」

「ちょっ‼︎待ってまだ心の準備が‼︎‼︎」

「武装 豪炎化‼︎」

「イヤャァ"ァ"ァ"ー⁉︎」

そう叫ぶと、着ていた服の炎が勢いを増していく
そして、絡み付いていた腕が次々に燃えていく

「イヤャァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ーー⁉︎熱い熱い熱っ…アレ?…熱くない…?」

「当たり前だろ?この炎は魔力出できているものだけが触れると熱を感じる
しかも、その熱せられたものを誰かが触っても熱さは感じないようになってるんだよ
それに、幸せにするとか言いながら焼き殺すわけないだろ?」

「うぅ、わかったから、その幸せにするっていちいち言わなくていいから…
ちょっと恥ずかしい…」

「うん?まぁいいけど?」

よくわからんな…

腕は上手く焼き消えたようなので鎖を蹴り空中に戻る

「さてと、ほんじゃあ" 設置 "完了したので、そろそろ始めますか…『おいアラクネ、準備はいいか?』」

『は、はい‼︎いつでも大丈夫です‼︎』

「アラクネ?
ってあいつのこと⁉︎どういうことよ⁉︎」

「会長さん少し静かにしろ集中できない」

「だ、だってアラクネってあいつのことでしょう⁉︎
普通に会話してるのよ⁉︎」

ん?声に出てたのか?まぁ、いいや
あとで話すつもりだったし
ってか、またアラクネが襲ってきたんですけど⁉︎
槍をこちらに向け、鎖を蹴ってこちらに突撃してきた

さらに、その後ろにはさっきの腕の大群というオマケ付きだ…本当にいらないオマケだよ…

とりあえず、すべての攻撃を同時に相手することになった…

鎌を構え、話しながらアラクネのすべての攻撃を防ぎ、全ての腕を斬り裂いていく

「おりゃ‼︎‼︎さっきも言ったと思うが、くっ‼︎、アラクネは今" 何者かによって操ら、うわっと‼︎、れている "それは間違い もういっちょ‼︎、ない
だから、あとで事情も、ドりゃあ"ー‼︎、聞かないといけないし、なによりアラクネ、オラァ"、引っ込んどげ‼︎、アラクネは俺の" 親戚 "だ
殺すわけには、くっ‼︎、いかないんだよ」

「ごめん、途中で色々言葉が入って来てよく聞こえなかった」


「俺とアラクネは" 親戚 "なんだよ‼︎‼︎」


「……。
だから普通に会話できると…」

「それに操られているからな‼︎‼︎」

「なるほど…理解したわ…」

「それならよし!ほんじゃあ仕上げに‼︎」

そこで、全ての腕を斬り裂き終え、鎌を後ろには引き、思いっきりアラクネをデスサイズで殴り、鎖でできた蜘蛛の巣の中心に叩き落とす

そして

「『いくぞ‼︎アラクネ‼︎‼︎』」

『はい‼︎』

「拘束発動‼︎‼︎」

そう叫ぶと、アラクネの周りの空間にいくつものの穴が開いた
そして中から鎖付きの手鎖が飛び出し、アラクネの動きを封じた

そして、勢いよく翼を羽ばたかせアラクネの目の前へ飛ぶ
そして、アラクネの溝に拳を打ち込む

『ギュァ"ァ"ー‼︎‼︎』

「これで終わりだ‼︎coercion analyze‼︎‼︎」

そう叫ぶと同時に打ち込んだ拳をグリっと180度回転させる

「『今だ‼︎アラクネ‼︎‼︎』」

『はい‼︎』

すると、アラクネの体と拳の間から光が漏れ出し、だんだんとアラクネの体が黄色い光の粒子に変わり、やがて、全身が光の粒子になった
アラクネは声もあげることもなく光へと変わっていった

そして、俺の目の前に光の一部が集まってくる
鎌を黒い光の粒子に変え、その集まった光の粒子を手で包み込むように右手で掴み…

「セフィラ化」

そう言うと、光が一点に凝縮されていく
それに合わせて、手を縮めていく
すると、手に握れる程の大きさの黄色い透明な宝玉へと形を変えた
そして、鎖の蜘蛛の巣も光へと変わっていった…

「セフィラ化…成功…『アラクネ、異常はないか?』」

『大丈夫です!どこにも異常ありません‼︎』

「『そうか…良かった…無事で…』」

『ありがとうございます…』

ほんのりと宝玉は暖かくなったような気がした…

「会長さん…無事か…?」

「……。」

「ん?どうした…?何かあったか…?」

「わ…し………の…?」

「なんていった?
よく聞き取れない」

「私…助かったの…?」

「ああ、助かったんだ…ちゃんと会長さんは生きているよ
って、どうした急に⁉︎泣き出して⁉︎
どっか痛いところあるのか⁉︎」

すると、会長さんは首を横に振った

「違うの…嬉しいの…生きていて嬉しいの…」

「…そうか…そりゃ良かった」

「新…」

「ん?どうした会長さっ‼︎」

会長さんと言おうとしたところで急に会長さんが抱きついてきた

「ありがとう…助けてくれて…」

泣きながらそう言った…

俺は、優しく会長さんの頭を撫でた…
すると、会長さんは声を上げて泣き出した…
そして、ゆっくりと地上に着地した…

とりあえず、終わったんだな…


良かった…" 今度は誰も絶望してなくて "……


長い1日は終わりを迎えた…

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