日常日記

ノベルバユーザー173744

今日は本気で悶えた。

古いアルバムで『月間男前図鑑』というのがあり、毎回2人の声優さんが決められたシチュエーションを声だけで演ずるものだったりする。
これは、昔、一枚購入したことがあり、口説き文句に色々なシチュエーションを演じる声優さんが素敵で、前とは別の声優さんを探していた私は、もしあったらなぁと思っていた大好きな声優さんの名前に舞い上がった。

石田彰さん。

私の声フェチを確立した声優さんである。
最初に聞いたのは、本当に些細なことで、あるコミックスのマイペースな主人公の大学生役の声だった。
イラストと違和感なくひょうひょうとした青年を演じている声に惹かれた。

そして、ゲームオタクの妹があるゲームを買っていた。
題名は忘れたのだが、主人公たちの1人の女性の1人を演じていたのが石田さんだった。
澄んだハスキーな声で、冷静に柔らかく話すその声に、普通は女性が少年の声を演じることが多いのに、石田さんは女性を難なく、違和感なくこなされていることに驚いた。
他にもガンダムや、ネオロマンスゲームの冷静な役柄に、三国志の恋愛ゲームでは任務を遂行することを最優先にする生真面目な少年役、猫耳の可愛い少年や、淡々と喋る青年役、おじさま役ややんちゃ坊主の王子役など多彩にゲームを彩る。
特別なシチュエーションの時の囁き声に身悶えするのだが、本当に語れる。

が、今回は、モテない三十路半ばの生真面目な青年の声。
土曜日に見合いに引っ張っていかれ、乗り気でなかった見合いに現れた彼女に一目惚れし、翌日朝から母親が家に乱入し追い出した後、昨日の見合いを思い返し、不器用ながら必死に彼女に話したことを思い出す。

あぁ、無理だよなぁ……と思っていると、見合いを紹介した人から相手から連絡があったことを聞き、喜ぶシチュだった。

それが、今までの石田さんの声と全く雰囲気が違っていた。
声自体は、どことなく甘くちょっと子供っぽい、青年にしてはうはぁぁ……可愛いわぁ……。
なのだが、ブツブツ愚痴ると言うか、口下手で話題に乏しい自分を愚痴って、それでも彼女に何とか話したい……どうしようとぐるぐるしているシーンを聞いていて、

「うはぁぁ……両耳から石田さんの声がぁぁ!」
「そら、イアホンつけてるもん。はたから見てると、変人だよ」

妹が不審そうな顔をする。

「これを聞いてみるのである〜!」

と聞かせると、妹も微妙な顔をして、

「姉ちゃん、悶えるねぇ……」
「やろ〜?天国だよ〜しばらくかけてようかなぁ……」

と思ったのだった。

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