日常日記

ノベルバユーザー173744

ぐはぁぁ!

今日は妹と餃子パーティである。
その前に定期的に通う病院に行くことにする。
人が多く、めまいがした……いや、体が崩れそうになり、受付で、

「すみません……体調が良くなくて……休ませて貰っても構いませんか?」

声がカラカラ、カサカサ……そして本当に横になりたい。
顔色が悪いと分かったのだろう。
点滴などの処置室の1つに休ませてもらう。
まだ待っているのが8人……最低でも40分はかかる。
荷物をベッドの下に起き、タオルで顔を覆いながら、横向きになる。

「待合室人多かったなぁ……もっと早くに来るか、午後からの方が良かったかなぁ……」

ペットボトルの水を飲み、そのままウトウトとする。
すると、看護師さんに呼ばれ、診察に向かう。
診察で、先生にも先日から風邪を引いていることを説明する。
すると、

「何なら朝晩飲んでいる不安の軽減の薬を半分にしても良いよ」

体調が悪いのだからと言ってもらえたのだと思うのだが、人が多いだけで、全身から汗を出し、めまいを起こすのに、薬を減らすとバランスが崩れそうで怖かった。

「ハァ……」

もう一度ベッドに横になり、目を閉じた。

今度は意識がなかった。

「刹那さん。お薬できましたよ」
「……あ、はい……」

身体を起こしフラフラとついていき薬を受け取ると、妹の家に帰る。

「大丈夫?」
「ごめん……寝て良い?」
「良いよ。本当に大丈夫?どっかおかしいなら、別の病院に転院するとか、入院して検査とかしたら?」
「いやぁ……そうすると病院を選ぶのに大変なんだ……でも、この歳だからだねぇ……」

あはは……笑い、妹の畳の部屋の隅に横になる。
私は自分の部屋に人を入れるのが嫌である。
でも、そんなワガママな姉を笑って迎えてくれる。
優しいなぁと思いつつ、目を閉じた。
30分ほどウトウトとし、私が妹の分も買ってきていたお昼のパンを食べて薬を飲むと、少し元気になり、妹とネットフリマで珍しいものを見つけたとお互いに見せ合う。

「本がね。読みたいんだけどね」
「……これ、ひな読んだことない原作のコミックス化のじゃん?」
「姉ちゃん読むかなぁって」
「これ、最近発売だし、わざわざネットは買わないよ〜?それより見てよ〜これなら、ひなも気にいるから!何なら買ってあげる!」

妹はまだネットフリマの細かい部分を見ていない。その為私の趣味の世界から発見したのである。

「……何なん?これ?」
「ん?プーリップダルって言うんだけどね?体がリカちゃん人形で、頭が大きいお人形だよ。ブライスっていう人形の方が歴史が古いんだけど、ブライスは、瞬きをしたりするの。プーリップダルはつり目と言うかキリッとしてるんだけど、珍しいの〜!」
「姉ちゃんって珍しいもの見つけるの得意だけど、これがなんで珍しいの?」
「だって!リカちゃん人形だったら、パパとかおじいちゃんとかボーイフレンドがいるけど、滅多に買わないよ?」
「と言うか、姉ちゃん、リカちゃん人形好きじゃなかったじゃん」

妹の一言に、心の中で否定する。
リカちゃん人形は、全部妹の元に持っていかれ、妹が興味を示さないと従姉妹の家に送られたのだ。
好きも嫌いもない。

「で、姉ちゃんがキラキラなのは……」
「ほらほら!プーリップダルのお人形だけど、珍しくない?他の写真と大きく違うじゃん」
「……あぁぁ!分かった!へぇぇ……こんなのあるの?しかも姉ちゃん好きそう」
「いや、ひなが好きそうだから見つけたのに〜」

頬を膨らませると、

「いやぁ……私が好きなのは上杉謙信様だから」
「せっかく、ひなの誕生日にと思ったのに……」
「姉ちゃんが元気になることで良いよ」

と言われたのだった。

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