日常日記
妹と色違いの貯金箱
何故か服は揃わないが、テディベアも妹はさほど好きにならないが、趣味の本やゲームはほぼ一緒である。
ゲームはかなりやり込んでいて、本も読んでいて、恐ろしいのは、一緒に本屋に行った時のこと、題名が気になって手に取ったコミックスを見て、
「それ、姉ちゃんの好みじゃないと思う。名前負けだよ」
「なんで分かるの?」
「買ったけど面白くなくて売りに行く本として袋に入れた」
「……もしかして、これも、これも?」
「うん。それに姉ちゃんのコミックスの好みって四コマか三国志か歴史物か、ハイファンタジーじゃん。現代物の恋愛でも、学生の淡い恋愛系ならまだしも……はぁ。お子様」
ため息をつかれた。
良いじゃん……四コマ。軽く笑えて楽だもん……。
でも、妹ほどゲーマーもそんなにいないと思う。
私はお気に入りのゲームをとことんやりこむ……特に好きな声優さんがいたらその声を全部聞くために、ゲームの細かい裏の裏も妹に調べてもらって聴きまくる。
「他のゲームもしなよ」
「嫌〜。だって脇役で恋愛モード突入してくれないんだもん」
「他の声でも良いじゃん」
「寒気がするか、まだ人真似の域のとか、ナルシーの声嫌だ」
「……」
再びため息をつく。
「で、今、姉ちゃんは何のゲームしてるの?」
「三国志!」
「……他のすれば〜?どうせ姉ちゃんのことだから歴史と違うとか言うんじゃないの?」
「歴史とゲームは違うし、良いじゃん。恋愛ゲームで萌えても。人生枯れてるし」
妹は遠い目をする。
ちなみに妹もゲームで二次元萌えだが現実萌えはない。
私は学生時代、恋愛をからかわれたり、社会人時代、恋心を利用され騙された覚えがあるが……惚れっぽい訳ではない……妹は結婚願望がないらしい。
私が育て方が悪かったのか……と本気で泣いたが、さっぱりと、
「二次元萌えに声萌えでいいじゃん」
「ダメじゃん!もう、姉ちゃんは良いから、ヒナくらいは幸せになってよぉ〜」
「結婚が幸せじゃない!ついでに家族が絶対的に味方じゃない!」
「姉ちゃんが悪かったよぉ〜!びえびえ泣いてごめんなさい!」
「違うわ!姉ちゃんはいつも被害者じゃん!いつも声殺して泣いて……苦しめた奴らを、戦国時代だったら蜻蛉切で……」
マジ顔に、
「やっぱり姉ちゃんじゃん!うえぇぇ!」
「言うか、騙されやすい姉ちゃんを騙す奴が悪い!姉ちゃん。あの美人局のクズ、電話とメルアド教えてよ!ついでに、あの宗教の先輩!訴えてやるわ!」
「もう、メルアドも電話番号も削除してるよ〜」
「じゃぁ、呪いを飛ばしてやる」
「飛ぶか〜?」
と普段通りの姉妹である。
ところで、昨日持って帰った妹の貯金箱は、私のものもある。
今まで出さなかったが、自分用の貯蓄のために、使うことにした。
しかしATM貯金箱……お札も入金できるが、お札の入金は入金後手入力らしい。
それは楽しいが、見た目が立派で感心する。
「姉ちゃん、貯金箱使っとる?」
「ヒナが帰ってから電池入れて操作したよ。慣れるまで楽しもうかなぁ」
「出すばっかりせんのよ?テディベアばっかり買わんので?」
「ヒナに返すわ〜。前に売るなって言った本を全部売っといて、やっぱり集めよか〜って、そんなに好きならバイブル売るな〜」
「だって読みたくなるんだもん」
2人で言いながら、50歩100歩姉妹だなぁと思ったのだった。
ゲームはかなりやり込んでいて、本も読んでいて、恐ろしいのは、一緒に本屋に行った時のこと、題名が気になって手に取ったコミックスを見て、
「それ、姉ちゃんの好みじゃないと思う。名前負けだよ」
「なんで分かるの?」
「買ったけど面白くなくて売りに行く本として袋に入れた」
「……もしかして、これも、これも?」
「うん。それに姉ちゃんのコミックスの好みって四コマか三国志か歴史物か、ハイファンタジーじゃん。現代物の恋愛でも、学生の淡い恋愛系ならまだしも……はぁ。お子様」
ため息をつかれた。
良いじゃん……四コマ。軽く笑えて楽だもん……。
でも、妹ほどゲーマーもそんなにいないと思う。
私はお気に入りのゲームをとことんやりこむ……特に好きな声優さんがいたらその声を全部聞くために、ゲームの細かい裏の裏も妹に調べてもらって聴きまくる。
「他のゲームもしなよ」
「嫌〜。だって脇役で恋愛モード突入してくれないんだもん」
「他の声でも良いじゃん」
「寒気がするか、まだ人真似の域のとか、ナルシーの声嫌だ」
「……」
再びため息をつく。
「で、今、姉ちゃんは何のゲームしてるの?」
「三国志!」
「……他のすれば〜?どうせ姉ちゃんのことだから歴史と違うとか言うんじゃないの?」
「歴史とゲームは違うし、良いじゃん。恋愛ゲームで萌えても。人生枯れてるし」
妹は遠い目をする。
ちなみに妹もゲームで二次元萌えだが現実萌えはない。
私は学生時代、恋愛をからかわれたり、社会人時代、恋心を利用され騙された覚えがあるが……惚れっぽい訳ではない……妹は結婚願望がないらしい。
私が育て方が悪かったのか……と本気で泣いたが、さっぱりと、
「二次元萌えに声萌えでいいじゃん」
「ダメじゃん!もう、姉ちゃんは良いから、ヒナくらいは幸せになってよぉ〜」
「結婚が幸せじゃない!ついでに家族が絶対的に味方じゃない!」
「姉ちゃんが悪かったよぉ〜!びえびえ泣いてごめんなさい!」
「違うわ!姉ちゃんはいつも被害者じゃん!いつも声殺して泣いて……苦しめた奴らを、戦国時代だったら蜻蛉切で……」
マジ顔に、
「やっぱり姉ちゃんじゃん!うえぇぇ!」
「言うか、騙されやすい姉ちゃんを騙す奴が悪い!姉ちゃん。あの美人局のクズ、電話とメルアド教えてよ!ついでに、あの宗教の先輩!訴えてやるわ!」
「もう、メルアドも電話番号も削除してるよ〜」
「じゃぁ、呪いを飛ばしてやる」
「飛ぶか〜?」
と普段通りの姉妹である。
ところで、昨日持って帰った妹の貯金箱は、私のものもある。
今まで出さなかったが、自分用の貯蓄のために、使うことにした。
しかしATM貯金箱……お札も入金できるが、お札の入金は入金後手入力らしい。
それは楽しいが、見た目が立派で感心する。
「姉ちゃん、貯金箱使っとる?」
「ヒナが帰ってから電池入れて操作したよ。慣れるまで楽しもうかなぁ」
「出すばっかりせんのよ?テディベアばっかり買わんので?」
「ヒナに返すわ〜。前に売るなって言った本を全部売っといて、やっぱり集めよか〜って、そんなに好きならバイブル売るな〜」
「だって読みたくなるんだもん」
2人で言いながら、50歩100歩姉妹だなぁと思ったのだった。
「日常日記」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
3万
-
4.9万
-
-
1,391
-
1,159
-
-
83
-
2,915
-
-
5,217
-
2.6万
-
-
450
-
727
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
9,711
-
1.6万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
164
-
253
-
-
8,191
-
5.5万
-
-
27
-
2
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
2,534
-
6,825
-
-
6,681
-
2.9万
-
-
614
-
221
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
614
-
1,144
-
-
1,000
-
1,512
-
-
1,301
-
8,782
-
-
398
-
3,087
-
-
86
-
288
-
-
215
-
969
-
-
14
-
8
-
-
42
-
14
-
-
104
-
158
-
-
218
-
165
-
-
220
-
516
-
-
33
-
48
-
-
89
-
139
-
-
23
-
3
-
-
71
-
63
-
-
51
-
163
-
-
7,474
-
1.5万
-
-
116
-
17
-
-
62
-
89
-
-
42
-
52
-
-
6,237
-
3.1万
-
-
6,199
-
2.6万
-
-
408
-
439
-
-
3,548
-
5,228
-
-
1,658
-
2,771
コメント