日常日記

ノベルバユーザー173744

凍りついた

小説を書いていた。

最近、食事も取れないし、夜もろくに眠れない。
病院で昨日点滴をお願いした。
それくらい足腰が弱っている自信があった。
外にも怖くて出られない。
また不安神経症の症状が強く出ているなと思いつつ、小説を書いていた。
美味しいとか、まずいとかよりも受け付けない……いや、受け付けたくない。
リバウンドして体重が落ちない方が辛い。
もう、いい歳で、新陳代謝が悪いのだ。

薬を飲むには何かを口にしろと言われるが、それが出来ない。
水分を口にするか、何か飲み込むものはないかと食べ物保管庫を覗き、お試し品の粉末の青汁を発見。
じゃぁ、水に溶かして飲もう、としていた。

すると、スマホではなくタブレットの音が鳴った。
何だろうと戻り、妹のヒナと同じiPadだが、当時一番安かった為、後で買ったのに大きい画面を覗き込み、凍りついた。

仲がいい学生時代の友人たちとメールではなくLINEをしようとダウンロードしていたが、そのLINEに友人登録したいとある人物の名前が出ていた。
私は、本名では入れていない。
ペンネームとも違う名前を入れていた。
LINEで友人を探す方法は私は知らない。
私の場合は友人たちが、見つけてくれ、本名の彼女たちと友達として繋がるからである。

どうしてだ?
何故?
今更?
しかも、調子の悪い今?

もう一度、確認した。
間違いない。
約4年前から距離を置いてきた兄の名前。

何で、何で、何で……?

混乱する。
頭の中に次々に何かが現れて、消えて行く……目が回る……呼吸がおかしくなる。
必死に手を伸ばし、妹にかける。

「もーしもーしー?」

妹は、気安い相手と話す時は方言と言うか、のんびりとした語尾が伸びる話し方になる。

「どーしたーん?ねーちゃん」

その声に、ボロボロと涙がこぼれた。

「う、うぇぇぇ〜ヒナァァ〜!あぁぁぁん」
「どうしたん?なんかあったん?」
「うぇぇぇ〜!どうしよ〜、どうしよ〜……」
「うちが聞きたいがね〜」

電話口で突然号泣されたら私も焦る。
しかし、

「ヒナァァ……たった今、にーちゃんから、LINEの友だち登録しようって……ウワァァン!怖いよぉぉ……」
「はぁぁ?LINEって何?」

……ヒナはLINEを知らなかった。
その為、泣きながら友人とメールよりLINEで連絡を取ろうと登録したこと、友人は幼馴染みと、学生時代の友人と、前に勤めていた会社の友人の数人で、本名は嫌だからペンネームとも違う名前で入れていたことを話すと、

「はぁぁ?今更〜?ほっとけば〜?ねーちゃん調子悪いんやし〜。『調子悪いんでかけてこんといてください』って送ったら、拒否ったらいいんよ〜」
「だってぇぇ、携帯にかけて来ずに、タブレットのLINEだよ〜?怖いよ〜もし、拒否ったら、電話かけて来られるか、家に来られる……もうやだぁぁ……」

びぇぇぇ〜!

その声に、妹は、

「……うーむ……姉ちゃん、ストレスマックスだってのに、何、急にそんなことするんよ〜。今更〜。また姉ちゃんこき使うんか〜サイッテー!」
「行きたくないよ〜!嫌だぁぁ〜」
「なら放置。それかLINEやめちゃえ〜」
「……放置、大丈夫やろか……?LINE……やめるしかないんかなぁ……」
「じゃぁ、真面目に返事して、昔の頃に逆戻り〜?」

妹の二者択一を迫る言葉に、

「放置……放置する〜!もう、嫌だぁぁ」
「はいはい、泣くのやめて〜ストレス溜まってるんだから、寝る」
「夢見そう……怖いよ〜」
「薬飲んだら夢見ませ〜ん。はい。おやすみ〜。うちも寝るわ〜」

と言い、妹は切ってくれた。
ヒックヒックしゃくりあげつつ、タブレットをオンにし、LINEを見ないように別の所に移動させた。

「りょうちゃん達とも、LINEしたかったのに……」



早めに封印しようと思う。

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