日常日記

ノベルバユーザー173744

昨日は星と出会った日。

愛犬のやってきた日。
もう、四半世紀以上前の土曜日だった。
7月6日。
小さくて他の子犬の下に潰れて、プルプル震えていた。
飼いたい。
そうわがままを言い、連れて帰ることにした。
名前は七夕の彦星から、星とつけた。
賢い子だった。
小狡いと言うけれど、それは生きるための知恵、それを教えたのは人間だった。

18年一緒にいた。
白内障に、夏の暑さのせいか一気に弱り、絶対にお正月に、初めて神社に連れて行ってあげると、寒くないように今ではあたりまえにある、着ぐるみのコートを準備した。
でも、眠るように息を引き取った。

ねぇ、星。
空から見てるよね?

星が姉ちゃんと生きてきた実家は今年一杯で人の手に渡るんだって。
もう、星が死んで何年になるんだろう?
くぅはいるけど、星とは違う。
星の方が賢かった、強かった、大好きだった。
手足が長く、中型犬なのに痩せていて、体重は今のくぅと同じだよね。
くぅが太っているのか、星が痩せていたのか……大食いでも痩せていた星が羨ましいよ。

ようやく家が無くなるよ。
私を縛り付けていた枷も……そうしたら、星は安心してくれる?
あぁ、もう姉ちゃんは大丈夫だって、ハムスターの子竜と元譲と、瑠璃と麗珠と一緒に先に行ってくれる?
待っててとは言わない。
輪廻転生が本当なら、来世では幸せになって下さい。
ただそれだけが願いです。

今日も天気が悪いね。
天の川は綺麗に見えないけど、星は、4匹と仲良く天の川を目標に空に帰って下さいね。

今年こそは泣かないって思っているけど、命日に泣いたらごめんね。

星の命日は、私の重荷が完全に無くなる日だといいなと思うよ。

今度こそ生まれてよかったって言いたいね。

織姫と彦星は再会を祝う日だけど、今日はわたしが、重荷がなくなった日。
実家が人手に渡る……そして、家族はバラバラになる。
終末の時……をお祝いしようよ。

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