日常日記

ノベルバユーザー173744

今日は久しぶりに出歩いたのです( 〃▽〃)

今日は体がかなりだるかった。
理由は、一つしかない。

しばらく禁酒していた為、久しぶりの飲酒で体が変調を訴えたのだ。
体の調子はいいとは言えなかったが、ちょっとだけ自分にごほうびと思ってチューハイを一本だけ空けた。
まぁ、アルコール分は9%だったのだが、昔は梅酒をロックで飲んでいた人間なので大丈夫と思っていたら、朝、起きると風邪を引いたときのように、全身の節々が痛かった。
それに……。

「これが、二日酔いか……って、ウギャァァ‼」

枕元においている電波時計を見て飛び起きた。

「私の、本日必ず行くつもりだった大学の薬学部薬草園の見学会がぁぁ‼遅刻する‼」

時計は9時過ぎ。
一応は開場は10時になっているが、漢方薬を自ら服用しているのと、書いている小説の題材ネタの為に、家のベランダでは育てられないナツメや睡蓮などを見てみたかった……人が少ない時間帯に。
慌てて着替えをし飛び出し、てくてくと歩いていくと、30分には間に合わなかったが、早目の開場になっていた。

最近の私の困ったなぁと思うのは、人に声をかけられると焦って挙動不審になること……。
その為にあえて、今日は学生さんたちに先に挨拶をした。

「おはようございます‼」

すると、可愛らしいほぼ素っぴんの女子学生さんが、渋目のつばの大きい麦わら帽子を被っていた。
そう、農作業や魚釣りの時にかぶるものである。
しかし、可愛い笑顔の女の子がかぶると、何とも違った雰囲気に見えるものである。
感心しつつ、クリアファイルを貰い、中を回った。

春は花が多かった。
色も鮮やかだったなぁと思っていたのだが、枯れているもの、葉の間に実がついているものがあった。
面白かったのは、落花生。
落花生は、春にはなかったような気がしたのだが、植えられていた。
すでに花が散って、その花の茎が地面に潜り、実が地中になる。

感心していてみていた所、学生さんが、

「どうしました?」
「いえ、落花生は、実が生き物に食べられないように、子孫を残すために『花が落ちて生きる』って書くんですね……すごいなぁ……」

と呟くと、目を丸くされた。

「そう考えられるんですか。すごいですね」
「いえ、可愛いなぁと思います」

そして、ナツメも見せてもらったけれど、ナツメは夏に芽が出るのでナツメというらしい。

中をぐるぐる堪能した後、出るときに、

「あ、薬学部の方で、いろいろな先生方の講義とか聴けますよ?」

と言われ、ちょっといってみようと思った。
すると入ったとたんに、スタンプラリーの用紙が手渡され、薬学部の二回をぐるぐる回っていった。
回っていくと、ハンドクリームや、清潔なお掃除道具、重曹の使われた商品などを手渡された。

「お試しください」
「どうぞ」

そして反対側には血圧を測ったり、健康相談をしているコーナーがあった。
私も、気にはなったものの、聞きたい講義があったので時間に間に合うように向かった所、ぎっしりと聞きにこられた人々で埋まっていた。
一応席を見つけて座ったものの、手のひらは汗をかき、全身から汗が吹き出てくるのを感じ、ふらふらしながら出口に向かうと、

「すみません。調子が悪いので、良いでしょうか?」

と帰ったのだった。

約一時間しかいられなかったものの、とても面白かった。
帰る途中で隣の学校を見ていると、弓道部の練習を運良く見ることができた。
あの姿勢、そして、合成弓……いくつかの素材を重ねて強度を増している弓のこと……を弦を引き絞り、的に矢を放つ瞬間……、私すら息を飲む。
あの空気は誰にも邪魔されない、刹那……。

素敵なものを見せてもらったと思いつつ帰った。



昼から、今日こそはと招待券を持っていた『ミュージアム』に行く途中で、秋祭りの御輿の練習中の場面を見ることができた。
鉢合わせとこちらの地域ではいう『喧嘩御輿』は、一歩間違えれば大怪我だ。
上にいる人の指示が、担ぎ手を守る。
とても真剣に、指示をされていた。
もうすぐのお祭りが楽しみだなと思った。

ミュージアムも帰りに、行きつけの古書店に行くと、来月に関西の古書店が集まっていろいろな本を探すことができる、ブックマルシェが行われることを教えてくれた。
来月は、どんな珍しい本が見つかるだろうと楽しみに思えたのだった。

10月2日……今日は沢山面白いものを見つけたり出来た。
無理はせずに、楽しい一日を探せるようになりたいと思った。

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