セガサターンをレビューしてみた。思い出も含めて。

小夜子

第19話「リアルサウンド風のリグレット」

「Dの食卓」で名高いというか、よくわかんないソフトを出すのが好きな会社・ワープの作品。言うまでもなく企画・監督は故・飯野賢治。よくわかんないけど、その才能はスゴイ人である。このゲームは異色でなんと画面を見ないのだ。つか、終始真っ暗です。この作品は画面ではなく、耳でサウンドとシナリオを楽しむゲームなのだ。




物語は至って普通の恋愛小説っぽい話。耳で聴くゲームなのだが、音楽に拘っており、まるでその場にいるかのような臨場感がある。時折SEが鳴り、ボタンの上下で選択肢の声が聞こえるので好きなものを選ぼう。それによってEDが変化するというマルチエンディング方式。




声の出演は柏原崇、菅野美穂、篠原涼子など有名人が多数。おかげでアニメではなく、ドラマを楽しんでいるという感じで楽しめれるぞ。




ただ、CD4枚もあるし、一回のストーリーが4時間近くあるので非常に長い…。時間があるときにゆっくりプレイするのが理想的だ。オートセーブ仕様なのは嬉しいところ。人気があったかと言われると…何とも言えない。そもそも知っている人がいるかどうかも怪しい。まさに地に埋もれた名作だと個人的には思っている。後にDC版でも発売され、そちらでは画面のタイプが選ばれるようにもなった。




非常にマイナーではあるが、そのシナリオはとても素敵だ。スタッフの本気さも伝わってくる。ぜひ、プレイしてみてはいかがだろうか。尚、シナリオは以下の通り。(ソフトの裏側から抜粋)




<ストーリー>


大学生・野々村博司は、小学校の懐かしい夢を見ていた。
夏休みが終わったら転校するという隣の席の女の子と”駆け落ち”の約束をするのだが、待ち合わせ場所の時計台に、その子は現れなかった。そして2学期、女の子はそのまま転校していった。博司は恋人の桜井泉水に起こされた。彼女の会社の人事部長に紹介してもらう大事な日だった。夢の話をすると、泉水は「もう忘れちゃった」と微笑む。そう、彼女はあのときの初恋の女の子なのだ。ところが、2人で面接に向かう途中、彼女は突然地下鉄を降りてどこかへ行ってしまった。数日経っても何の連絡もない。泉水は失踪してしまったのだ…。


          

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