セガサターンをレビューしてみた。思い出も含めて。

小夜子

第17話「真説サムライスピリッツ武士道列伝」



簡単に言うとサムスピのRPG版。主人公は覇王丸、牙神幻十郎、ナコルル、橘右京、ガルフォード、チャムチャムとお馴染みのキャラクターから選べる。主人公にはできないが仲間にできるキャラにシャルロット、リムルル、千両狂死郎とこれまたお馴染みキャラがいるぞ。シナリオが二つあり、「邪天降臨之章」「妖花慟哭之章」の二つがある。




「邪天降臨之章」では天草四郎時貞がラスボスだ。仲間二人を選べるぞ。



「桜花慟哭之章」ではラスボスに羅将神ミヅキが登場。ただし、このシナリオでは主人公を誰にしても強制的に疾風の鈴音がついてくるデメリットが存在する。なので、主人公+玲音+仲間一人の選択となる。




ちなみに牙神幻十郎を主人公に選ぶと仲間は組めないので注意。仲間は序盤の酒場で組めるが、後で変更できないので慎重に選ぼう。筆者は橘右京を主人公にして、千両狂死郎、シャルロットを仲間にして遊んでいたな。後にナコルルを主人公にしてリムルルとチャムチャムを仲間にした思い出がある。




通常のRPGと同じくレベルアップもあるし、道具屋で道具の購入、装備品の売買をしたり、鍛冶屋で武器を鍛えたり、土産物屋で名産品を買ったりする。ここら辺はRPG慣れしている人にはお馴染みなので戸惑うことはないだろう。あとは話を聞きながら物語を進めていこう。他にもHっぽいお店があり(それ系シーンはないが)女の子と話したり、風呂屋に行ったりするのも面白い。




サムスピRPGなので、格闘ゲーは苦手だけどRPGは好きという人にはオススメだ。格闘ゲー好きの人もサムスピRPG出ないのかなーと思ったことはきっとあるはず。なので、これはそんなユーザーの夢を叶えた作品とも言える。




個人的に「邪天降臨之章」の方がシナリオが短くて簡単。「妖花慟哭之章」は玲音がいらんのに強制的についてくるし、さほど強くない。しかも世界各国を巡るシナリオで少々長いのが辛い。




もう一つ辛いのは戦闘だ。戦闘に入るまでのローディングがとても長い。おまけにエンカウント率が高いのでイライラする。特に「妖花慟哭之章」はダンジョン探索も多めなので苦労する。ちょっと行動したらすぐ戦闘というのはストレスが溜まること必至。あと、敵を攻撃する時、攻撃を選択してAボタンで弱攻撃、Bボタンで中攻撃、Cボタンで強攻撃とあるが、ぶっちゃけCボタン以外はほぼ必要ない。さほど防がれないから、毎回強攻撃で十分。いくら格闘ゲームが原作とはいえ、RPG版で別ける意味があったのだろうかと疑問が残る。




一度クリアすると多分二度はやらない。もう少し戦闘がどうにかならなかったのだろうか。少々惜しい作品である。

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