宗狂皇神曲

紙尾鮪

その者

 その者は最高位の貴族を殺した。
これで終わった。

 まぁ少しおかしいのが戦争や革命において勝ったものが全て正しくなるとゆうことだ。
その者の事を民は英雄だと言い神格化した。

 その者は人間はみな平等だと説いた、奴隷であろうと、貴族であろうと、全て地位などで分けるのではなく皆が助け合うべきだと。

 それを民は支持した。

 新たな国教が誕生した。

 そして月日は流れ

 その者は病に倒れた。
その者は側近にこう伝えた。

 「私が死んだ後はお前がこの国を支えてくれ、そしてこの国と民がバケモノになろうとお前だけはバケモノにならないでくれ」
そう言い残しこの世を去った。

 その者が死んだ時この国にはバケモノしか存在しない国になった。

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