最弱の英雄
一章 8話 「初めての採掘」
「さて…ブルード鉱石はどこだ?」
2人は洞窟に入ってから壁を見ながら進んでいるが、全然ブルード鉱石が見つからないのだ
「んー…見ればすぐ分かるはずなんだけど…」
「そういえばさ、なんでアイリスは洞窟来るの初めてなのにブルード鉱石の事を知ってるんだ?」
「あぁ、本で見たのよ、洞窟は危ないから入るなって言われてたから、本で知ったの」
「へぇ……って、アイリスら入るなって言われてるのに来ても良かったのか?」
いくらルビーフ洞窟があまり危険ではないとしても、入るなと言われてるのにそれを無視しても良かったのか、そう言うとアイリスは下を向き
「だって…綺麗な鉱石達を自分の目で見てみたかったし…私ね、探検するのが夢だったのよ、あまり家から出してもらえなかったし。」
それまで下を向いていたアイリスが顔を上げ、片目を閉じて
「それに、バレなきゃ怒られないしね。」
「そうか…バレなきゃいいな…」
バレたら自分も叱られるだろうか、と思いながら進んでいると、隣でアイリスが「あっ!」と声を上げた
「どうした?」
「あったわ!これよ、これがブルード鉱石!」
と壁を指差して言った、差された方向を見ると、そこには名前の通り青い輝きを放つ綺麗な鉱石が壁に埋まっていた
「おぉ…これがブルード鉱石か」
「えぇ!しかも結構量あるわね!何個必要なんだっけ?」
「確か5個でよかったはずだ」
「なら充分ね!」
幸いな事にブルード鉱石がたくさん埋まっており、あちこち探す手間が省けた。ブルード鉱石を採る為におっちゃんから預かったピッケルで壁を叩く、するとあっという間にブルード鉱石を採ることが出来た
「なんだ、以外と簡単に採れるんだな」
「ブルード鉱石は比較的簡単に採れる事で有名だからね、柔らかいから加工もしやすいんだって」
「へぇ、万能だな」
といいながらブルード鉱石を袋に詰め、洞窟から出る準備をする
「さて、目的も達成したし、武器屋に届けに行くか」
「私も行ってもいい?」
「もちろんだよ、街も案内してもらいたいし」
アイリスは自分の胸を叩き「任せて!」と得意げに言ってくる、そんなアイリスに苦笑いしながら2人は洞窟から出る、そして会話をしながら街に帰っていた
「なんかあっという間におわったなー」
「そうね、初めての洞窟だったのにあっけなかったわ」
「結局剣も使わなかったしな」
「剣を使う事態になっても、ライトは剣使えないから直ぐに負けると思うわよ」
笑いながら言うアイリスに確かにな、と返しながら進むと、もう目の前には武器屋が見えてきた
「あっ、おーいおっちゃん!ブルード鉱石採ってきたぞー!」
手をふりながら武器屋の前まで行くと、おっちゃんは驚いた顔をして
「随分と遅かったじゃねぇか、逃げたかと思ってたぜ」
「いやー、道に迷っちゃってさ、はい!お目当のブルード鉱石だよ!」
「おぉ!確かにブルード鉱石だ、ありがとよ兄ちゃん!これは報酬だ。」
とブルード鉱石を渡すと代わりに袋を渡される、この世界の通貨をしらないライトでも一目で量が多いと思うほどで
「こんなに貰っていいのか? 」
「あぁ、受け取ってくれ、兄ちゃんここに来たばっかりなんだろ?その剣もやるからよ。サービスだ」
「ま、まじで⁉︎剣もくれるのか⁉︎」
「あぁ、そのかわり、出世したらウチの店でなんか買ってくれよな」
と笑うおっちゃんに、さすが商人だ、と思うライトだった。 そしてライトはアイリスの方を向き
「アイリスのおかげだよ、ありがとな!」
とお礼をするとアイリスは少し顔を赤くし
「ど、どういたしまして」
と何故かお辞儀をしてくる、すると何故かおっちゃんが驚いた顔をしていて
「どうした、おっちゃん?」
「なぁ兄ちゃん、今アイリスって言ったか?」
「あぁ、そういえば言ってなかったな、この人はアイリスっていって、道案内やいろいろた事を教えてくれたんだぜ?」
だがおっちゃんはそんなライトの言葉を聞いていないようで、ずっとアイリスを凝視していた
「その銀髪に琥珀色の瞳……」
凝視されていたアイリスは しまった…といった表情でライトからもおっちゃんからも目を逸らしていた
「まさか…女王候補の1人のアイリス様ですか⁉︎」
2人は洞窟に入ってから壁を見ながら進んでいるが、全然ブルード鉱石が見つからないのだ
「んー…見ればすぐ分かるはずなんだけど…」
「そういえばさ、なんでアイリスは洞窟来るの初めてなのにブルード鉱石の事を知ってるんだ?」
「あぁ、本で見たのよ、洞窟は危ないから入るなって言われてたから、本で知ったの」
「へぇ……って、アイリスら入るなって言われてるのに来ても良かったのか?」
いくらルビーフ洞窟があまり危険ではないとしても、入るなと言われてるのにそれを無視しても良かったのか、そう言うとアイリスは下を向き
「だって…綺麗な鉱石達を自分の目で見てみたかったし…私ね、探検するのが夢だったのよ、あまり家から出してもらえなかったし。」
それまで下を向いていたアイリスが顔を上げ、片目を閉じて
「それに、バレなきゃ怒られないしね。」
「そうか…バレなきゃいいな…」
バレたら自分も叱られるだろうか、と思いながら進んでいると、隣でアイリスが「あっ!」と声を上げた
「どうした?」
「あったわ!これよ、これがブルード鉱石!」
と壁を指差して言った、差された方向を見ると、そこには名前の通り青い輝きを放つ綺麗な鉱石が壁に埋まっていた
「おぉ…これがブルード鉱石か」
「えぇ!しかも結構量あるわね!何個必要なんだっけ?」
「確か5個でよかったはずだ」
「なら充分ね!」
幸いな事にブルード鉱石がたくさん埋まっており、あちこち探す手間が省けた。ブルード鉱石を採る為におっちゃんから預かったピッケルで壁を叩く、するとあっという間にブルード鉱石を採ることが出来た
「なんだ、以外と簡単に採れるんだな」
「ブルード鉱石は比較的簡単に採れる事で有名だからね、柔らかいから加工もしやすいんだって」
「へぇ、万能だな」
といいながらブルード鉱石を袋に詰め、洞窟から出る準備をする
「さて、目的も達成したし、武器屋に届けに行くか」
「私も行ってもいい?」
「もちろんだよ、街も案内してもらいたいし」
アイリスは自分の胸を叩き「任せて!」と得意げに言ってくる、そんなアイリスに苦笑いしながら2人は洞窟から出る、そして会話をしながら街に帰っていた
「なんかあっという間におわったなー」
「そうね、初めての洞窟だったのにあっけなかったわ」
「結局剣も使わなかったしな」
「剣を使う事態になっても、ライトは剣使えないから直ぐに負けると思うわよ」
笑いながら言うアイリスに確かにな、と返しながら進むと、もう目の前には武器屋が見えてきた
「あっ、おーいおっちゃん!ブルード鉱石採ってきたぞー!」
手をふりながら武器屋の前まで行くと、おっちゃんは驚いた顔をして
「随分と遅かったじゃねぇか、逃げたかと思ってたぜ」
「いやー、道に迷っちゃってさ、はい!お目当のブルード鉱石だよ!」
「おぉ!確かにブルード鉱石だ、ありがとよ兄ちゃん!これは報酬だ。」
とブルード鉱石を渡すと代わりに袋を渡される、この世界の通貨をしらないライトでも一目で量が多いと思うほどで
「こんなに貰っていいのか? 」
「あぁ、受け取ってくれ、兄ちゃんここに来たばっかりなんだろ?その剣もやるからよ。サービスだ」
「ま、まじで⁉︎剣もくれるのか⁉︎」
「あぁ、そのかわり、出世したらウチの店でなんか買ってくれよな」
と笑うおっちゃんに、さすが商人だ、と思うライトだった。 そしてライトはアイリスの方を向き
「アイリスのおかげだよ、ありがとな!」
とお礼をするとアイリスは少し顔を赤くし
「ど、どういたしまして」
と何故かお辞儀をしてくる、すると何故かおっちゃんが驚いた顔をしていて
「どうした、おっちゃん?」
「なぁ兄ちゃん、今アイリスって言ったか?」
「あぁ、そういえば言ってなかったな、この人はアイリスっていって、道案内やいろいろた事を教えてくれたんだぜ?」
だがおっちゃんはそんなライトの言葉を聞いていないようで、ずっとアイリスを凝視していた
「その銀髪に琥珀色の瞳……」
凝視されていたアイリスは しまった…といった表情でライトからもおっちゃんからも目を逸らしていた
「まさか…女王候補の1人のアイリス様ですか⁉︎」
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