最弱の英雄
一章 2話 「最悪な1日 ②」
「はぁ…」
ライトは先程の事を思い出して溜息をついた
「くそっ、なんだよあいつら…俺が何したってんだよ…外なんて出るんじゃなかった…」
そういいながら歩いていると、ライトにとっては懐かしの昔よく通っていた路地裏があった
「この路地裏…懐かしいな、昔よく通ったっけ」
そういいながらライトはその路地裏へと入って行った、そして路地裏を進んでいると突然後ろから
「ヒヒヒッ」
という不気味な笑い声が聞こえた、その声にライトが慌てて振り向くと、そこには灰色のパーカーのフードを被った男が立っていた
「だ、誰だアンタ」
そういうと男は突然態度を変え
「いやぁ…すみませんねぇ…ちょっと道をお聞きしたいのですが…」
そんな事を言いながらこちらに近づこうとする男にライトは
「待て、アンタ怪し過ぎるんだよ、態度だけ変えても何か企んでるのバレバレだぞ。」
ライトは昔から人と話すのが苦手だったので、もし話しかけられても相手を怒らせないように、「相手の態度の変化、感情の変化を知る方法」という本を昔何度も読んでいた。
だがそんな本を読んでも全然話しかけてくる人がいなかったので、今はその本を読むことは無くなったのだ。
(その知識が今役にたつとはな…)
「あぁ…バレちゃいましたか、では…強引に行きますよぉ…ヒヒヒッ」
また不気味な笑い方をした後に男がバッグから取り出したのは、丸い球だった
「なんだそれ? マジックでもやんのか?」
男は手に持っている球をこちらに向かって思い切り投げてきた、そしてその球が地面に落ちると
ピカッ!
という音と共にライトは目の前が見えなくなった。
「うわっ!なんだこれ、前が見えない!」
男が投げた球は「スタングレネード」だ、破裂する時に光を放ち、見た者の視界を奪う。
作り方と材料さえ揃っていれば誰でも作ることは出来る。
「ヒヒヒッ、何も見えないだろう…これから俺にとっては天国のような時間、君にとっては地獄のような時間がはじまるよ!」
「何言って…くそっ!何も見えない!」
ライトは何も見えない事と男の言う不気味な事に焦りを感じながら後ずさる
「逃がさないよぉ…」
そう言った後、ライトの首に何かが触れた、そしてその瞬間
「ああああぁぁぁあ!!!」
身体中が痺れ始め、ライトは地面に倒れた。
男がライトに当てた物は「スタンガン」だ、普通は護身用として持つのだが、こうして何もしてない人に使うということは、目の前の男が犯罪者だという事の証明だった。
「あれぇ…?まだ気絶してないの?」
「な、何を…」
「んじゃ次は肩ね」
そんな言葉の後に、またライトの身体が痺れ出した、経験した事のない感覚に絶叫するが、それは目の前男を楽しませるだけだった
「ああああぁあぁあ‼︎‼︎」
「 ヒヒヒッ、すげぇ!全然死なねぇ!すげぇすげぇ!」
悲鳴をあげる少年に向かって、灰色のパーカーのフードを被った男が笑っている異様な光景。
「なぁなぁ、次は何処に流して欲しい? 手?足?腹?背中?太もも?頭?顔? 選ばせてあげるよ。」
パーカーの男は笑いながら言う、さっきから男が少年に何をしてるかというと、スタンガンを少年に当てているのだ。
「はぁ…はぁ…お前…何がしたいんだよ…」
少年は男からのスタンガン攻撃が止んだ事により、喋れるようになったので男に何が目的なのかを聞いた。
「あれぇ?俺は何処に電気を流して欲しいかを聞いたんだけどなぁ… 質問に答えろよ‼︎」
「ぐっ‼︎」
男は質問に答えない怒りから少年の顔を思い切り蹴った。
「質問に答えないからそうなるんだ、もういいよ、俺が決める」
男が使っているスタンガンは改造されており、護身用として売られているスタンガンの約5倍の電力を持っている、そんなものを当てられたら30秒もしない内に命を落とすだろう
「しかしなんで死なないんだ?お前。 俺が前に殺した男は当ててから1分で死んだのに、お前は5分も耐えてる!」
「知る…かよ…こっちは…もう限界なんだよっ!」
「限界かぁ…じゃあ、楽にしてやらないとなぁ」
そういって男はなんと、バッグから2つ目のスタンガンを取り出した
「今からお前が死ぬまでこの2つのスタンガンを当て続けてあげるよ、これで楽になれるよ」
「ひっ!」
少年は恐怖で震えている、手足は縛られているので逃げる事は出来ない。
「当てる場所はー……よし、決めた!首に2つだ」
「や、やめてくれ…頼むから…」
必死に命乞いをするも男は止まらない、そして少年の首にスタンガンを当て…
「ああああぁあぁあああああぁあぁあああああぁあぁあ‼︎‼︎‼︎‼︎」
「ヒヒヒヒヒヒッ!」
男はずっと電気を流し続け、30秒程たった頃、少年は息をしなくなった。
ライトは先程の事を思い出して溜息をついた
「くそっ、なんだよあいつら…俺が何したってんだよ…外なんて出るんじゃなかった…」
そういいながら歩いていると、ライトにとっては懐かしの昔よく通っていた路地裏があった
「この路地裏…懐かしいな、昔よく通ったっけ」
そういいながらライトはその路地裏へと入って行った、そして路地裏を進んでいると突然後ろから
「ヒヒヒッ」
という不気味な笑い声が聞こえた、その声にライトが慌てて振り向くと、そこには灰色のパーカーのフードを被った男が立っていた
「だ、誰だアンタ」
そういうと男は突然態度を変え
「いやぁ…すみませんねぇ…ちょっと道をお聞きしたいのですが…」
そんな事を言いながらこちらに近づこうとする男にライトは
「待て、アンタ怪し過ぎるんだよ、態度だけ変えても何か企んでるのバレバレだぞ。」
ライトは昔から人と話すのが苦手だったので、もし話しかけられても相手を怒らせないように、「相手の態度の変化、感情の変化を知る方法」という本を昔何度も読んでいた。
だがそんな本を読んでも全然話しかけてくる人がいなかったので、今はその本を読むことは無くなったのだ。
(その知識が今役にたつとはな…)
「あぁ…バレちゃいましたか、では…強引に行きますよぉ…ヒヒヒッ」
また不気味な笑い方をした後に男がバッグから取り出したのは、丸い球だった
「なんだそれ? マジックでもやんのか?」
男は手に持っている球をこちらに向かって思い切り投げてきた、そしてその球が地面に落ちると
ピカッ!
という音と共にライトは目の前が見えなくなった。
「うわっ!なんだこれ、前が見えない!」
男が投げた球は「スタングレネード」だ、破裂する時に光を放ち、見た者の視界を奪う。
作り方と材料さえ揃っていれば誰でも作ることは出来る。
「ヒヒヒッ、何も見えないだろう…これから俺にとっては天国のような時間、君にとっては地獄のような時間がはじまるよ!」
「何言って…くそっ!何も見えない!」
ライトは何も見えない事と男の言う不気味な事に焦りを感じながら後ずさる
「逃がさないよぉ…」
そう言った後、ライトの首に何かが触れた、そしてその瞬間
「ああああぁぁぁあ!!!」
身体中が痺れ始め、ライトは地面に倒れた。
男がライトに当てた物は「スタンガン」だ、普通は護身用として持つのだが、こうして何もしてない人に使うということは、目の前の男が犯罪者だという事の証明だった。
「あれぇ…?まだ気絶してないの?」
「な、何を…」
「んじゃ次は肩ね」
そんな言葉の後に、またライトの身体が痺れ出した、経験した事のない感覚に絶叫するが、それは目の前男を楽しませるだけだった
「ああああぁあぁあ‼︎‼︎」
「 ヒヒヒッ、すげぇ!全然死なねぇ!すげぇすげぇ!」
悲鳴をあげる少年に向かって、灰色のパーカーのフードを被った男が笑っている異様な光景。
「なぁなぁ、次は何処に流して欲しい? 手?足?腹?背中?太もも?頭?顔? 選ばせてあげるよ。」
パーカーの男は笑いながら言う、さっきから男が少年に何をしてるかというと、スタンガンを少年に当てているのだ。
「はぁ…はぁ…お前…何がしたいんだよ…」
少年は男からのスタンガン攻撃が止んだ事により、喋れるようになったので男に何が目的なのかを聞いた。
「あれぇ?俺は何処に電気を流して欲しいかを聞いたんだけどなぁ… 質問に答えろよ‼︎」
「ぐっ‼︎」
男は質問に答えない怒りから少年の顔を思い切り蹴った。
「質問に答えないからそうなるんだ、もういいよ、俺が決める」
男が使っているスタンガンは改造されており、護身用として売られているスタンガンの約5倍の電力を持っている、そんなものを当てられたら30秒もしない内に命を落とすだろう
「しかしなんで死なないんだ?お前。 俺が前に殺した男は当ててから1分で死んだのに、お前は5分も耐えてる!」
「知る…かよ…こっちは…もう限界なんだよっ!」
「限界かぁ…じゃあ、楽にしてやらないとなぁ」
そういって男はなんと、バッグから2つ目のスタンガンを取り出した
「今からお前が死ぬまでこの2つのスタンガンを当て続けてあげるよ、これで楽になれるよ」
「ひっ!」
少年は恐怖で震えている、手足は縛られているので逃げる事は出来ない。
「当てる場所はー……よし、決めた!首に2つだ」
「や、やめてくれ…頼むから…」
必死に命乞いをするも男は止まらない、そして少年の首にスタンガンを当て…
「ああああぁあぁあああああぁあぁあああああぁあぁあ‼︎‼︎‼︎‼︎」
「ヒヒヒヒヒヒッ!」
男はずっと電気を流し続け、30秒程たった頃、少年は息をしなくなった。
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