らくがきちょう。

ノベルバユーザー91028

「テーマ」とは何か

早朝から失礼します、詩織でーす。こんな時間まで何やってんだって感じですが、しょうがないじゃん!!眠れないんだよばっきゃろーい!!(深夜テンションにつき注意)
なるべくハルシオンには頼りたくないけれども、このままだとマジでやべーなほんとどうしよう。安眠能力が欲しい。


はてさて、本日のテーマは『“テーマ”とは何か』です。……ややこしいな。
ここでいうテーマとは、作品個々の主題ではなく『自分が何を描きたいか』です。これが明確なのかそうでないかで結構その後が違ってくると思います。


私の場合は『ひと』です。もう、これしかない。人間、ではありません。なぜなら私個人は人間が嫌いだからです。しかし、創作のテーマとしてはこれ以上ないほどに魅力的で興味の尽きない素晴らしい素材でもあります。不思議ですねえ。とかく、『ひと』とは面白い存在です。だからこそ描き続けようと思います。


キャラクターを動物やロボットに置き換えたところで、動物やロボットそのものを書くわけにはいきません。なぜなら動物には「思想」がなく、ロボットには「感情」がないからです。
その全てを備えていながら、結局は本能のたまに行動してしまったり、逆に理性を遵守したりと、シチュエーションや場合によってときどきに違うからこそ、人間ってのは面白いんですよね。


『ひと』は小説に限らず漫画やアニメでも描くことはできます。しかし、小説こそ『ひと』を描くのに適した表現方法もないとも思っています。なので私は『ひと』を書くのに『小説』を選び取りました。


さて、皆さんに質問です。
あなたは何を書きたいですか?それは、小説でなければどうしても描けないものですか、それとも絵画や彫刻、音楽でも表現できそうなものでしょうか。


……というのも、クリエイターを志す人達の中には、明らかに選択したジャンルを間違えてるよーな人も時々見かけるんですよねえ……。
なんか、本人曰く『趣味』のイラストの方が技量が上だったり、逆に文章自体はとてもいいのにストーリーが絶望的につまんない人とか。
そういう人は、だいたい向いてる方向が個人の好みとズレてるタイプが殆どです。


過去の私がそれでした。
私は元々絵を描く方が好きで、子供の頃からイラストレーターが夢だったんですけど、友人が夢小説を書いてるのを見て興味本位で書き始めたら、明らかこっちが向いてたってのがわかりました。


そのあとかな、自分の中で本当は何を書きたいのかが分かったのは。まあ、きちんと理解するまでにはたくさん時間がかかりましたが。
いやほんと、絵はまさに「下手の横好き」って言葉がピッタリなくらい酷い。これで夢がイラストレーターとかちゃんちゃらおかしいってレベル。
それに比べたらまだまだ努力が必要とはいえ、小説の方がマシだと思います。
……まだ、ね。


話が逸れました。
自分が本当は何を書きたいのか、創作する上で至上のテーマとするものは何なのか、皆さんはちゃんとその辺分かってますか?もしかしたら、小説よりも向いてるジャンルがあるかも、ですよ。


「言葉」は思ったよりも自由度が高く、書き手に技量さえあれば、およそ表現できないものはない。一方で扱いがひどく難しいものでもあります。
そして創作文の中でも、小説は『ひと』を描くのが得意です。なぜなら、小説には全ての要素が詰まっているから。
詩歌や俳句は、高等技術を用いても人間の感情を現実の景色に重ね合わせて表現するまでが精一杯です。単純に文字数が限られているから。一番訴えたいことを目立たせるために徹底して無駄を省かねばならないジャンルです。
しかし、小説は長く多く書けるのでいろんなものを詰め込むことができます。だからこそ、人間の「感情」だけではなく「思想」や「欲望」、「信念」、「成長・変化」を表すことができるのです。
人間の持つ複雑かつ多様な面を多角的に見せられます。ほかのジャンルではなかなか厳しいのではないでしょうか。
漫画やアニメではストーリーの方が重要なので、ドラマはどうしても後回しになりやすいしね。


単純に物語を書きたいなら、いっそ小説ではなく映像に転向してみるのも一つの手かもしれません。
書く側が何を作品に込めるかで、向き・不向きがわかるかもしれない。
とまあ、今日はそんなお話でした☆

          

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