らくがきちょう。

ノベルバユーザー91028

ぐだぐだ喋るだけの回。……といいつつ異世界テンプレについて無駄に熱く語ってしまった。

※タイトル通りです。これといった特定の話題について取り上げるのではなく、なんか色々テキトーに書いていきます。お暇な方はお付き合いください。


まずは、ご無沙汰していてすみませんでした……。約一ヶ月ぶりかな?こっちに顔を出すのは。
何してたかっていうと、就活してました。いやー、ひとまず内定取れてよかったよかった。周りからは他にも色々受けてみたら?と言われているのですが、ぶっちゃけこういうのってダラダラ続けるの良くないし、1社目が本命でもあったので、ささっと切り上げることにしました。まあ、本当はもっと待遇の良いとこに就ければなおのこと良かっただろうとは思うけどね。ちなみに飲食系です。帰れないとか残業多いとか、今から寒気が止まんないぜ!ハハハ!


あとは漫コン用のプロット切ったりとか長編用の企画書作成したりとか、更新作業などをやってました。あ、JKはあともう少しで終わりです。思えば連載始めてから約3ヶ月なのか。長いといえば長いし、短いといえば短いなあ。実はなろうにもマルチ投稿していて、そちらでは文フリ短編賞に出してます。しかし、本音いうと後悔してるんですよ……。何でかというと、規定では40000字以内に完結するよう決められているのに、思った以上に長引いて50000字超えているのにまだまだ終わる気配がないのです。この時点で選考基準から漏れているわけで、もう少し考えてから応募すれば良かったなあ、と。あーあ、早く一次落ちしてほしいな。んでさっさと完結させたい……。どうせ落ちるだろうけど‼︎
久々に、マジでやらかしたー!と思いました。みんなはこんなことのないよう気をつけてね☆


あと、感想……。やるやる詐欺になってしまってすみません。やりたいんですよ。けど想定してたよりもまとまった時間が取れなかった。なるべくじっくり読みたいし、落ち着いて向き合いたいのになかなかできず……。安請け合いしてしまって、本当に申し訳なく思っております。なるべく早く書きます。どうか気長に待っていてください……としか言えなく、情けないです。……言い訳ですよね〜。本当にごめんなさい。


実は色々語りたいことがたくさんあってこんなタイトルにしました。今回ちょっと長くなりそうです。お時間のある時にでも読んでくださいね。
で、本題。


最近、何故自分が異世界モノ(いわゆるテンプレ小説)を読むことができないのか、じっくりと考えてみました。前にも似たようなことを書いたかと思いますが、再度書かせていただきます。
……出た答えはこうです。
「新規置いてけぼり」だから。
WEBで覇権取りたかったら、やっぱり今は異世界モノを書くべきだろうと思い(もちろん流行はどんどん変わっていくから今後はどうなるかはわかりませんが)この前、「Re:ゼロから始める異世界生活」を読んでみたんですよ。で、序盤は楽しく読めました。本当に最初の話は。問題は1話目です。プロローグではない方の。ちょっとセリフがうろ覚えなので記憶に頼って書きますが、だいたい「これは異世界召喚モノだな……」みたいなことを主人公が言っておりました。
これ、「えっ、何が問題なの?」となった方は多分こういうタイプのお話を読みなれているので、違和感に気づきにくいのだと思われます。それが悪い悪くないじゃありません。今の流行についていけてるってだけの話です。
じゃあ「流行」についていけてないひとである私は、というと、「なんのこっちゃ?」となってしまいました。いや、日本語の意味は分かるんですよ。
でも本質は何か知らない。「Web小説でよくあるタイプ」って作中で書かれていてもさっぱりわからないんです。……何が言いたいかというと、要するに「類型テンプレ」に馴染みのない完全な新規は「お断り」状態なんです。どこのお話も。最初から、読者は「テンプレ」が何か知っている前提で書かれているわけです。だから常連さんにはすごく良いものではあるんだけれど、逆にご新規さんにはちょっととっつきにくい。
例えば居酒屋に入って、注文しようとしたのに誰も店員が来ない。そして、「来店前にメニューを頼むのがウチのやり方だから、あんたにも従ってもらうぜ」なんて突然大将に言われたら、普通は面食らうでしょう。私なら2度と行かないですよそんな店。事前に下調べしていくならともかく、ふらっと立ち寄っただけなのに急にそんなこと言われてもねえ。なんだか面倒な店だな、くらいにしか思いませんよ。ちょっと例えがわかりにくかったかもしれませんが、私が言いたいのはつまりそういうことです。


創作論ジャンルでも同じような意見をいくつか拝見しました。やっぱり他の皆さんもそうした「危機感」を覚えていらっしゃるのかもしれませんね。
ここで、あえて「危機感」という強い言葉を使ったのは、Web小説の世界全体が縮小傾向にあるような気がしたからです。「またこのトンチキがおかしなこと言い出したぞ」と思わず、どうか聞いてください。
本来商業ベースに載ることのない様々なジャンルの作品がいっぱい読めるところがWeb小説の魅力だと思っていたのに、異世界テンプレが人気になりすぎてWeb小説の世界が単一化しており、どんどん多様性が失われてしまっているように感じます。大きな一つの潮流以外は全く無視される……それは悲しいな、と私は思ってしまいます。色んなお店があっていいじゃない。みんなバラバラに好きなものを書いたっていいじゃない。「多様性」がなくなってしまうのはとてもマズイです。
ここからもう少し具体的な話をしましょう。
前述した通り、現在は異世界テンプレが流行っています。……だが、未来は?その流行は果たしていつまで続くのか。多分そんなに遠くないです。「飽きられる」のは。元々トレンドと呼ばれるものの寿命は非常に短いです。蝉や蜉蝣並です。むしろ、よく続いた方だと思います。ですが既に「終わり」の兆候は見え始めています。そんな中で異世界テンプレ一辺倒だったら?……書籍化の波が消えるかも、とは思いませんか。
何故各出版社がこぞってWeb小説のためのレーベルを立ち上げたり、あるいはこのサイトを作ったり、なろうからスカウトするかといえば、Web小説がお金になると思われたからです。
Webで異世界テンプレが流行った→紙ベースで売れば儲かるかも→実際にファンが買い支えしている!→儲かった!
ものすごーくアッサリまとめると多分こんな感じではないでしょうか。まあ業界人ではないので別にソースあるわけではないし、話半分に思ってください。
ここで重要なのは、ファンが買い支えしているのは「異世界テンプレ」だってことです。だから書籍化しても売れます。その「作者」のファンではなく、「ジャンル」のファンだから。
でも、その方々はいつまで異世界テンプレのファンで居てくれるんでしょうか?不変なものなどありません。いつかは離れます。諸行無常というやつです。
次に新しくハマってくれる人がいればいいけれど、そもそもこのタイプのお話は新規向けじゃありません。あくまで「常連」が対象です。
当たり前ですがそんなものに頑張って試みる人が多いとは思えませんよね。気軽にさくっと読めそうで読めないんだから。そして、新規参入する者がいなくなり、常連も他所に移ったそのとき、「異世界テンプレ」というジャンルは廃れます。
旨味がなくなったものに営利を目的とする企業がいつまでもしがみつくはずもないでしょう。書籍化作家なんて、幻想と化す時代が来ます。ネットによる新時代がせっかく開けようとしていたのに、もしかしたら長引く出版不況を打破する一つのチャンスだったかもしれないのに。書き手も読み手も出版社も、みんな大損です。もったいない。


もちろん異世界テンプレそのものを否定したいのではありません。現状、流行っているので例に取り上げただけです。
この話の趣旨は、「単一化」は危険であるということです。ラブコメでも学園モノでも現代異能でも、全てのジャンルに言えることですよ。「それ」ばかりになるのは非常にマズイよ、と。
なんでもある、なんでも読める。
Web小説の良いところはそこですよ。書き手も読み手も、もっと自由であるべきです。どうか一つのことに囚われ過ぎないでください。何書いたっていいんですよ。誰も怒りません。むしろ、「流行りなんぞ関係ない!これが俺の書きたいモノなんだ!」って気概を持ってほしいです。私はそういう熱量のある作品が並ぶ時代が来てほしい。


……とまあ、そんなところでした。
長引いた!本日はここまで。

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