男の娘ですがばれないように復讐心を養っております。
食事と水浴び
 エレンと出会って数日がたった。俺たちはエレンを旅に加えることになった、
なぜ一緒に来ることになったかを語るには時間が足りなくなるので
割愛するが、最近水浴びしてると背筋がゾクリとする視線を感じる。
あと、寝るときも俺の布団だけ誰かが寝ていたような形跡が度々ある、正直怖い。
「よし、二人とも今日はここで野宿だ」
リーダーのように仕切るライトはせっせとテントを立てていく。
本当にライトはリーダーの素質があるな、村にいた時も……
「どうしたのヤイバ? 泣いているの?」
「っつ……あはは。何でもないよ、目にゴミが入っただけ」
「そう。私は料理の準備をするから、テント立てるのお願いね?」
「あぁ、任せてよ。俺もエレンの料理楽しみだから」
エレンの料理は母さんと同じくらい美味しいんだ。
「ヤイバ、手伝ってくれ!」
お、ライトが呼んでる、早くいくか。
そういえば、あのテントどこにしまっていたんだろう。立てたら三部屋できるテントって……後で聞いてみるか。
「わかった今行く!」
数分後。
「できた。お疲れヤイバ」
「しかし、でかいよね」
「そうか?」
そうか? なんて言っているが俺の家と同じぐらいの大きさだ、これをいつもう二人で立てるのは骨が折れる……まぁ、そのあとのエレンの食事が楽しみなんだが。
「二人ともできたわよ」
「まってました! 行こうぜヤイバ」
「まてって!」
「手を洗いなさいよ? あ、ヤイバはこれで手を拭いて?」
なぜか、エレンは俺に優しい、いつもふくものを……あれ? なんでこの布、三角形なんだ?
「なぁ、ヤイバ」
「な、なんだよ」
「それってエレンの……パンっごふゃ!?!」
「ら、ライトオオォォ!??」
い、今、ライトがすごい速さで吹き飛んでいっちまった。何がどうなってやがるんだ!? ま、まて犯人は大体わかっている。
「なぁに? さ、食べましょう?」
「は、はい」
なんて笑顔だ、だが、その目は聞いたら喰らうと言っているようだ……おそろしい。
「しかし、エレンは料理がうめーな」
「っなぁ!?」
なんで、吹き飛んだライトが平然と食事をしているんだ!?
「ッチ ほらヤイバも食べて?」
「あ、はい」
と言った事が初日にもあった訳で今では普通の光景になっている。あ、パンツで手を拭いたりはしていないから。
「上手かった。ごちそうさん」
「食べたら洗っておいてね?」
「やっぱりエレンは料理が上手だね」
「ありがとう、嬉しいわ。あ、ヤイバはそこに置いといて、後で一緒に洗うから」
ここで断ると泣かれるから断らないことにしているんだ……初日はいつまでも泣き止まなくてエレンが『水浴び一緒にしてくれたら泣き止む』っていうお願いを聞いて泣き止んでもらったんだっけ……あの時はいろいろ危なかった。
「じゃあ、お願いしようかな」
「いつもズリィーな」
「なにか?」
「い、いやなんでもねーよ」
しかし、エレンのライトへの態度はいつまでたってもかわらないな。
「ねぇ、ライト」
「なんだ?」
「水浴びしにいかないか?」
「ブホッごほっごほっ」
「ちょ、エレン大丈夫!?」
「み……み、ず」
みみず? いや、水が欲しいのか
「まってて。すぐに水持ってくるから」
「ち、ちが」
「ちょいまて、たぶん水が欲しいんじゃなくてお前と水浴びがしたいってことだろ」
「え、そうなの?」
うわぁ、すごく首降ってる。
「でも、俺、男なんだよ?」
「まぁ、偶にはいいだろ。してやれよ、なぁ?」
「わかったよ。先に行ってるからね?」
「はい!」
このあと滅茶苦茶、体を洗われた……
冷たい。
つづく
なぜ一緒に来ることになったかを語るには時間が足りなくなるので
割愛するが、最近水浴びしてると背筋がゾクリとする視線を感じる。
あと、寝るときも俺の布団だけ誰かが寝ていたような形跡が度々ある、正直怖い。
「よし、二人とも今日はここで野宿だ」
リーダーのように仕切るライトはせっせとテントを立てていく。
本当にライトはリーダーの素質があるな、村にいた時も……
「どうしたのヤイバ? 泣いているの?」
「っつ……あはは。何でもないよ、目にゴミが入っただけ」
「そう。私は料理の準備をするから、テント立てるのお願いね?」
「あぁ、任せてよ。俺もエレンの料理楽しみだから」
エレンの料理は母さんと同じくらい美味しいんだ。
「ヤイバ、手伝ってくれ!」
お、ライトが呼んでる、早くいくか。
そういえば、あのテントどこにしまっていたんだろう。立てたら三部屋できるテントって……後で聞いてみるか。
「わかった今行く!」
数分後。
「できた。お疲れヤイバ」
「しかし、でかいよね」
「そうか?」
そうか? なんて言っているが俺の家と同じぐらいの大きさだ、これをいつもう二人で立てるのは骨が折れる……まぁ、そのあとのエレンの食事が楽しみなんだが。
「二人ともできたわよ」
「まってました! 行こうぜヤイバ」
「まてって!」
「手を洗いなさいよ? あ、ヤイバはこれで手を拭いて?」
なぜか、エレンは俺に優しい、いつもふくものを……あれ? なんでこの布、三角形なんだ?
「なぁ、ヤイバ」
「な、なんだよ」
「それってエレンの……パンっごふゃ!?!」
「ら、ライトオオォォ!??」
い、今、ライトがすごい速さで吹き飛んでいっちまった。何がどうなってやがるんだ!? ま、まて犯人は大体わかっている。
「なぁに? さ、食べましょう?」
「は、はい」
なんて笑顔だ、だが、その目は聞いたら喰らうと言っているようだ……おそろしい。
「しかし、エレンは料理がうめーな」
「っなぁ!?」
なんで、吹き飛んだライトが平然と食事をしているんだ!?
「ッチ ほらヤイバも食べて?」
「あ、はい」
と言った事が初日にもあった訳で今では普通の光景になっている。あ、パンツで手を拭いたりはしていないから。
「上手かった。ごちそうさん」
「食べたら洗っておいてね?」
「やっぱりエレンは料理が上手だね」
「ありがとう、嬉しいわ。あ、ヤイバはそこに置いといて、後で一緒に洗うから」
ここで断ると泣かれるから断らないことにしているんだ……初日はいつまでも泣き止まなくてエレンが『水浴び一緒にしてくれたら泣き止む』っていうお願いを聞いて泣き止んでもらったんだっけ……あの時はいろいろ危なかった。
「じゃあ、お願いしようかな」
「いつもズリィーな」
「なにか?」
「い、いやなんでもねーよ」
しかし、エレンのライトへの態度はいつまでたってもかわらないな。
「ねぇ、ライト」
「なんだ?」
「水浴びしにいかないか?」
「ブホッごほっごほっ」
「ちょ、エレン大丈夫!?」
「み……み、ず」
みみず? いや、水が欲しいのか
「まってて。すぐに水持ってくるから」
「ち、ちが」
「ちょいまて、たぶん水が欲しいんじゃなくてお前と水浴びがしたいってことだろ」
「え、そうなの?」
うわぁ、すごく首降ってる。
「でも、俺、男なんだよ?」
「まぁ、偶にはいいだろ。してやれよ、なぁ?」
「わかったよ。先に行ってるからね?」
「はい!」
このあと滅茶苦茶、体を洗われた……
冷たい。
つづく
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