ただの日記。

とびらの

自分用創作メモメモ。

琥珀石について

琥珀こはくまたはコハク(英: Amber、アンバー)は、天然樹脂の化石であり、宝石である。半化石の琥珀は、コーパル(英: Copal)という。
バルト海沿岸で多く産出するため、ヨーロッパでは古くから知られ、宝飾品として珍重されてきた。
鉱物ではないが、硬度は鉱物に匹敵する。色は、黄色を帯びたあめ色のものが多い。

琥珀は純物質ではないが、主成分は高分子のイソプレノイドである。これは、樹液に含まれるテルペンが天然樹脂やその化石となる過程の高温・高圧の下で、酸化、蒸発、重合などの化学変化を起こし、その結果として生じた重合体である[。
「琥」の文字は、中国において虎が死後に石になったものだと信じられていたことに由来する。

英語で電気を意味するelectricityは琥珀を擦ると静電気を生じることに由来している

虫入り琥珀について

琥珀は樹脂が地中で固化してできるものであるため、石の内部に昆虫(ハエ、アブ、アリ、クモなど)や植物の葉などが混入していることがある。こうしたものを一般に「虫入り琥珀」と呼ぶ。 昆虫やクモ類などは通常の化石ではあり得ないような細部まで保存されていることから化石資料としてきわめて有用である。ただし、小説『ジュラシックパーク』の設定のように、数千万年前に琥珀に閉じ込められた生体片のDNAを復元することは実際には不可能である。

なお、市販の「虫入り琥珀」については、コーパルなどを溶解させ現生の昆虫の死骸などを封入した、いわば「人造虫入り琥珀」である場合がある。

琥珀の利用

ネックレス、ペンダント、ネクタイピン、 ボタンやカフリンクス、指輪などの装身具に利用。
人類における琥珀の利用は旧石器時代にまでさかのぼり、北海道の「湯の里4遺跡」、「柏台1遺跡」出土の琥珀玉(穴があり、加工されている)はいずれも2万年前の遺物とされ、アジア最古の出土例となっている
(ゆえに「人類が最初に使用した宝石」とも言われる)。また、バイオリンの弓の高級なものでは、フロッグと呼ばれる部品に用いられることがある。

その他の利用法
漢方医学
(南北朝時代の医学者陶弘景著書『名医別録』)いわく
琥珀の効能について「一に去驚定神、二に活血散淤、三に利尿通淋」(精神を安定させ、滞る血液を流し、排尿障害を改善するとの意)。

ポーランドのグダンスク地方では琥珀を酒に浸し、琥珀を取り出して飲んでいる。

琥珀色
アンバー
amber

琥珀のような色、すなわち、透明感のある黄褐色や、黄色よりの橙色を、琥珀色、または英語にならってアンバーと呼ぶ。たとえば、ウイスキーの色あいをやや詩情を込めて述べるとき、この言葉を使うことがある。また自動車関連で、方向指示器などの色は一般に「アンバー」と呼ばれる。

また、純色のうち、黄色と橙色の間にあたる色を amber と呼ぶことがある。信号機の黄色も英語では amber と表現する場合がある。


ホッと癒されるようなぬくもりを感じる琥珀。
200万年~1千万年という長い年月をかけて樹脂が固まってできる希少な石。
その宝石言葉は「誰よりもやさしく」「家族の繁栄・長寿」で、実は昔から“幸運を呼ぶ石”とされている。
ヨーロッパでは、琥珀をプレゼントすること=「幸運を贈る」ことを意味する
また、同じものが二つとない琥珀だから、“自分だけの宝物”として安産のお守りや病・厄除けのために身に付ける人も多いそう。
シックな色合いで丸い輝きのためオトナっぽくなりすぎるが、シルバーのデザインと組み合わせたり、削り出し加工が可能。
珍しい、愛らしいハートシェイプもある。

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