リアルの幼馴染みがこんなに萌えないものだなんて

石原レノ

死闘のエピローグ

さて、我が高校の体育祭終盤には、毎年恒例の『棒倒し』が行われる。参加選手は立候補、推薦、運で決められる。最後の運は置いといて、あとの二つは実力者が選ばれるのだが、、、
「何で俺が選ばれちゃうんだよ。止めてよ死んじゃうって」
運というのは、担任のくじ引きで決まる枠である。毎年毎年この運枠でひ弱そうなやつが選ばれる度にそいつが病院送りになるという都市伝説まで設立されたくらいだ。
そしてそれに選ばれたのが俺という様である。
ルールは至ってシンプル。5本の各色の柱を倒した選手の色に特典が加算され、1本を残した4本が倒されると1回戦終了。この過程を計三回繰り返し、最終的に特典が一番高い色が勝ちである。
これだけ見ればただの棒倒しなのだが、、、
「みんなぁぁぁぁあ!殺気立ってるかァァァァ!?」
「う゛お゛ぉぉぉぉお!」
「っしゃぁぁぁぁぁぁあ゛!」
「ぶっ〇してやっぞゴルァ!」
「ひゃっはーーー!」
いや最後、、、。
こういうやつで溢れかえっているから俺は気が落ち着かない。だって病院なんて嫌だもん
「瀧ー!頑張んなさいよ!」
声がした方へ目を向ければ、真優が元気そうに手を振っていた。あーやって無邪気な顔をしているところは可愛らしいものである。
俺は軽く手を振り返して元の向きへと向き直る。後少しでもいい最後の難関が始まってしまう。もうこうなったら死ぬ覚悟をして行くしかない。だって、、、
「へへ、、へへへ、、」
「ふっ、ふふふっ、、」
俺の隣の人間は2人ともやばい顔をしながら手に包帯を巻き付けていた。なにこれ超怖い
「それでは!今年度のフィナーレ!『死闘!死んでももがけ!デッドファイト!』を、始めます!」
「うおおおおおおお!」
「ぎゃーーーーー!」
これは本当にヤクザの闘争になるかも知れない。俺はそう内心覚悟を決めた、、、死ぬ。

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