リアルの幼馴染みがこんなに萌えないものだなんて

石原レノ

瀧の趣味

「な、何だと、、、!」
日曜日のある昼下がり、自宅にてソファに横になり、いじっていたスマホの画面を見ながら俺は驚愕の言葉と表情をあらわにする。
「どうかしたの?」
家に遊びに来ていたリンと美優と真優はTVゲームを遊んでいた。愛華が昼食を作りながら俺に問いかけてくる。愛華が問いかけたのと同時にリン達のコントローラーを動かしていた手が止まり一点集中して俺を見つめる。モテる男は辛い
「いやな、俺の好きなシリーズがアニメ化するんだってよ」
「それって『幼馴染みって最高ですね』ってやつ?」
愛華が俺の読んでいるラノベのシリーズの中の一つの名前を出す。リンは表情にクエスチョンマークを出していたが、美優と真優は俺の好きなカテゴリを知っているのでそこまで疑問に思ってはいなかった。
「いや違うな」
「なら『彼女よりも妹よりも幼馴染み!』じゃないの?」
次は真優が俺に言ってくるがこれもまた違う。次に口を開いたのは美優でタイトルは
「ならなら『あの夢のような幼馴染み恋愛劇をもう1度!』とか?」
「それも違うな、、、ふっ、、、ズバリ正解は『幼馴染み戦闘』だ!」
『幼馴染み戦闘』とは主人公の幼馴染みがそれはもう激しいまでの戦闘をして主人公を勝ち取るというストーリーである。様々なタイプのヒロインも存在しており、俺が好きなタイプは妹と男の、、、こほん。
「毎回毎回思うけどあんたが読む本ってどれも変なタイトルばかりよね」
真優がどうでも良さそうな顔をしてそんなことを言ってきた。流石に俺の幼馴染み(二次)好き本能は怒りを顕にする。
「なんだと、、、あのな!幼馴染み(二次)はいいものばかりだ!タイトルが変だと?目に飴玉でも詰まってんじゃねえのか!?俺はな真の幼馴染み(二次)信者だ!そうでもないお前が幼馴染み(二次)を批評する権利は断じてない!ものを言うのであれば原作を読んでから言え!」
俺の懇親の怒号混じりの言葉を聞いて俺以外の家にいる人物が固まったまま呆れた顔をしている。
「あんたのその愛とやらには誰も勝てないんでしょうね、、、」
こうして俺の、佐々波瀧の幼馴染み愛は再び何度目かにしてもまた語られた。多分この先飽きもせずに語るのであろう、、、そう
「全ては幼馴染み(二次)のためだ」

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